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ベンガル人の好奇心

旅人がバングラデシュに足を一歩踏み入れたその瞬間から、
外国人である者は直ちにベンガル人達の好奇の的となってしまう。
それだけこの国を訪れる旅行者がいないという事の証明でもあり、
それは外国人慣れしたお隣インドとは雲泥の差となっている。

そんな現象はバングラデシュ全土で共通しているのだが、
当然地方の田舎に行く程、その傾向は幾分強くなってくる。
町を歩いていると、僕等を目にした人々は必ず強い視線をぶつけ、
僕等の全身、一挙手一挙手に注目をする。

少しでも英語が分かる者は、ほとんどが声を掛けてくるが、
皆訊いてくる内容はほぼ同じ。
『カントリ-?』
『ユア、カントリ-?』
『フィッチ、カントリ-?』
『リブ?』

こんな単純な英単語が、まず最初に僕等に投げかけられてくる。
どこの国からやって来たのか・・、それが最も気になるようだ。
『ジャパニ!』、僕がそう返答をする。
『オ~、ジャパニ!』、質問者は満足そうに頷き、
周囲に群がってきた人々に対し、自慢げにその旨を伝える。

続けて訊いてくるのが、一緒にいる相方岳登のこと。
『ブラザ-?』
こう訊かれる事がほとんどで、その度に『マイサン!』と言葉を返す。

『オ~、マイサン!』、と尋ねてきた者は又も同じように頷き、
顔も知らないであろう周囲の人々に、再び自慢げにその旨を伝える。
彼等バングラ人の目には、本当に兄弟に映っているのだろうか。

そして次の質問が、僕等がここにいる目的。
仕事で来ていると思われている事が多く、
その都度『トラベル!』と返し、再々度彼等の了解を得なければならない。

この3つが関心事の基本となり、それでもまだ物足りない者は、
名前、子供の数、旅の期間、バングラの印象・・等、次々と訊いてくる。
町角で立ち止まりガイドブックを広げたものなら、
目の前には、たちまち10人以上のベンガル人が集まっている。

彼等にいちいち対応していたのでは、こちらの身が持たない。
好奇の目でジロジロ見てくる者、話しかけてくる者は、
バングラの景色の一部と捉え、適当に流すのが良策と言えるだろう。

中には英語が分からないのに、僕等に近寄ってくる勇敢な者もいる。
しかし何の心配もいらない。
何か言いたそうな顔をしている者には、察しこちらから言葉を送ればいい。

『ジャパニ、マイサン、トラベル!』
知りたいであろうこの3つの言葉を投げかけると、
すっきりしたような笑みを浮かべ、周りの者に伝えながらどこかへと去って行く。

旅行者のいないどこか閉鎖的なこの国の、
ベンガル人の好奇心自体が、この国一番の観光資源なのかもしれない。

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参りました



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| '12黄金のベンガル編 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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