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ナマステの笑顔~インド編(29)

2011年1月13日
ジャイサルメ-ル (キャメル・サファリ1日目)



・・前回の続き


15時20分、ガイドとコックはようやく重い腰を上げ、キャラバンの再開となった。
”オイオイ、もうすぐ夕方だぞ!”
僕は胸の内でそう思ってはいたが、このスロ-なペ-スがキャメル・サファリなのだろう。
タ-バンの長老がラクダを持ち去って行ったので、隊列を組むラクダは2頭となる。
最後尾の岳登は嬉しそうな表情を浮かべ、ラクダの縦揺れにも上手に対応しているようだ。
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水場は人間やラクダのオアシスとなる
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手綱を引けば、ラクダは易しくついて来る
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キャラバン最後尾は任せたぞ!


この辺りから、風力発電の巨大なプロペラが多く目立ち始めてきた。
キャラバンは荒野をゆっくりと進んでいる。
期待した砂一面の”砂漠地帯”ではなく、サボテンが生い茂る”砂礫地帯”とでも言おうか。
一行は再び通りがかりの村に立ち寄る事になる。

20人程の村の子供達が、興味深そうに一斉に僕等に駆け寄ってきた。
それはどことなく宇宙人でも見ているかのような、少し遠い眼差し。
リ-ダ-格の少年が『ペン、ペン!』と僕等に言葉を投げかけてくれば、
幼げな少女は『チョコレ-ト・・』と片方の手を差し出し、言葉を呟いてくる。

その中でも岳登はかっこうの餌食となり、身動きが取れない程子供達に囲まれている。
そんな岳登はかなり引きつった表情を浮かべ、驚きを隠せず困惑している。
簡素な石造りの家の中を見学させてもらうと、子供達もぞろぞろ家の中に入ってくる。
僕等が家の外に出れば、大勢の子供達も外に出る。
僕等が歩けば、子供達も後を追い歩く。
僕等が足を止めれば子供達も足を止め、僕等の次の挙動に注目が集まる。

子供達に『ナマステ!』と挨拶を送る。
小さな少年は微笑み、ようやく笑顔を見せてくれた。
僕はすかさずカメラを取り出すと、皆嬉しそうに自ずと並び始めた。
撮影した画像を再生プレビュ-で確認しようとすると、僕の周りには子供達が群がってきた。
そして輪の中で座り込んでいる僕は、その勢いに押し潰されそうになる。

『分かったから押すな、押すな!』と手で合図をしながら子供達に画像を見せる。
僕の大げさなアクションにも、子供達は大喜び。
次第に互いの心が開けてきた。

岳登が発する訳の分からぬ日本語を、子供達が真似して声にする。
岳登はこれが楽しかったらしく、先程までの引きつった顔が今では笑顔に変わっていた。
僕等の前には常に村中の子供達がいて、僕等はその中心にいる。

僕は両手を合わせ、『ナマステ!』と子供達に挨拶。
すると子供達も両手を合わせ、『ナマステ!』と大きな声を揃え返してくれる。
続けて『コンニチハ!』と僕が言葉を送ると、
子供達もニコニコと白い歯を見せ、『コンニチハ!』と元気良く返してくれる。
村の大人達も子供達の後ろで、楽しそうに微笑んでいる。
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ナマステの笑顔
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国境を越えて
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カメラを向けると我先にと子供達が押し寄せもう大変、気の利いた大人が木の枝で柵をしてくれた

そして、いよいよ別れの時。
ラクダの待つ離れた場所まで、子供達はわざわざ僕等の為に見送りに来てくれた。
大荒野の中、両手を高々と上げ手を振るその姿はいつまでもいつまでも続き、
夕暮れ前の強い陽射しと重なり、感動的なシルエットとなって徐々に見えなくなっていった。
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別れの時
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大きな風車の下、手を振る子供達

18時、キャンプ地に到着。
高台に立ち、沈み行く太陽の最後をしっかりと見送った。
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日没

キャンプ地ではコックが中心となり、火を起こし夕食の準備に取り掛かっている。
焚き火を囲み、コックが入れてくれたチャイをすする。
コックの実に手馴れた調理風景を眺め、渡された生のニンジンを時折かじり完成を待つ。

夕食はカレ-にチャパティとライス。
手際よくコックの手の平で大きく広がっていくチャパティを、
ガイドが鉄板の上で焼き加減を見計らいつつ、素手で器用にひっくり返していく。
僕なら確実に鉄板で火傷をしてしまうところだ。
岳登には少し辛かったようだが、とても美味しく満腹となった。
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1日目の夕食
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焚き火

肌寒くなり焚き火にあたりたいが、僕等の座る場所は煙の通り道となり、近づくと目にしみる。
21時、ガイドが寝床を用意してくれた。
砂の上にマットを敷き、上には毛布2枚。
岳登は同じくマットの上に、寝袋と毛布。
ワイルドな彼等は砂の上に寝転がるのかと思っていたが、ここは意外にも僕と同じようだ。

今日一日頑張ってくれたラクダに『オヤスミ・・』の挨拶を言おうと、ガイドと共に暗闇を探し歩く。
ようやく見つけたラクダは、キャンプ地から離れた場所で黙々と木の葉を食べていた。
僅かな月明かりに浮かぶその光景は、大自然が作り出した神秘的なもの。
寝床に戻り横たわると、目の前には満点の星空と綺麗な半月が美しく輝いていた。
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砂の上で就寝


キャメルサファリ・砂漠泊-priceless


朝食(揚げプ-リ-特大15Rs、バナナ4本10Rs、バナナジュ-ス10Rs)  計35Rs



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