蕎麦角山
【山域】蕎麦角山(1222m)
【日時】平成22年10月30日
【天候】雨
【岳人】穂乃花(小3)、岳登(小5)、僕
薬師堂下ゲ-ト(8:08) 怪我が完治した岳登とやる気満々の穂乃花を引き連れ、飛騨市宮川町を訪れた。国道471号線を北上。西忍の信号を左折し、二股分岐手前に路肩駐車。今日は終日雨の予報。まだ雨は降っていないが、最初から雨具を着用して歩き始める。二股の右、ゲ-トを潜り山頂を目指す。情報に乏しいこの山、やたら林道分岐が多いとの評判を得た。見落とさないように慎重に歩く。

薬師堂下ゲ-ト
林道分岐1(8:25、8:29) 舗装の効いた快適な車道を歩いていると、最初の分岐が現れた。一見ここは直進とも思えるが、先人の情報を信ずるしかない。すると直左手に古びた梯子が目に付くが、これは無視しよう。

分岐1は右へ ※看板等ないので見落とし注意

左手の梯子は無視
舗装終わり(8:35) 最初の分岐から約5分で舗装終了。その先は未舗装とは言え、それ程悪路ではない。しかしこれだけの林道が縦横無尽に張り巡らされているのに、何故ゲ-トで進入を拒んでいるのだろう。

舗装が終わる
林道分岐2(8:43、9:00) 林道は行き当たり、ここで左右に分かれる。朝食休憩をした後、進路は左に取る。道路には見事なまでに朴葉が散乱していた。進む方向左手の森の中から何とも不気味な声が聞こえて来る。ウ~、グ~。何と表現していいのか分からないような低い唸り声。気のせいかなとも思ったが、子供達にもその不気味な声は届いていた。最近やたら熊が多いので熊かもしれない。だけど、熊ってあんな鳴き声だったかな・・。いずれにしても正気ではない事は確かだ。ザックからラジオを取り出し、最大音量で流す。しかし山の雑音に掻き消され、あまり効果はないようだ。熊除けの鈴の音も今日はイマイチ響かない。非常に怖くなり引き返そうか悩んだが、行くも帰るも熊に出会う確立は同じか・・。3人固まり大声で大合唱しながら歩く。『ある~日(ある~日)、森の中(森の中)、熊さんは(熊さんに)、居ません(出会った)。すたこらさっさっさ~のさ~。すたこら、さっさっさ~のさ~♪』 KYな(空気の読めない)穂乃花。僕がせっかく『熊さんは居ません!』と臨機応変に修正したと言うのに、『熊さんに出会った!』なんて糞真面目に叫んでしまう。コラ穂乃花、本当に熊に出会ったらどうするんだい!

分岐2は左へ

朴葉
林道分岐3(9:19) 3つ目の林道分岐は道なりに直進。それにしても噂通り分岐がやたら多い。曲がる曲がらないの判断は先人の情報に委ねるしかない。

分岐3は道なりに直進
林道分岐4(9:59) 4つ目の分岐は右へアクションを起こす。ここは真直ぐ行ってしまいそうだが、先人を信じて右に折れる。するとあっけなく林道終点に到着。何とも奥の深い林道であった。事前に情報を良く調べておいたから迷う事は一切なかったが、この作業を怠ったらまず終点に辿り着かないだろう。この林道、分岐は異常に多いが看板は一切無い。

分岐4は右へ ※ここが一番間違えやすいかも
林道終点(10:05) 林道終点はちょっとした広場になっている。その奥に古びた赤布と真新しいピンクテ-プが目を引く。その足元に踏み跡があり、ここから薮道となる。薮はそこそこ深いが、踏み跡は一応分かる。その踏み跡が消えても、新旧のテ-プが異様に多い。赤布、青や黄色、白のテ-プは各々の時代に活躍したであろう残骸。現役であろうピンクテ-プは今年取り付けられたのか、切れる事無く、軽やかに尾を引き風にたなびいている。これだけあれば迷う方が逆に難しい。山を登り切ると、平坦な森歩きが始まる。ここは踏み跡も薄くテ-プに導かれる。そして最後の登りを経て、蕎麦角山山頂。

林道終点 ※ちょっとした広場になっている

林道終点の奥から薮道 ※踏み跡は明確

新旧のテ-プが異様に多く

薮漕ぎも何のその
蕎麦角山(10:44、11:40) 山頂には三角点と山頂を示す標識が2枚木に掛けられていた。周囲は高い木々に囲まれ眺望はない。この先尾根道が2方向に延びている。両方とも道はしっかりしており目印のテ-プも付いている。つい進んでみたくなるが、どこに出るのかは全く分からない。小雨舞い仕切る中、昼食のおにぎりを食べ、ポテトとジュ-スで無事の登頂を祝う。

蕎麦角山

寂しい山頂
【日時】平成22年10月30日
【天候】雨
【岳人】穂乃花(小3)、岳登(小5)、僕
薬師堂下ゲ-ト(8:08) 怪我が完治した岳登とやる気満々の穂乃花を引き連れ、飛騨市宮川町を訪れた。国道471号線を北上。西忍の信号を左折し、二股分岐手前に路肩駐車。今日は終日雨の予報。まだ雨は降っていないが、最初から雨具を着用して歩き始める。二股の右、ゲ-トを潜り山頂を目指す。情報に乏しいこの山、やたら林道分岐が多いとの評判を得た。見落とさないように慎重に歩く。

薬師堂下ゲ-ト
林道分岐1(8:25、8:29) 舗装の効いた快適な車道を歩いていると、最初の分岐が現れた。一見ここは直進とも思えるが、先人の情報を信ずるしかない。すると直左手に古びた梯子が目に付くが、これは無視しよう。

分岐1は右へ ※看板等ないので見落とし注意

左手の梯子は無視
舗装終わり(8:35) 最初の分岐から約5分で舗装終了。その先は未舗装とは言え、それ程悪路ではない。しかしこれだけの林道が縦横無尽に張り巡らされているのに、何故ゲ-トで進入を拒んでいるのだろう。

舗装が終わる
林道分岐2(8:43、9:00) 林道は行き当たり、ここで左右に分かれる。朝食休憩をした後、進路は左に取る。道路には見事なまでに朴葉が散乱していた。進む方向左手の森の中から何とも不気味な声が聞こえて来る。ウ~、グ~。何と表現していいのか分からないような低い唸り声。気のせいかなとも思ったが、子供達にもその不気味な声は届いていた。最近やたら熊が多いので熊かもしれない。だけど、熊ってあんな鳴き声だったかな・・。いずれにしても正気ではない事は確かだ。ザックからラジオを取り出し、最大音量で流す。しかし山の雑音に掻き消され、あまり効果はないようだ。熊除けの鈴の音も今日はイマイチ響かない。非常に怖くなり引き返そうか悩んだが、行くも帰るも熊に出会う確立は同じか・・。3人固まり大声で大合唱しながら歩く。『ある~日(ある~日)、森の中(森の中)、熊さんは(熊さんに)、居ません(出会った)。すたこらさっさっさ~のさ~。すたこら、さっさっさ~のさ~♪』 KYな(空気の読めない)穂乃花。僕がせっかく『熊さんは居ません!』と臨機応変に修正したと言うのに、『熊さんに出会った!』なんて糞真面目に叫んでしまう。コラ穂乃花、本当に熊に出会ったらどうするんだい!

分岐2は左へ

朴葉
林道分岐3(9:19) 3つ目の林道分岐は道なりに直進。それにしても噂通り分岐がやたら多い。曲がる曲がらないの判断は先人の情報に委ねるしかない。

分岐3は道なりに直進
林道分岐4(9:59) 4つ目の分岐は右へアクションを起こす。ここは真直ぐ行ってしまいそうだが、先人を信じて右に折れる。するとあっけなく林道終点に到着。何とも奥の深い林道であった。事前に情報を良く調べておいたから迷う事は一切なかったが、この作業を怠ったらまず終点に辿り着かないだろう。この林道、分岐は異常に多いが看板は一切無い。

分岐4は右へ ※ここが一番間違えやすいかも
林道終点(10:05) 林道終点はちょっとした広場になっている。その奥に古びた赤布と真新しいピンクテ-プが目を引く。その足元に踏み跡があり、ここから薮道となる。薮はそこそこ深いが、踏み跡は一応分かる。その踏み跡が消えても、新旧のテ-プが異様に多い。赤布、青や黄色、白のテ-プは各々の時代に活躍したであろう残骸。現役であろうピンクテ-プは今年取り付けられたのか、切れる事無く、軽やかに尾を引き風にたなびいている。これだけあれば迷う方が逆に難しい。山を登り切ると、平坦な森歩きが始まる。ここは踏み跡も薄くテ-プに導かれる。そして最後の登りを経て、蕎麦角山山頂。

林道終点 ※ちょっとした広場になっている

林道終点の奥から薮道 ※踏み跡は明確

新旧のテ-プが異様に多く

薮漕ぎも何のその
蕎麦角山(10:44、11:40) 山頂には三角点と山頂を示す標識が2枚木に掛けられていた。周囲は高い木々に囲まれ眺望はない。この先尾根道が2方向に延びている。両方とも道はしっかりしており目印のテ-プも付いている。つい進んでみたくなるが、どこに出るのかは全く分からない。小雨舞い仕切る中、昼食のおにぎりを食べ、ポテトとジュ-スで無事の登頂を祝う。

蕎麦角山

寂しい山頂
林道終点(12:12) 山頂からの下りは藪道に苦戦する事もなく、直に林道終点まで下りて来た。林道をテクテク歩く。幾つかある分岐を軽く交わし、熊の奇襲も運良く逃れ無事ゲ-トまで戻って来た。

帰りは楽勝
薬師堂下ゲ-ト(13:30) 地味な山だったが中々楽しい山行となった。今日みたいな日は熊除けに嶺花を連れて来れば良かったな・・、これは全会一致の意見。彼女の凄まじい泣き声を聞いたら、周囲にひそむ熊はきっと恐れをなし、逃げて行くに違いない。

ゲ-ト
宮川聖地仏舎利塔。
国道を走っていると蕎麦角山と反対方向の山の高台に宮川町の隠れたシンボルが目に入る。この塔の正面にはビルマ(現ミャンマ-)から送られた黄金仏が鎮座しており、束の間のビルマ世界に浸る事が出来る。ミャンマ-国境で迷子になった岳登、再来年はたぶんミャンマ-に行くであろう穂乃花。そんな2人に是非とも見せてあげたかった。

宮川聖地仏舎利塔 ※背後が蕎麦角山

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帰りは楽勝
薬師堂下ゲ-ト(13:30) 地味な山だったが中々楽しい山行となった。今日みたいな日は熊除けに嶺花を連れて来れば良かったな・・、これは全会一致の意見。彼女の凄まじい泣き声を聞いたら、周囲にひそむ熊はきっと恐れをなし、逃げて行くに違いない。

ゲ-ト
宮川聖地仏舎利塔。
国道を走っていると蕎麦角山と反対方向の山の高台に宮川町の隠れたシンボルが目に入る。この塔の正面にはビルマ(現ミャンマ-)から送られた黄金仏が鎮座しており、束の間のビルマ世界に浸る事が出来る。ミャンマ-国境で迷子になった岳登、再来年はたぶんミャンマ-に行くであろう穂乃花。そんな2人に是非とも見せてあげたかった。

宮川聖地仏舎利塔 ※背後が蕎麦角山

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