FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

今、確かにダッカにいる~黄金のベンガル編(2)

2011年12月23日
昆明~バングラデシュ・ダッカ



今、僕達は確かにダッカにいる。
途切れることのない車のクラクションが、賑やかな町を大きく包み込んでいる。
道路はバスやタクシ-、CNGやリキシャで隙間なく埋め尽くされ、
ここに大量のダッカ市民が加わり、道路は肝心の役割を果たしていない。

旅が始まって、所詮まだ2日。
だが既に幾つかのパプニングを乗越え、ようやくこの地に辿り着く事が出来た。
オ-ルドダッカ入口にあるこの高層ホテルは大通りに面し、その騒がしさは想像を絶する。

ダッカでも最安値クラスのホテルに宿を取ったが、TVがあり部屋もそこそこ清潔だ。
他のアジア諸国と比べても全く見劣りせず、逆に質がいいくらい。
岳登は相当疲れたようで、隣りのベットで既に寝息を立て眠っている。

それも無理はない。
さすがの岳登とて、このダッカの喧騒や人込みにはかなり面喰っていたからな・・


昨夜僕は腕時計のアラ-ムを6時に設定、そして5時間の睡眠を経て出発の時を待った。
何せ空港へと向かう時刻を、昨夜から全く知らされていない。
部屋にコ-ルを入れると言ってはいるが、万一置き去りにされたら誰が責任を取るのだ。
日記を書いたりホテルの周囲を散歩したりして出発の様子を小まめに伺うが、
ホテルのロビ-には、未だ誰一人集まって来ない。

心配になり受付の中国人女性に問い質しても、答えは相変わらず ”ノ-タイム”。
時折廊下で見慣れた顔ぶれを見つけては、安堵し胸を撫で下ろす。

立派な顎鬚を蓄えたムスリムのバングラ人、
マイ枕を持ち歩く欧米系の中年女性、
バングラ人の夫を持つ日本人ファミリ-、
JICA風の若者達・・。

受付で支給された朝食では空腹は満たされず、ホテル近くの食堂で麺を1杯食べてみる。
辛いが美味い、さすが中国。
P1070033_convert_20120128142619.jpg
昆明の食堂

急いでホテルに戻るが、まだ出発の気配はない。
一旦部屋で寛ぐ事にするが、直ぐに心配になってはロビ-の偵察を繰り返す。
不安を抱えているのは僕だけではないようで、ロビ-ではバングラ人が受付に尋ねていた。
それにより明瞭な時刻が初めて示される。
”おそらく、14時出発・・”
それはフライトの時刻であり、その数時間前にこのホテルを発つ事になる。

ロビ-の椅子に座り時間を潰していると、更に嬉しい情報が飛び込んで来た。
11時に皆で外に出て、近くのレストランで昼食を食べさせてくれる・・と言う。
そして待ち望んだ11時、ロビ-には同じ状況下に置かれた乗客達が一斉に集まってきた。
ホテルを出て、ぞろぞろと町を歩く。
大通りを横断して、とある中華レストランに入った。

回転式の丸テ-ブルに、次々と大皿の料理が運ばれてくる。
そのどれも大変美味しく、お櫃の御飯を何度もおかわりし、むさぼる様に食べ続けた。
僕も岳登もここぞとばかりに食べたのは、間違いなく今回の旅で最も豪華な食事となるからだ。
出発のタイムリミット12時に楽しい食事は強制終了、迎えのバスで空港へと向かう。
出国手続、荷物検査を終え搭乗口に向かうと、直ぐに搭乗が始まった。
P1070034_convert_20120128142757.jpg
豪華な中華料理(勿論フリ-)  ※同席のバングラ人は皆秀才ばかり

そして今、ここはバングラデシュの首都ダッカ。
日本の国土の4割程の小国の中に、日本をも上回る1億5千万人余りの国民が暮らしている。
シャ-ジャラル国際空港から出た時、初めて感じたあの人の多さ、
CNGで空港から市内へと向かう時、身をもって知った道路の混雑状況、
そして已む無く乗ったリキシャから見下ろした、あの町のざわめき・・。
そのどれも、これまで見た事のない異様な光景であった。
P1070040_convert_20120128142857.jpg
ダッカ・シャ-ジャラル国際空港
P1070041_convert_20120128142942.jpg
CNG  ※途中で故障、修理も虚しく後続をリキシャに託す

数百人、数千人と見渡せる大群集の中に、外国人旅行者は僕と岳登しかいない。
完全に僕等二人だけ、このダッカで浮いている。
観光国でない事は充分承知の上で来ているが、どこか心細さも拭えない。
僕等の乗ったリキシャを取り囲むタクシ-、CNG、リキシャ等は皆僕等の方を凝視している。
何だか、とても凄い国に来てしまったようだ。

到着は夕方遅くになってしまったが、運良くホテルは一発で決まった。
1年ぶりとなる本場のカレ-やチャパティ(ルティ)、チャイ(チャ-)も味わう事が出来た。
国や言語こそ違えど、男達はルンギ-を腰に巻き、インドにでもいるかのように思えてきた。
P1070044_convert_20120128143028.jpg
ダッカの食堂

『帰って来たな・・』

途絶えることのない壮絶なクラクションを浴び、人込みにまみれた夜のダッカを歩き、
僕と岳登はそう言葉を交わしていた。


ダッカ・バイタスサミ-ル泊-550Tk


朝食(麺6元) CNG(210Tk) リキシャ(40Tk) ホテル(550Tk) 夕食(カレ-、ルティ95Tk) チャ-(5Tk)  計6元、900Tk 



ブログランキングに参加中。『子連れ旅行』バナ-のクリックをお願いします。→にほんブログ村 旅行ブログ 子連れ旅行へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



| '12黄金のベンガル編 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://gakuto2164.blog85.fc2.com/tb.php/419-6610656a

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT