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横たわるマルコス~フィリピン編(17)

2009年1月9日
フィリピン・ラワグ



昨夜僕等親子は、ビガンを目指してマニラを経った。
しかし考えを変え、行き先をラワグに変えた。
正直、経由地のビガンで降りる自信がなく、
バス終着駅のラワグまで行く気になっていた。

深夜未明、バスはビガンのタ-ミナル到着。
ほとんどの乗客が下車。
こんなに分かりやすいとは思わなかった。
ビガンでは誰も降りず、眠ている間に降り過ごしてしまう。
勝手に描いていたイメ-ジである。

当初の計画通り、ここで下車しようとも思った。
時刻は、まだ夜明け前の3時。
朝まで時間を潰すような店も無さそうだ。
これに対し、ラワグにはマクドナルドやジョリビ-もある。
そうだ、やはりラワグしかない。



早朝5時前、終着のラワグ到着。
街灯もない暗闇の中、ヘッドライトを装着し、通りを歩く。
居場所をつかもうと地図と見比べる。
・・・あれは!
居場所をつかむ前に、行こうと決めていた宿の看板を発見。
ラワグ到着
ラワグ到着

ここでレガスピの宿を思い出した。
ヘタにチェックインして、「24時間後に出ていけ!」
では、こちら側は非常に困る。
とりあえず、時間稼ぎを兼ね、眠る町を偵察。
ジョリビ-だ!
フィリピンのファ-ストフ-ド店である。
朝食セットを2つ頼む。
岳登に昨日の日記を書かせ、時間を潰す。
ジョリビ-
夜明け前のジョリビ-

この日記が、なかなかの傑作なのである。
毎日2時間くらいかけ、ペ-ジ一杯書かせる。
写真やレシ-ト、パンフレット、宿の名刺を張り巡らし、
帰国後、担任の先生へ提出する。
本人にとっても一生の宝物となるだろう。
だから、僕は妥協はしない。
B型の岳登は非常に飽きっぽく、次第に字が雑になってくる。
すかさず、厳しい父の拳骨が飛んでくる。
日記は半分は泣きながら書いている。
その為、涙の跡も多い。

日記も書き終え、外も明るくなってきた。
先程見つけた宿にチェックイン。
テキシカノ・ホテル。
この国に来て、一番印象が良い。
310ペソのこの部屋はトイレ、シャワ-は共同だが、ベットが2つ。
枕、シ-ツも清潔。
ファンもよく回転してくれる。
その上、歯ブラシセットまで人数分用意されている。
当然バスタオルも2枚ある。
ロビ-も広くてきれい。

ラワグの町を歩いてみる。
聖ウィリアム大聖堂、ベルタワ-、州庁舎を見学。
商店街を歩き、岳登にサンダルを購入。
履いていたサンダルは既にボロボロ。
意外に小さな町だ。
ラワグでは郊外に見所が多いらしい。

ジプニ-に乗り、バタックへ。

マルコス博物館。
元大統領マルコスの机、椅子、歴史的写真等展示されている。
この奥に、石造りの霊廟がある。
厳重に管理された扉の向こうには、
1989年に亡命先のハワイで病死したマルコスの冷蔵遺体が。
ここの一番の目玉だ。
透明ケ-スに安置され、横たわっていた。
係員は本物だと説明するが、人形のようにしか見えない。
ここはマルコス参りのフィリピン人が非常に多い。
是非写真を撮りたかったが、撮影禁止。
係員の目を盗もうと試みたが、無理であった。
マルコスの机
マルコスの机

パオアイまで歩いてみる。
しかし、30分経っても着く気配はない。
結局断念。
トライシクルに20ペソで運んでもらう。
ここパオアイには、世界遺産サン・オウガスチン教会がある。
相当古いのは一目瞭然。
1774年の築とある。
パオアイ教会
パオアイ・サンオウガスチン教会

帰りは最初からジプニ-に乗り、ラワグまで戻る。
昨夜の夜行で疲れており、宿で少し仮眠。

市場で庶民に混じり、夕食を取る。

この町の夜は、大変賑やか。
夕方になると、ナイトマ-ケットが軒を並べ、
公園では舞台がセットされ、何やら音響テストが始まった。
何が始まるのだろう。
だんだんと待ち遠しくなってきた。
ラワグ
ハリウッドならぬラワグ


ラワグ・テキシカノH泊-310ペソ



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