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タ-ジ・マハル~インド編(7)

2010年12月27日
ア-グラ-



今日は終日、タ-ジと共に過した。
昨夕に引き続き、宿泊するシャンティロッジの屋上レストラン特等席を陣取り、
360年前のシャ-・ジャハ-ンに想いを重ねてみた。

僕等は相変わらず飲み物なしのベジチョ-メンとベジフライドライスのみ。
これが最も安い料理だが、それでも値は張りそれぞれ60Rs。
だがここで飲むウィスキ-、デリ-の酒屋で仕入れた激安ボトルだが実にいい味を出す。
僕も岳登もここで書く日記はぐいぐいとペンが進み、
ふと顔を移せば、正門を従えたタ-ジ・マハルが目の前にある。
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屋上から望むタ-ジ

昨夜は風邪の影響もあってか、夜中悪寒に震える場面もあった。
しかし風邪薬(バファリン)が効いたのか、比較的朝までゆっくりと眠れ体調も回復。
屋台でサモサとチャイの軽い朝食を済ませ、
いよいよタ-ジ・マハル、その南門へと向かった。
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町のチャイ屋

入場の際、荷物検査がやたら厳しく、ガイドブックや幾つか小物が検査に引っ掛かってしまう。
余分な物は宿に置いて来たつもりが、ガイドブック始め持ち込めない物が実に多い。
セキュリティを通過した岳登を中に置き、遠く離れたロッカ-まで荷物を預けに行く。

しかしここが預かり料20Rsと有料の上、信用も出来そうにない。
駆け足で宿に戻り、パスポ-ト、財布、カメラ以外の物は全て部屋に置いてきた。
再び駆け足で南門へと急ぐ。
今度は荷物検査も無事通過し、岳登と合流。

15年前の入場料は100Rsだったが、今ではなんと破格の750Rs。
インド政府も随分欲を出してきた事が伺える。
南門を抜け広い敷地内を歩く。
さすがにインド一番の見所とあって、インド人や外国人等、実に様々な人種で溢れている。
正門が視界に入った。

門の向こうには、手入れされた庭や池を従えた通路が真直ぐと延び、
道の果てには堂々と、且つ均整の取れたタ-ジ・マハルが、
哀愁を漂わせた表情で、薄っすらと浮かび上がっていた。
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世界一美しい墓
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タ-ジ・マハル


何という存在感。
一体これまでの長い歴史の中で、どれだけの人がこの前に立つ尽くした事だろう。
それは”世界一美しい墓”、”世界一美しい建築物”と呼ぶに相応しい。
ムガル帝国第5代皇帝シャ-・ジャハ-ンは王妃ムムタ-ズ・マハルの死を悲しみ、
その愛を表現すべく、国の財政を傾けてまでこの王妃の墓の建築に全てを懸けた。

世界各地から材料となる貴石や職人が集められ、
22年という長い歳月と莫大な費用が投じられ、1653年ここに完成。
総大理石で造られたその建築物は見る者全てを圧倒し、
一度見た者は生涯頭から離れる事はないだろう。

イスラ-ム建築の慣習にならい靴を脱ぎ、入口のあるフロアへと階段を上がる。
一面大理石の床はひんやりと冷たく、足元からタ-ジの体温が込み上げて来る。
見上げるくらい巨大な入口や周囲を覆う外壁は綺麗な彫刻や彩色で飾られ、
間近で見ると、その繊細さに驚いてしまう。
この建築に一切の妥協はない。
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際立つ花や
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色鮮やかな花
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総大理石の床に
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巨大且つ美しい入口
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意味ある言葉

タ-ジの裏に回り込んでみると、ヤムナ-河のゆったりとした流れが目に入る。
その対岸にあり、広い空地のような遺跡庭園がマタ-ブ・バ-グ。
ここには皇帝シャ-・ジャハ-ンが自らの墓として第2のタ-ジ建設を計画。
黒大理石を用いたこの”黒いタ-ジ”を王妃のタ-ジ・マハルと橋で結び、
”2人の愛を永遠に繋ぐ”という想いがあったが、幻に終わる。

何という壮大なロマン。
それから何百年もの時が経ち、ムガル帝国は滅びたが、この愛の証は今も残っている。
シャ-・ジャハ-ンの想いは間違っていなかった。
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ヤムナ-河とその対岸
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見上げても美しい
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敷地内にあるモスク

何度見ても美しい、本当に美しい。
充分眺めた筈なのに、振り返る度に足が勝手に止まってしまう。
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何度見ても美しい

その場を離れるのは本当に辛いけど、僕等は最後の別れを告げた。
さようなら、シャ-ジャハ-ン、
さようなら、ムムタ-ズ、

そして・・
さようなら、さようなら永遠のタ-ジ。
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本当に美しい


つづく・・



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