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ラムの一言~インド編(8)

2010年12月27日
ア-グラ-



・・前回のつづき

古都ア-グラ-には、あまりにも有名なタ-ジ・マハルの他にも2つ世界遺産がある。
その一つがア-グラ-城。
宿近くで声を掛けてきたサイクルリクシャ(人力車)に乗り、早速そのア-グラ-城を目指した。

国の財政を傾けてまで、最愛の亡き妻、王妃ムムタ-ズ・マハルとの愛の証として、
タ-ジ・マハルを建築したムガル帝国第5代皇帝シャ-・ジャハ-ン。
時の皇帝は息子のアウラングゼ-ブにより、終に皇帝の座から引きづり降ろされてしまった。
そしてこのア-グラ-城のムサンマン・ブルジュ(囚われの塔)に幽閉される事になる。

遠くヤムナ-河越に、自らが造った偉大なタ-ジ・マハルを眺めつつ、
74歳のシャ-・ジャハ-ンはここで息を引き取った。
一国の皇帝としてはあまりにも身勝手な行動を取っていた悲劇の皇帝は、
この部屋で一体何を想い、妃の眠るタ-ジを眺めていたのだろう。
薄っすらと浮かぶタ-ジを眺め、僕もそんな事を考えていた。
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ア-グラ-城
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ムサンマン・ブルジュ(囚われの塔)  ※遥か右奥にタ-ジを望む
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第5代皇帝の座から引き降ろされたシャ-ジャハ-ン、ここに幽閉され死す
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シャ-・ジャハ-ンが最後に見たタ-ジ


喉が渇いたぞ、ペットボトルの水を飲もうとデイパックのジッパ-に手を当てる。
眼下にある広い中庭ではたくさんの猿が野放しで、自由自在走り回っている。
その内の何匹かの猿と目が合った。
猿は僕の一挙手一挙手を注意深く伺っているようだ。

まさか、それはないよな・・。
バックから未開封のペットボトルを取り出し、開封しようと蓋に手を置いた瞬間、
猿が数匹、凄いスピ-ドで高い壁を攀じ登り、僕の2~3m手前まで走り寄って来た。

僕はとっさに水をバックに仕舞い込み、猿に向け両手を広げ、何もない事をアピ-ル。
猿に対して、人間の僕がアピ-ルした。
まさかこの高低差、この距離を僅か数秒で近寄って来るとは想像もつかなかった。
非常に危なかった。
恐ろしきア-グラ-城の猿、油断も隙もあったものでない。
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城壁
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アマル・スィン門

見学を終え、ア-グラ-城の外に出る。
ここまで僕等を運んでくれた人力車のラムは、門の外でずっと僕等を待ってくれていたようだ。
帰りも気心の知れたラムの人力車に乗り込む。
往路は下りが多かった道中も、復路は当然その逆で上り中心となる。
年配のラムは大汗を掻きながら、一生懸命ペダルを漕いでいる。
しかしそれも長く続かない、終に自転車から降りてしまった。

30年以上の大ベテランとは言え、58歳の体にはやはり辛いのだろうか。
何故だか僕が代わりに自転車を漕ぐことになり、ラムはその間しばし休憩。
交通量の多い大通りで自転車を漕ぐには、かなり目立ち少し恥ずかしくもあったが、
いくら仕事とは言え、彼らの大変さも少なからず分かった。
ラムは確かに片道30Rsでいい仕事をしてくれた。
そして復路の30Rsの為だけに、当てにならない客の事を2時間近くも待っていたのだ。

町では行きつけのチャイ屋も出来た。
料金もツ-リストプライスの5Rsではなく、現地価格の4Rsで通している。
この国では子供達も本当に良く働き、自分達との境遇の差に考えさせられる事も多い。

人力車のラムは移動中の会話の中で、僕にこう言った。
『俺は学校も行っておらず、所詮リクシャマン。だけど自分の子供は今学校に通わせているんだ!』
自分のような人生を歩んでもらわない為に、親として精一杯の愛情を注ぐ。
豊かだろうが、貧しかろうが我が子に対するの親の感情に差はないんだな。

さて、シャンティロッジの屋上レストラン。
先程まで目の前に見えていたタ-ジ・マハルは、今日も薄っすらと姿を隠し始めてきた。
それとは対照的に、周りのネオンはその輝きを増してきた。

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サモサ屋(2個で5Rs)
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路地を歩く牛の群れ
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暗闇のバドミントン
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仲間


ア-グラ-・シャンティロッジ泊-300Rs


朝食(チャイ4Rs×2、サモサ5Rs×2) タ-ジマハル(大人750Rs、子供フリ-) 靴預けチップ(2Rs) ポストカ-ド(3枚12Rs) 昼食(屋台マトンチャ-ハン20Rs×2) 人力車ラム(ホテル~ア-グラ-城30Rs) ア-グラ-城(大人250Rs、子供フリ-) 人力車ラム(ア-グラ-城~ホテル30Rs) 郵便局(エアメ-ル12Rs×3) チャイ(4Rs×2) サモサ(2個5Rs) キ-ホルダ-(5Rs×2) 夕食(ベジチョ-メン60Rs、ベジフライドライス60Rs) キ-ホルダ-(5Rs×2) チャイ(4Rs×2) 計1299Rs



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