表銀座
【山域】燕岳(2762m)、大天井岳(2922m)、西岳(2758m)、槍ヶ岳(3180m)
【日時】平成20年8月14日~8月17日
【天候】晴れ後雨、雨後晴れ、晴れ後雨、雨後曇り
【岳人】岳登(小3)、僕
1日目
中房温泉(6:30) 朝早く妻に遠方の中房の地まで送ってもらう。登山者用駐車場は既に満杯。盆の朝着では駐車場の確保は困難かもしれない。それに合わせ登山者も異常に多い。僕等は送迎だけなので駐車場より更に上の登山口まで進んでもらい下車。妻とは息子との記念写真を撮りお別れ。これから登る合戦尾根、岳登は小1以来2回目である。このコ-スは約30分毎に休憩ベンチがあり、登山道は非常に良く整備されている。第一ベンチを下った沢で水を汲むが、どうしても枝が混じってしまう。あまり当てにしない方がいいだろう。順調に各ベンチを通過し合戦小屋に到着。この小屋名物のスイカは800円。ちと高いな。いつか食べてみたいが贅沢は禁物、今日は我慢しよう。道中ベンチで見かけた顔ぶれは、皆美味しそうにスイカを頬張っていた。
第一ベンチ(7:07、7:30)
第二ベンチ(7:53、8:02)
第三ベンチ(8:33、8:43)
富士見ベンチ(9:14、9:24)
合戦小屋(10:00、10:10)
燕山荘幕営地(11:18) 合戦尾根を登り切り、ようやく稜線に躍り出た。テント設営後、昼食を取る。ガスが多く、目の前にあるはずの燕岳は姿を見せてくれない。稜線上の奇岩を一つ一つ見物しながら、燕岳の山頂に立った。来た道を振り返ると、燕山荘の先に明日歩く稜線が続いていた。ただその稜線を境に長野県側はすっぽりガスに覆われていた。

奇岩

燕岳

燕山荘幕営地
【日時】平成20年8月14日~8月17日
【天候】晴れ後雨、雨後晴れ、晴れ後雨、雨後曇り
【岳人】岳登(小3)、僕
1日目
中房温泉(6:30) 朝早く妻に遠方の中房の地まで送ってもらう。登山者用駐車場は既に満杯。盆の朝着では駐車場の確保は困難かもしれない。それに合わせ登山者も異常に多い。僕等は送迎だけなので駐車場より更に上の登山口まで進んでもらい下車。妻とは息子との記念写真を撮りお別れ。これから登る合戦尾根、岳登は小1以来2回目である。このコ-スは約30分毎に休憩ベンチがあり、登山道は非常に良く整備されている。第一ベンチを下った沢で水を汲むが、どうしても枝が混じってしまう。あまり当てにしない方がいいだろう。順調に各ベンチを通過し合戦小屋に到着。この小屋名物のスイカは800円。ちと高いな。いつか食べてみたいが贅沢は禁物、今日は我慢しよう。道中ベンチで見かけた顔ぶれは、皆美味しそうにスイカを頬張っていた。
第一ベンチ(7:07、7:30)
第二ベンチ(7:53、8:02)
第三ベンチ(8:33、8:43)
富士見ベンチ(9:14、9:24)
合戦小屋(10:00、10:10)
燕山荘幕営地(11:18) 合戦尾根を登り切り、ようやく稜線に躍り出た。テント設営後、昼食を取る。ガスが多く、目の前にあるはずの燕岳は姿を見せてくれない。稜線上の奇岩を一つ一つ見物しながら、燕岳の山頂に立った。来た道を振り返ると、燕山荘の先に明日歩く稜線が続いていた。ただその稜線を境に長野県側はすっぽりガスに覆われていた。

奇岩

燕岳

燕山荘幕営地
2日目
燕山荘幕営地(6:00) 朝から生憎の雨。テント内で朝食を済ませ、テント撤収。雨の中でのこの作業程嫌な事はない。雨具を羽織り稜線を歩く。”表銀座”と呼ばれるこの縦走路。言うなれば北アルプスの目抜き通りで、素晴らしい眺望の中雲上トレイルを楽しむ事が出来る。しかしこの天候ではそれも期待出来ない。非常に残念。

休憩

雨の縦走路
蛙岩(6:35)
大下りの頭(7:00)
大天井への分岐(8:30)
大天荘(9:15、10:00)

大天井岳
大天井ヒュッテ(10:30、10:40)
ヒュッテ西岳幕営地(13:35) 大天荘を過ぎる頃から徐々に雨も上がってきた。青空も見えるが、雲は稜線より下まで降りてきている。ようやくヒュッテ西岳の看板が見えてきた。誰もいない幕営地にテント設営。東鎌尾根の先にそびえる槍ヶ岳。この最終目的地をテント内から拝めるように向きを決めた。西岳を往復。広々とした幕営地に戻ると息子はハンドスプリングをして遊び始めた。ヒュッテで買ったキリン一番絞り、キンキンに冷えたこのビ-ルを常念を背に飲み干す。ん~、気分は最高だ。

ヒュッテ西岳幕営地と槍

西岳

一番絞りと常念
3日目
ヒュッテ西岳幕営地(6:03) 縦走最終日、いよいよ東鎌尾根に足を踏み入れる。鎖場や痩せ尾根を慎重に通過していく。進む先には槍ヶ岳が穂先を天に向けているのが良く見える。その穂先が少しずつ僕等に迫ってきた。正確に言うなら、僕等が穂先に迫っているのだ。クライマックスの3日目、天候に恵まれ本当に良かった。

痩せ尾根
水俣乗越(7:16) 窓と呼ばれる難所が現れた。ポッコリ岩山を一気に急降下する。長いハシゴが設置されているが、降りた先はわずかな幅を残し両脇に切り立っている。非常に高度感があり気を抜けない。無事にこの難所を越えると槍もぐっと近づいてきた。ヒュッテ大槍到着。眼下のカ-ルには殺生ヒュッテや登山者の姿、その上の稜線上には槍ヶ岳山荘の赤い屋根がはっきり目に映った。不安定な浮石が密集する槍直下の斜面を横切る。最後の登りを終えると槍ヶ岳山荘に到着した。

窓

東鎌尾根
ヒュッテ大槍(9:38、9:55)
槍ヶ岳山荘幕営地(11:08) 早速山荘でキャンプ受付を済ませ、指定された区画に幕営。ここでは自由に場所を選べないのが辛いが、指定された区画からも目の前に槍を望む事が出来た。天候が崩れる前に穂先を目指す事にした。岩やハシゴをよじ登り、最終目的地の槍ヶ岳の頂に立った。しかし狭い山頂は非常に風が強く立っていられない。雨も降り出してきた。強風に吹き飛ばされないよう、低姿勢でハシゴにつかまり慎重に下山。山荘に着く頃には雨も本降りになってきた。山荘の自販機でビ-ルとジュ-スを買い雨宿りするも、雨は一向に止む気配はない。その上、この寒さでは折角の冷えたビ-ルも美味しくはない。ずぶ濡れ覚悟でテントまで駆け抜けた。

槍直下

山荘到着

山荘から望む槍

槍の登り

槍ヶ岳

槍の下り

自販機で乾杯
4日目
槍ヶ岳山荘幕営地(6:13) 最終日は朝から雨。昨日のうちに槍に登っておいて良かった。雨の中テントを撤収し、長らく歩いてきた稜線を後にする。飛騨乗越からは長い下りが待っている。今回は下るだけだからまだいいが、登るとなると結構堪える。ここで雷鳥親子に遭遇。ガスで視界が効かない中、愛くるしい鳴き声が辺りを包んでいた。

槍ヶ岳山荘幕営地
槍平小屋(8:40、9:00)

藤木レリ-フ
滝谷出合(9:45、9:53)
白出小屋(11:00、11:13)
穂高平小屋(11:55、12:10)
新穂高(13:00) 最後の難関である長い林道歩きに耐え、無事山行は終了。以前からずっと気になっていた縦走路を息子と共に歩けた事に深い喜びを感じている。行き帰り共送迎してくれた妻に感謝したい。3人で外食をし、談笑の下帰路についた。

新穂高
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燕山荘幕営地(6:00) 朝から生憎の雨。テント内で朝食を済ませ、テント撤収。雨の中でのこの作業程嫌な事はない。雨具を羽織り稜線を歩く。”表銀座”と呼ばれるこの縦走路。言うなれば北アルプスの目抜き通りで、素晴らしい眺望の中雲上トレイルを楽しむ事が出来る。しかしこの天候ではそれも期待出来ない。非常に残念。

休憩

雨の縦走路
蛙岩(6:35)
大下りの頭(7:00)
大天井への分岐(8:30)
大天荘(9:15、10:00)

大天井岳
大天井ヒュッテ(10:30、10:40)
ヒュッテ西岳幕営地(13:35) 大天荘を過ぎる頃から徐々に雨も上がってきた。青空も見えるが、雲は稜線より下まで降りてきている。ようやくヒュッテ西岳の看板が見えてきた。誰もいない幕営地にテント設営。東鎌尾根の先にそびえる槍ヶ岳。この最終目的地をテント内から拝めるように向きを決めた。西岳を往復。広々とした幕営地に戻ると息子はハンドスプリングをして遊び始めた。ヒュッテで買ったキリン一番絞り、キンキンに冷えたこのビ-ルを常念を背に飲み干す。ん~、気分は最高だ。

ヒュッテ西岳幕営地と槍

西岳

一番絞りと常念
3日目
ヒュッテ西岳幕営地(6:03) 縦走最終日、いよいよ東鎌尾根に足を踏み入れる。鎖場や痩せ尾根を慎重に通過していく。進む先には槍ヶ岳が穂先を天に向けているのが良く見える。その穂先が少しずつ僕等に迫ってきた。正確に言うなら、僕等が穂先に迫っているのだ。クライマックスの3日目、天候に恵まれ本当に良かった。

痩せ尾根
水俣乗越(7:16) 窓と呼ばれる難所が現れた。ポッコリ岩山を一気に急降下する。長いハシゴが設置されているが、降りた先はわずかな幅を残し両脇に切り立っている。非常に高度感があり気を抜けない。無事にこの難所を越えると槍もぐっと近づいてきた。ヒュッテ大槍到着。眼下のカ-ルには殺生ヒュッテや登山者の姿、その上の稜線上には槍ヶ岳山荘の赤い屋根がはっきり目に映った。不安定な浮石が密集する槍直下の斜面を横切る。最後の登りを終えると槍ヶ岳山荘に到着した。

窓

東鎌尾根
ヒュッテ大槍(9:38、9:55)
槍ヶ岳山荘幕営地(11:08) 早速山荘でキャンプ受付を済ませ、指定された区画に幕営。ここでは自由に場所を選べないのが辛いが、指定された区画からも目の前に槍を望む事が出来た。天候が崩れる前に穂先を目指す事にした。岩やハシゴをよじ登り、最終目的地の槍ヶ岳の頂に立った。しかし狭い山頂は非常に風が強く立っていられない。雨も降り出してきた。強風に吹き飛ばされないよう、低姿勢でハシゴにつかまり慎重に下山。山荘に着く頃には雨も本降りになってきた。山荘の自販機でビ-ルとジュ-スを買い雨宿りするも、雨は一向に止む気配はない。その上、この寒さでは折角の冷えたビ-ルも美味しくはない。ずぶ濡れ覚悟でテントまで駆け抜けた。

槍直下

山荘到着

山荘から望む槍


槍の登り

槍ヶ岳


槍の下り

自販機で乾杯
4日目
槍ヶ岳山荘幕営地(6:13) 最終日は朝から雨。昨日のうちに槍に登っておいて良かった。雨の中テントを撤収し、長らく歩いてきた稜線を後にする。飛騨乗越からは長い下りが待っている。今回は下るだけだからまだいいが、登るとなると結構堪える。ここで雷鳥親子に遭遇。ガスで視界が効かない中、愛くるしい鳴き声が辺りを包んでいた。

槍ヶ岳山荘幕営地
槍平小屋(8:40、9:00)

藤木レリ-フ
滝谷出合(9:45、9:53)
白出小屋(11:00、11:13)
穂高平小屋(11:55、12:10)
新穂高(13:00) 最後の難関である長い林道歩きに耐え、無事山行は終了。以前からずっと気になっていた縦走路を息子と共に歩けた事に深い喜びを感じている。行き帰り共送迎してくれた妻に感謝したい。3人で外食をし、談笑の下帰路についた。

新穂高
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| '08山行記録 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑