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輪廻転生~インド編(12)

2010年12月30日
バラナシ



・・前回の続き

ダシャ-シュワメ-ド・ガ-ト。
ガンジス河で最も込み合うこのメインガ-トには、小さなボ-トが何隻も停留し、
ボ-トマンが客引きに精を出している。
せっかくなので、交渉の後1時間100Rsのボ-トに乗ってみる事にした。

ボ-トは非常にスロ-なペ-スでガンジス河を下っていく。
時折ボ-トの方向を修正する以外、ボ-トマンはオ-ルに頼る事はない。
ガ-ト沿いをゆっくりと、河の流れだけに身を任せ進む。
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ボ-ト漕ぎ

数多く点在するガ-トでは、実に様々な光景が繰り広げられている。
沐浴し祈りを捧げる人、
泡まみれになり体を洗う人、
忙しそうに洗濯をしている人、
水遊びを楽しむ子供達、
ガ-トに座る人、
ガ-ト沿いを歩く人、
暇そうな野良牛、
それらを眺める観光客・・
そんな光景をぼんやり河上より観察していると、時間はゆったりと過ぎていった。
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入浴する人
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洗濯屋

ふと腕時計に目を移す。
『やばい、約束の1時間まで残り10分しかない!』
ボ-トマンは時間を気にしていないのか、延長料金を取ろうと企んでいるのか分からないが、
急いで戻るよう、慌てて指示を出した。

帰りはオ-ルを使いまともに漕ぎ出すと、ボ-トは逆流にも負けず進み、
1時間を少し過ぎるくらいでメインガ-トに戻る事が出来た。
約束の100Rsを払い地上へと降りた。

ボ-トから見たガ-トの日常風景は地上で見るものと違って見え、
その一つ一つを演じるインド人アクタ-の行動を対面のスクリ-ンで見ているかのようであり、
かなり鮮明に僕の脳裏に刻まれた。
河上からの眺めに気のない岳登は、終始汚く濁ったガンガ-の水面を目で追っていた。
死体を探していたらしい。

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ガ-トに多い見事な壁画
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お調子者  ※そんなポ-ズを取ったって、金はやらないよ!
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クリケットを楽しむ若者


メインガ-トからガンガ-沿いを北上して行くと、他とは明らかに形相を変えたガ-トがある。
”マニカルニカ-・ガ-ト”。
ここは火葬場となっており、死者を焼く炎の煙が常にガンジスの空目掛け立ち込めている。
死者は竹を組み合わせた担架によって遺族等に担がれ、このガ-トまで運ばれてくる。
遺体は担架に乗せられたままガンガ-の聖水で清められた後、
河沿いの土の上に積まれた薪の上に乗せられ、更に遺体の上にも薪が積まれていく。
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マニカルニカ-・ガ-ト(火葬場) ※撮影厳禁

着火材代わりの笹の葉に火が点けられ、
遺体を囲み、僧侶と遺族とで写真撮影が行なわれる。
その後、僧は遺体の周りを数回回り、薪下の空間に火の点いた着火材が投げ入れられる。
遺体に積まれた薪にも同じように火が点けられる。

白い布に包まれた遺体はガンガ-の水に浸された事で、その容姿は鮮明となり、
頭部や痩せ細った手や足が死者の最後の姿をさらけ出している。
完全に焼き終えるまでに3時間程度かかるらしく、
遺族等は悲しげな表情を浮かべその様子を見守っている。
傍らでは牛や野良犬が自由気ままに歩き回っており、
野良犬は死者の生を引き継いだかのような可愛い赤ん坊を数匹胸に抱えていた。

焼き終えると遺骨は灰と共にガンガ-に流され、その生涯はここに幕を閉じる。
人生を全うしていない子供等は石の重しを付けられ、ガンガ-の河底に沈められる事になる。

ガ-トから町のストリ-トへと抜ける小路は”オ-ルドバラナシ”とでも言わんばかりに、
中世の面影をかもし出し、僕に大変な興味を与えてくれた。
どんな細い路地にも売店、チャイ屋やラッシ-屋等の露店が点在し、路地歩きも楽しい。
牛はこんな所でもその大きな図体で狭い道を塞ぎ、どこを目指すでもなくノソノソ歩いている。
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壺ラッシ-(15Rs)
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甘菓子(10Rs)  ※マサラ味のふわふわクリ-ムで美味
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ヴィシュワナ-ト小路
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安食堂は相席が普通
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バラナシのガ-ンディ-

バラナシには多くの野良牛がいるが、”ほとんどの牛には買主がいて夜は家に帰る”と言う。
迷路のように入り組んだこの町で、果たして牛達は本当に家に戻れるのか少々疑問も残るが、
”放牧先が町の中”というのが何ともインドらしい話だ。

夜のプ-ジャ-を見た後、バタフライを成功させたご褒美に日本食レストランへと向かった。
店内は日本人ばかりで、自ずと期待も膨らんできた。
僕は60Rsの豚カツ(ライス付き)、岳登は60Rsのカツ丼を注文。
メニュ-表は日本語の記載もあり、おまけに写真入りで非常に分かりやすい。
値段もそこそこ良心的で、”行きつけにしようかな”なんて思ったりもした。
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夜のガ-ト

岳登の頼んだカツ丼、インドである事を考えればまずまずの味であった。
そして僕の頼んだ豚カツ、その味は散々たるものであった。
砂糖でも入れているのかタレが妙に甘く、カツ丼にも言えるが肉は非常に硬くカチカチ。
インドである事を多めにみたとしても、食べれる代物ではなかった。
付け出しのキムチもしかり。
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しゃん亭  ※カツ丼はともかく、豚カツと付出しのキムチはとても食べれない

早朝のガンジス河でバタフライから始まり、ボ-ト、火葬場、夜のプ-ジャ-・・
今日はほとんど一日、ガンガ-と共に過していた。
インド人をこれ程まで引き付けるガンジス河、
その魅力はやはり計り知れない。


バラナシ・SandhyaGH泊-200Rs


人力車(10Rs) チャイ(3Rs×2) バラモンお布施(10Rs) 朝食(屋台スナック14Rs×2) ボ-ト(1時間100Rs) 壺ラッシ-(15Rs) 黄色甘菓子(10Rs) ステッカ-(3枚10Rs) マフラ-(50Rs) Tシャツ(50Rs) 昼食(タ-リ-30Rs、ド-ナツ15Rs) 神様下敷(40Rs) ポストカ-ド(5Rs×2) 夕食(豚カツ60Rs、カツ丼60Rs) 肉串(5Rs×2) SandhyaGH(200Rs×2泊分) 計914Rs



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