仏ヶ尾山
【山域】仏ヶ尾山(1139m)
【日時】平成22年11月21日
【天候】晴れ
【岳人】家族
墓地脇駐車場(7:48) ほとけがおやま。何とも言い難くセンスのない山名である。何度口にしても必ずかんでしまう。国道41号線を上呂駅で折れ飛騨川を渡ると登山口まで自ずと道標が導いてくれる。登山口を少し過ぎ、橋を渡った先にある墓地脇の空地に駐車。今日は家族での山行となる。長女は反抗期、男勝りの三女嶺花は半月板損傷で自宅待機。3歳の四女七夏花を背負子していきなりの急登に向かう。”さぁ、はりきって行きましょう”の道標から隊列を成し歩く。先頭は穂乃花、背負子の僕、重荷の岳登。富士山で燃え尽きた岳登は次第に遅れ、”これから先はまだ長い、一休み”の道標で後退者の岳登を待つ。急登も一段落終え、背負子から七夏花を降ろし少し歩いてもらう。姉と手を繋ぎ何度も転びながら一生懸命歩く。”がんばれ”の道標に勇気付けられ更に歩く。”山頂まであと1.4km”の道標が現れたが、再び急登が始まっていた。既に七夏花は僕に抱っこされている。今更背負う気にはなれない。だが第一関門の”展望どころ”は中々姿を見せてくれない。まだかまだかともがき続けた末、ようやく目指す場所に着いた。

登山口へ向かう

登山口

山頂まであと1.4km
展望どころ(8:38、9:10) 少しだけ開けたこの展望どころ。眩しく射し込む光の先には、蛇行する飛騨川に沿って萩原の街並みが広がっていた。朝食におにぎりを頬張る。今日は我が家の可愛い赤ん坊も一緒、何だか華があっていい。その七夏花を背負い、再び歩き出す。”いのししに注意、山頂まであと1.2km”の道標を越え、意味不明な”ペトログラフ”の道標も越える。この辺りから次第に大きな岩が目立ち始め、尾根は形相を変えた。予想通り登り切った先には次に目指した第2関門の穴岩がどっしりと構えていた。

萩原の町並み

山頂まであと1.2km、猪に注意

岩尾根
穴岩(9:36、9:50) 穴岩に登り下界を見下ろしてみる。眺望は一段と増し、雪を抱いた御嶽山の前衛にはその名の通りの御前山が緩やかな羽を広げていた。”えらくないぞ、あと0.8km”の道標を越え、ついに尾根上まで登り切った。そこには”御嶽大神、白山大神”と刻まれた石碑が祀られ、正面にはかなり年季の入った木製の鳥居が建っている。ここからは心地良い尾根上の散策となる。この時期特有のふわふわとした落葉の絨毯の上を歩き、最後に一登りすると、”ようこそ仏ヶ尾山へ”の看板が嬉しい出迎えをしてくれた。

穴岩

穴岩からの眺め

あと0.8km、えらくないぞ

心地良い尾根道

背負子
仏ヶ尾山(10:16、11:07) 広い山頂には標柱や三角点があり、展望の利く山名を記した案内板まで設置されている。その少し脇には丸太で四方囲ったベンチが設けられ、そこに腰掛け、プリングルスのポテトチップスや缶ジュ-スで登頂を祝った。目の前には先週登った御前山を従えた御嶽山が堂々とそびえている。振り返れば、人為的によるものなのか偶然なのかは分からないが、背丈の高い樹木と樹木の間から端正な白山がその姿を見せてくれた。

仏ヶ尾山 ※左が乗鞍、右が御嶽

御嶽山と御前山(右端)

白山
【日時】平成22年11月21日
【天候】晴れ
【岳人】家族
墓地脇駐車場(7:48) ほとけがおやま。何とも言い難くセンスのない山名である。何度口にしても必ずかんでしまう。国道41号線を上呂駅で折れ飛騨川を渡ると登山口まで自ずと道標が導いてくれる。登山口を少し過ぎ、橋を渡った先にある墓地脇の空地に駐車。今日は家族での山行となる。長女は反抗期、男勝りの三女嶺花は半月板損傷で自宅待機。3歳の四女七夏花を背負子していきなりの急登に向かう。”さぁ、はりきって行きましょう”の道標から隊列を成し歩く。先頭は穂乃花、背負子の僕、重荷の岳登。富士山で燃え尽きた岳登は次第に遅れ、”これから先はまだ長い、一休み”の道標で後退者の岳登を待つ。急登も一段落終え、背負子から七夏花を降ろし少し歩いてもらう。姉と手を繋ぎ何度も転びながら一生懸命歩く。”がんばれ”の道標に勇気付けられ更に歩く。”山頂まであと1.4km”の道標が現れたが、再び急登が始まっていた。既に七夏花は僕に抱っこされている。今更背負う気にはなれない。だが第一関門の”展望どころ”は中々姿を見せてくれない。まだかまだかともがき続けた末、ようやく目指す場所に着いた。

登山口へ向かう

登山口

山頂まであと1.4km
展望どころ(8:38、9:10) 少しだけ開けたこの展望どころ。眩しく射し込む光の先には、蛇行する飛騨川に沿って萩原の街並みが広がっていた。朝食におにぎりを頬張る。今日は我が家の可愛い赤ん坊も一緒、何だか華があっていい。その七夏花を背負い、再び歩き出す。”いのししに注意、山頂まであと1.2km”の道標を越え、意味不明な”ペトログラフ”の道標も越える。この辺りから次第に大きな岩が目立ち始め、尾根は形相を変えた。予想通り登り切った先には次に目指した第2関門の穴岩がどっしりと構えていた。

萩原の町並み

山頂まであと1.2km、猪に注意

岩尾根
穴岩(9:36、9:50) 穴岩に登り下界を見下ろしてみる。眺望は一段と増し、雪を抱いた御嶽山の前衛にはその名の通りの御前山が緩やかな羽を広げていた。”えらくないぞ、あと0.8km”の道標を越え、ついに尾根上まで登り切った。そこには”御嶽大神、白山大神”と刻まれた石碑が祀られ、正面にはかなり年季の入った木製の鳥居が建っている。ここからは心地良い尾根上の散策となる。この時期特有のふわふわとした落葉の絨毯の上を歩き、最後に一登りすると、”ようこそ仏ヶ尾山へ”の看板が嬉しい出迎えをしてくれた。

穴岩

穴岩からの眺め

あと0.8km、えらくないぞ

心地良い尾根道

背負子
仏ヶ尾山(10:16、11:07) 広い山頂には標柱や三角点があり、展望の利く山名を記した案内板まで設置されている。その少し脇には丸太で四方囲ったベンチが設けられ、そこに腰掛け、プリングルスのポテトチップスや缶ジュ-スで登頂を祝った。目の前には先週登った御前山を従えた御嶽山が堂々とそびえている。振り返れば、人為的によるものなのか偶然なのかは分からないが、背丈の高い樹木と樹木の間から端正な白山がその姿を見せてくれた。

仏ヶ尾山 ※左が乗鞍、右が御嶽

御嶽山と御前山(右端)

白山
楽しい山頂での一時も終わり、下山は行きとは違うコ-スを辿る事にした。先週の御前山で味を占めた事もあり、単純に来た道を戻るより、行きとは違うコ-スで下山し周回する方が多少遠回りでも後味が良い。”蓮坂峠”と書かれた方角へ下るとする。登山道は直に姿を変え、薄暗く不気味な杉林に入り込んでいた。空高く直立した杉林の地面には無数の木の根が人の毛細血管のように浮かび上がり、余計に不気味さを際立たせている。下り始めて10分、巻き道と尾根道の分岐が出てきた。ここは巻き道に進んでみる。直に”猪の水浴場”に出くわすが、理解に苦しむ。左手の急斜面に落ちて行かぬよう慎重に山を巻いて進んでいると、先程の尾根道と合流。結局どちらを選んでもたいした差はないようだ。更に尾根上を進んで行くと、右手の眼下に林道が見えてきた。更に進むと蓮坂峠を示す道標が現れた。すぐ右側には林道が見える。ここで林道に出て進路を右に取れば登山口方面に簡単に下れるのだろうが、蓮坂峠を一応確認しておきたい。岳登のみ林道に出し、僕等は蓮坂峠方面に直進。岳登と別れた近道分岐から7分で蓮坂峠に到着。

蓮坂峠へ下山開始

不気味な杉林

巻き道、尾根道分岐

近道分岐 ※登山道を離れ、ここから右に下れば林道はすぐそこ
蓮坂峠(11:40、11:46) 山を下りた道向いには立派な記念碑とお地蔵様が二体。林道はここまでもこの先も綺麗に舗装されており、当初のイメ-ジとは大きく異なった。ここからは長い林道歩きとなる。いよいよ七夏花の出番、頑張って歩いてもらう。峠から3分で岳登に合流。七夏花と手を繋ぎ、楽しく林道を散策。先程林道を眼下に見下ろした尾根道を、今度は逆に林道側から見上げてみる。かなり急ではあるが、どこからでも林道に出れそうだ。

蓮坂峠

地蔵様

岳登と合流 ※奥の尾根道が登山道

兄弟姉妹
東屋(12:07、12:26) 何度も蛇行を繰り返し、東屋までやって来た。東屋の傍には展望台があるが、眺めは良くない。登山道案内図で現在地を確認すると、ここまでで林道歩きの1/3といったところか。林道は何度も何度も屈曲を繰り返す。林道の下に林道が見えていれば、林の中をショ-トカットして近道する事も出来る。七夏花は自らの足で歩くこと1時間、とうとう力尽きた。父の背に負われて数分後、お昼寝の時間に入ってしまった。林道は思ったよりも長く感じた。そしてようやく集落の家屋が見え始めると、待ちわびた林道起点に到着。空地には綺麗な簡易トイレが2個置かれている。登山者の為のものなのか定かではない。蓮坂林道起点から僅かな歩きで、墓地脇に停めていた車が見えてきた。低山ならではの、誰とも会わない静かな山行であった。

東屋
←画像クリックで拡大
登山道案内図

蓮坂林道

蓮坂林道起点
墓地脇駐車場(13:40)

墓地脇駐車場
飛騨川温泉しみずの湯 今回の一番の楽しみは実はここ。毎月第3日曜日は家庭の日、小学生以下は温泉とプ-ルが無料。こんな素敵な情報を今頃になって知り、山は後付けで選んだ。温泉だけではたいして喜ばない子供達もプ-ルとなれば話は別。それも温泉のプ-ルとあって、僕も何だか妙な胸騒ぎがする。温泉やサウナにゆったり1時間浸かり、プ-ルで泳いだ後は再び温泉。これからは毎月第3日曜日はここで決まりだな。
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蓮坂峠へ下山開始

不気味な杉林

巻き道、尾根道分岐

近道分岐 ※登山道を離れ、ここから右に下れば林道はすぐそこ
蓮坂峠(11:40、11:46) 山を下りた道向いには立派な記念碑とお地蔵様が二体。林道はここまでもこの先も綺麗に舗装されており、当初のイメ-ジとは大きく異なった。ここからは長い林道歩きとなる。いよいよ七夏花の出番、頑張って歩いてもらう。峠から3分で岳登に合流。七夏花と手を繋ぎ、楽しく林道を散策。先程林道を眼下に見下ろした尾根道を、今度は逆に林道側から見上げてみる。かなり急ではあるが、どこからでも林道に出れそうだ。

蓮坂峠

地蔵様

岳登と合流 ※奥の尾根道が登山道

兄弟姉妹
東屋(12:07、12:26) 何度も蛇行を繰り返し、東屋までやって来た。東屋の傍には展望台があるが、眺めは良くない。登山道案内図で現在地を確認すると、ここまでで林道歩きの1/3といったところか。林道は何度も何度も屈曲を繰り返す。林道の下に林道が見えていれば、林の中をショ-トカットして近道する事も出来る。七夏花は自らの足で歩くこと1時間、とうとう力尽きた。父の背に負われて数分後、お昼寝の時間に入ってしまった。林道は思ったよりも長く感じた。そしてようやく集落の家屋が見え始めると、待ちわびた林道起点に到着。空地には綺麗な簡易トイレが2個置かれている。登山者の為のものなのか定かではない。蓮坂林道起点から僅かな歩きで、墓地脇に停めていた車が見えてきた。低山ならではの、誰とも会わない静かな山行であった。

東屋

登山道案内図

蓮坂林道

蓮坂林道起点
墓地脇駐車場(13:40)

墓地脇駐車場
飛騨川温泉しみずの湯 今回の一番の楽しみは実はここ。毎月第3日曜日は家庭の日、小学生以下は温泉とプ-ルが無料。こんな素敵な情報を今頃になって知り、山は後付けで選んだ。温泉だけではたいして喜ばない子供達もプ-ルとなれば話は別。それも温泉のプ-ルとあって、僕も何だか妙な胸騒ぎがする。温泉やサウナにゆったり1時間浸かり、プ-ルで泳いだ後は再び温泉。これからは毎月第3日曜日はここで決まりだな。
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