ガンジス河でバタフライ~インド編(11)
2010年12月30日
バラナシ
聖なる大河、ガンジス河(ガンガ-)。
ガンガ-の下に生を受け、
ガンガ-と共に暮らした人々は、
やがて灰となり、ガンガ-の下へ返っていく。

ガンジス河
人々はこの河で髪を洗い、体を洗い、歯を磨き、洗濯をする。
死者は遺族や見物客等の目前で火葬され、灰となり、ガンガ-に流されていく。
生涯を全うしなかった幼子は、重しを付けられガンガ-の河底に沈められる。

髪を洗う婦人
お供えの花が流れ、
ゴミが流れ、
動物の糞までもがガンガ-の流れへと導かれていく。
ヒンドゥ-教徒だけに留まらず、全ての人間にとってこの河は大きな意味を持つ。

祈るサドゥ-
この町にはインドの他の観光地のように、人間が作り上げた歴史的遺産はない。
しかしここバラナシはデリ-やア-グラ-をも遥かに超える活気で溢れ、
野良牛や野良犬等の動物も伸び伸びと生き、その数も明らかに多い。
人間を含め命ある全ての生き物が、ガンガ-と共に今を生きている。
ガンガ-沿いには幾つものガ-トGhat(堤)があり、
人々は沐浴し、ガンガ-の大河に祈りを捧げる。
その中でも最も有名なのが、通称メインガ-トと呼ばれるダシャ-シュワメ-ド・ガ-ト。
インド人にとっても、ここだけは特別な意味を持つようで、
入場するには軽いセキュリティ検査を通過しなければならない。
先日の爆弾テロ事件の影響で警戒を強めているのかもしれない。

壁側面の修復箇所が生々しく事件を物語っている
雨季の時期にはガンガ-の水嵩もかなり増すらしく、
ガ-ト上に建つ建物の壁にはかなり上部まで砂跡が残っていた。

本来ピンク色である建物の中央付近まで氾濫の砂跡が残る
バラナシ
聖なる大河、ガンジス河(ガンガ-)。
ガンガ-の下に生を受け、
ガンガ-と共に暮らした人々は、
やがて灰となり、ガンガ-の下へ返っていく。

ガンジス河
人々はこの河で髪を洗い、体を洗い、歯を磨き、洗濯をする。
死者は遺族や見物客等の目前で火葬され、灰となり、ガンガ-に流されていく。
生涯を全うしなかった幼子は、重しを付けられガンガ-の河底に沈められる。

髪を洗う婦人
お供えの花が流れ、
ゴミが流れ、
動物の糞までもがガンガ-の流れへと導かれていく。
ヒンドゥ-教徒だけに留まらず、全ての人間にとってこの河は大きな意味を持つ。

祈るサドゥ-
この町にはインドの他の観光地のように、人間が作り上げた歴史的遺産はない。
しかしここバラナシはデリ-やア-グラ-をも遥かに超える活気で溢れ、
野良牛や野良犬等の動物も伸び伸びと生き、その数も明らかに多い。
人間を含め命ある全ての生き物が、ガンガ-と共に今を生きている。
ガンガ-沿いには幾つものガ-トGhat(堤)があり、
人々は沐浴し、ガンガ-の大河に祈りを捧げる。
その中でも最も有名なのが、通称メインガ-トと呼ばれるダシャ-シュワメ-ド・ガ-ト。
インド人にとっても、ここだけは特別な意味を持つようで、
入場するには軽いセキュリティ検査を通過しなければならない。
先日の爆弾テロ事件の影響で警戒を強めているのかもしれない。

壁側面の修復箇所が生々しく事件を物語っている
雨季の時期にはガンガ-の水嵩もかなり増すらしく、
ガ-ト上に建つ建物の壁にはかなり上部まで砂跡が残っていた。

本来ピンク色である建物の中央付近まで氾濫の砂跡が残る
朝5時、眠気眼に喝を入れ、同宿の日本人青年と共に宿を出た。
外は暗く、まだ町は眠っている。
そんな中、人力車を捕まえメインガ-トへと向かった。
ガ-トの端で空いている場所を見つけ、チャダルを腰に巻き海水パンツに穿き替える。
昨日ムケの店で買ったチャダルは、ここでも大いに役に立った。
そして太陽が昇り始めるのと同じ頃、とうとう僕等は母なる大河に包まれた。
河底はドロドロとしており、時折得体の知れない何かが足裏に当たる。
水温はこの冬の時期にしては思いの外暖かく、歯を食いしばって我慢する程ではない。
色は当然濁りが強く、浅瀬は5mと続かない。

聖杯

肌寒

朝の太陽
傘を立てた台座に座るバラモン、
突堤の高台に立つ警官、
物売りやその場に居合わせたインド人、
多くのインド人に見守られた岳登、
最初は照れていた彼にもやがて火がつき、3度目にして納得のスイムを見せてくれた。
インド人にとって、ヒンドゥ-教徒にとって聖なる大河・ガンジス河。
ここでバタフライをして一体何になるのだろう・・。
少なからず葛藤もしたが、見物客のインド人の拍手を受け何故だか救われた。
沐浴後、僕等のすぐ後ろで台座に座るバラモンは僕の家族全員の幸福を唱えてくれ、
僕の額に浄めの印を押してくれた。
バラモンから供えの花が手渡され、僕はそれをそっとガンガ-に流す。
そして河の水を高くすくい上げ、母なる大河に祈りを捧げた。
バラモンは50ドルという法外なお布施を要求してきたが、
10Rsのみ渡し、静かにその場を立ち去った。
今日ここまで行動を共にしてきた同宿の日本人青年とは屋台での朝食の後別れ、
僕等は再びガ-トへと向かった。

沐浴

ガ-ト

餌に群がる鳥
つづく・・
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外は暗く、まだ町は眠っている。
そんな中、人力車を捕まえメインガ-トへと向かった。
ガ-トの端で空いている場所を見つけ、チャダルを腰に巻き海水パンツに穿き替える。
昨日ムケの店で買ったチャダルは、ここでも大いに役に立った。
そして太陽が昇り始めるのと同じ頃、とうとう僕等は母なる大河に包まれた。
河底はドロドロとしており、時折得体の知れない何かが足裏に当たる。
水温はこの冬の時期にしては思いの外暖かく、歯を食いしばって我慢する程ではない。
色は当然濁りが強く、浅瀬は5mと続かない。

聖杯

肌寒

朝の太陽
傘を立てた台座に座るバラモン、
突堤の高台に立つ警官、
物売りやその場に居合わせたインド人、
多くのインド人に見守られた岳登、
最初は照れていた彼にもやがて火がつき、3度目にして納得のスイムを見せてくれた。
インド人にとって、ヒンドゥ-教徒にとって聖なる大河・ガンジス河。
ここでバタフライをして一体何になるのだろう・・。
少なからず葛藤もしたが、見物客のインド人の拍手を受け何故だか救われた。
沐浴後、僕等のすぐ後ろで台座に座るバラモンは僕の家族全員の幸福を唱えてくれ、
僕の額に浄めの印を押してくれた。
バラモンから供えの花が手渡され、僕はそれをそっとガンガ-に流す。
そして河の水を高くすくい上げ、母なる大河に祈りを捧げた。
バラモンは50ドルという法外なお布施を要求してきたが、
10Rsのみ渡し、静かにその場を立ち去った。
今日ここまで行動を共にしてきた同宿の日本人青年とは屋台での朝食の後別れ、
僕等は再びガ-トへと向かった。

沐浴

ガ-ト

餌に群がる鳥
つづく・・
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| '11インド編 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑