荒川三山(3)
【山域】烏帽子岳(2726m)、前小河内岳(2784m)、小河内岳(2801m)、板屋岳(2646m)、荒川前岳(3068m)、荒川中岳(3083m)、荒川東岳(3141m)、千枚岳(2879m)
【日時】平成23年7月18日
【天候】晴れ
【岳人】岳登(小6)、僕
3日目
高山裏避難小屋(4:42) テント場の朝は早い。僕等は3時起床。湯を沸かし目覚めのコ-ヒ-を飲み、荷をまとめテント撤収。そうこうしている間、他に4組いたテント場の登山者は皆先に発って行った。僕も含め皆台風を心配し、早く山から下りようとしているのだろう。避難小屋の親父に声を掛け、高山裏を後にする。『オジさん、ありがとう!』、『オゥ、気をつけてな!』。何かと難しい頑固爺さんだったけど、きっと根は優しいんだ。最後の一事でそう感じた。山行最終日、荷物は随分と減り足取りも軽い。深い樹林帯で朝日を向かえ、難無く板屋岳まで登り切る。

高山裏避難小屋幕営地 ※テント場の朝は早く、僕等が一番最後となった

樹林帯の朝
板屋岳(5:25、5:37) 板屋岳で荷を下ろし、一度肩や足を休ませる。この先も深い森がしばらく続くが、体調はすこぶる良い。順調に森林限界を抜け、遠かった小河内岳を終に目の前に捕らえた。稜線に出ると風が強い。少し肌寒く、たまらず長袖を羽織る。”嫌な風だな、何とか午前中くらいは雨よ持ち堪えてくれ・・”、祈るように頂を目指す。

瀬戸沢ノ頭 ※もしや背後が大日影山だろうか

烏帽子が仙丈と重なった
小河内岳(7:40、8:02) これで今日の難関を乗り切った。先程吹き付けていた冷たい風はここに来て落ち着き、素晴らしい眺望が僕等を迎えてくれた。ようやく朝食、メロンパンを美味しく頂く。この先稜線歩きの軽い下り登りを繰り返し、前小河内岳、烏帽子岳と順に目指す。

小河内岳 ※仲睦ましい年配のご夫婦が1組

ザレた稜線
烏帽子岳(9:08、9:18) この3日間、とても楽しい縦走だった。これで先週の無念は少しは晴れたかな。稜線に別れを告げ、三伏峠から長い下りに差し掛かる。三伏峠が位置看板10/10なので、この先9/10、8/10、7/10・・と順に追う事になる。それにしても丸太を利用した工作物が多い。登山道の荒れた箇所や道幅の狭い箇所、高低差のある箇所等に、通路や架け橋、階段等が随所に設けられている。破損している箇所も多く、その工作物ばかり信用するのも危ないが整備のご苦労が伺える。

烏帽子岳 ※ここにも年配ご夫婦が1組、僕の理想の像だ

三伏峠小屋と幕営地

日本一高所の峠 三伏峠

塩川ル-トは通行止め
水場(10:11、10:17) 7/10を過ぎ6/10へと向かう頃、水場に到着。ここで休憩、喉を潤し頭を冷やす。4/10を過ぎ、コルで小休止。最後の位置看板1/10を過ぎ、林道終点まで下り切った。先程からパラパラ小さな雨が落ち始めている。”何とか持ってくれよ・・”。早足で林道を駆け歩く。遥か向こうにはゲ-ト駐車場の車が確認出来るが、中々遠そうだ。願い虚しく、雨が少し降ってきた。すかさずザックにカバ-を被せ、更に急ぐ。雨はそれ以上雨粒を増す事はなく、何とか最後まで持ち堪えてくれた。

鳥倉林道まで出ると、遥か遠くに駐車場が見える
鳥倉林道ゲ-ト(11:46) 着替えを済ませ駐車場を発つ。駐車場の車は大分と減っていたが、路肩駐車する車の姿は延々と下まで続いていた。凄い人気のある山域なんだな・・、確かに稜線であの絶景を見たら誰もが又来たくなるのかもしれない。とても充実した3日間の行程を終え、鳥倉を後にした。

鳥倉林道ゲ-ト
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【日時】平成23年7月18日
【天候】晴れ
【岳人】岳登(小6)、僕
3日目
高山裏避難小屋(4:42) テント場の朝は早い。僕等は3時起床。湯を沸かし目覚めのコ-ヒ-を飲み、荷をまとめテント撤収。そうこうしている間、他に4組いたテント場の登山者は皆先に発って行った。僕も含め皆台風を心配し、早く山から下りようとしているのだろう。避難小屋の親父に声を掛け、高山裏を後にする。『オジさん、ありがとう!』、『オゥ、気をつけてな!』。何かと難しい頑固爺さんだったけど、きっと根は優しいんだ。最後の一事でそう感じた。山行最終日、荷物は随分と減り足取りも軽い。深い樹林帯で朝日を向かえ、難無く板屋岳まで登り切る。

高山裏避難小屋幕営地 ※テント場の朝は早く、僕等が一番最後となった

樹林帯の朝
板屋岳(5:25、5:37) 板屋岳で荷を下ろし、一度肩や足を休ませる。この先も深い森がしばらく続くが、体調はすこぶる良い。順調に森林限界を抜け、遠かった小河内岳を終に目の前に捕らえた。稜線に出ると風が強い。少し肌寒く、たまらず長袖を羽織る。”嫌な風だな、何とか午前中くらいは雨よ持ち堪えてくれ・・”、祈るように頂を目指す。

瀬戸沢ノ頭 ※もしや背後が大日影山だろうか

烏帽子が仙丈と重なった
小河内岳(7:40、8:02) これで今日の難関を乗り切った。先程吹き付けていた冷たい風はここに来て落ち着き、素晴らしい眺望が僕等を迎えてくれた。ようやく朝食、メロンパンを美味しく頂く。この先稜線歩きの軽い下り登りを繰り返し、前小河内岳、烏帽子岳と順に目指す。

小河内岳 ※仲睦ましい年配のご夫婦が1組

ザレた稜線
烏帽子岳(9:08、9:18) この3日間、とても楽しい縦走だった。これで先週の無念は少しは晴れたかな。稜線に別れを告げ、三伏峠から長い下りに差し掛かる。三伏峠が位置看板10/10なので、この先9/10、8/10、7/10・・と順に追う事になる。それにしても丸太を利用した工作物が多い。登山道の荒れた箇所や道幅の狭い箇所、高低差のある箇所等に、通路や架け橋、階段等が随所に設けられている。破損している箇所も多く、その工作物ばかり信用するのも危ないが整備のご苦労が伺える。

烏帽子岳 ※ここにも年配ご夫婦が1組、僕の理想の像だ

三伏峠小屋と幕営地

日本一高所の峠 三伏峠

塩川ル-トは通行止め
水場(10:11、10:17) 7/10を過ぎ6/10へと向かう頃、水場に到着。ここで休憩、喉を潤し頭を冷やす。4/10を過ぎ、コルで小休止。最後の位置看板1/10を過ぎ、林道終点まで下り切った。先程からパラパラ小さな雨が落ち始めている。”何とか持ってくれよ・・”。早足で林道を駆け歩く。遥か向こうにはゲ-ト駐車場の車が確認出来るが、中々遠そうだ。願い虚しく、雨が少し降ってきた。すかさずザックにカバ-を被せ、更に急ぐ。雨はそれ以上雨粒を増す事はなく、何とか最後まで持ち堪えてくれた。

鳥倉林道まで出ると、遥か遠くに駐車場が見える
鳥倉林道ゲ-ト(11:46) 着替えを済ませ駐車場を発つ。駐車場の車は大分と減っていたが、路肩駐車する車の姿は延々と下まで続いていた。凄い人気のある山域なんだな・・、確かに稜線であの絶景を見たら誰もが又来たくなるのかもしれない。とても充実した3日間の行程を終え、鳥倉を後にした。

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| '11山行記録 | 08:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
ありがとうございました
こんにちは。
南アルプス・荒川三山では道中ご一緒させていたたぎ、楽しい一時ありがとうございました!
最高の景色でしたね!
ブログ拝見させていただきましたが、いろいろな山へ出かけられていますね。
百高山達成に向け、頑張ってください♪
こちらは今、木曽御嶽山(3067m)の山上にいます。
山上からの風景をまたブログにアップしますので、よろしければこちらの方もまたよろしくお願いします。
お互い楽しい山旅をしましょう!
またどこかでお会いした際はよろしくお願いします。
ありがとうございました。
| あつし | 2011/07/28 09:58 | URL |