FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

笠ヶ岳(2)

【山域】弓折岳(2588m)、大ノマ岳(2662m)、抜戸岳(2812m)、笠ヶ岳(2897m)
【日時】平成22年10月16日~10月17日
【天候】晴れ、曇り後晴れ
【岳人】穂乃花(小3)、僕


2日目

秩父平(7:00)  朝3時『パパ、シッコ!』の呼びかけに目を覚ます。テントのジッパ-を開け外に出てみる。昨晩数点だった星屑は満点の星空へと嬉しい変貌を遂げていた。テントに戻り再び就寝。すぐに隣で寝息をたてる穂乃花とは対照的に、僕の目はすっかり冴えてしまった。昨夜は万全の防寒対策で睡眠に挑んだ。上は、Tシャツに長袖ネルシャツ、厚手のフリ-スにカッパ、その上にダウンジャケットを羽織った。下は、パンツに今日穿いた登山ズボン、ウィンドブレ-カ-に寝床兼用予備の登山ズボン、そして最後にカッパを穿き込んだ。それに加え厚手の靴下に毛糸の手袋と毛糸の帽子。完全に露出する肌を隠し、シュラフ&シュラフカバ-の中に潜り込む。その結果心配していた寒さは、我慢出来る範囲で抑える事が出来た。しかし年季の入ったエア-マットがどうも今シ-ズン調子が悪い。空気が直に抜けてしまい、背や腰が痛く、ほぼ1時間おきに目を覚ます。体勢を変えては、朝を待つ腕時計との睨めっこの繰り返しだった。夜明け前起床。まずテントの中で温かいコ-ヒ-、ス-プを飲み脳を覚ます。続いてラ-メンを作り、最後に冷えたおにぎりを放り込み雑炊にして頂く。期待していた朝日は槍穂の稜線に隠れてしまっている。稜線から太陽が顔を出す前に、辺りは完全に朝の光を灯していた。テントを撤収し、お世話になった秩父平に別れを告げる。目の前にそびえる急登を登り詰め、稜線に出る。空気は澄んで視界はいいのだが、流石に稜線まで出るとかなり寒い。昨日一日Tシャツで歩いていたとは到底思えない。稜線の先、目指す笠がとうとう射程圏内に入った。
P1080439_convert_20101019123703.jpg
テント跡地  ※手前の岩に秩父平

抜戸岳(8:12、8:20)  百高山でもある抜戸岳に到着。眺望はいいが、先を急ぐ事にする。笠新道分岐に僕のザックのみ預け、軽装で笠を目指す。穂乃花は手ぶらとなり、動きは実に軽快。閑散としたテント場、一年の役目を終えた笠ヶ岳山荘。夏場の賑わいが夢か幻かのように思えてきた。そして最後の登り。
P1080442_convert_20101019123746.jpg
抜戸岳
P1080445_convert_20101019123836.jpg
チョイと手ぶらで笠まで  ※最奥が笠ヶ岳
P1080446_convert_20101019123949.jpg
閉館した笠ヶ岳山荘

笠ヶ岳(9:36、10:00)  凄いな穂乃花、笠ヶ岳到着だ!岳登じゃあるまいし、まさかこの子まで3年生で登ってしまうとはな・・。山頂からの眺めにもう説明はいらない。リンゴをかじり、笠の空気に身を寄せる。電話も通じた。ママに登頂報告。祠の山ノ神に登頂の御礼を告げ、ついでに下山の無事も祈り山頂を発つ。大笠(笠ヶ岳)に続き、小笠にも登ってみる。山荘からほど近い小笠の頂には見事なケルンが建立していた。高さにして2m近くあるだろうか。さぁ、いよいよ帰路だ。最近気になっていた緑ノ笠を偵察。テント場の下端から鞍部に降りる踏み跡が続いているようだ。ハイ松のような緑で覆われた小山には、尾根付近に筋のような跡が着いているのが伺える。薮漕ぎに耐えれば難無く登頂出来そうだ。来年は岳登と今回の周回コ-スを日帰りするか、あるいは笠新道から笠と緑ノ笠だけの日帰りにするか・・。いずれにしても来年もここに戻ってくる事は間違いない。稜線を歩いていると数人の登山者と擦れ違う。いずれも日帰り風の登山者であった。
P1080448_convert_20101019124048.jpg
Mt.Kasagatake  ※高山市が誇る名峰
P1080450_convert_20101019124128.jpg
山頂でリンゴ
P1080451_convert_20101019124310.jpg
神坂(新穂高)、中尾集落と焼岳
P1080454_convert_20101019124408.jpg
小笠のケルン  ※左の峰が大笠(笠ヶ岳)
P1080457_convert_20101019124552.jpg
サヨナラ 確かこの裏はガンバレ  ※書いた人、Good Job!
P1080458_convert_20101019124722.jpg
緑ノ笠

笠新道分岐(11:20、11:35)  木陰に預けていたザックと再会。長らく楽しませてもらった稜線歩きから、笠新道の下りにかかる。既に杓子平の位置は確認出来る。岩場の急斜面をひたすら下るが、杓子平との距離は一向に近づいた気がしない。

杓子平(12:42、13:07)  ようやく杓子平。笠は既に遠くに見える。昼食に冷えたおにぎりを頬張る。立入禁止の先には踏み跡が続いている。穴毛槍にでも通じているのだろうか。いつか行ってみたい気もする。休憩を終え、杓子平から少し登り森に入る。目の前には槍穂の稜線が聳えていた。そしてその光景は下山中しばらく続く事になる。”何だ、笠新道の眺めも捨てたもんじゃないな・・”と感激に浸る。
P1080464_convert_20101019124805.jpg
杓子平  ※稜線の左が笠ヶ岳
P1080466_convert_20101019125034.jpg
笠新道の景色

2200m道標(13:53、14:03)  黙々と下りに励むが、思うように高度が下がってくれない。目の前の景色がなかったら心が折れてしまいそう。急降下が延々と続く。標高が下がるにつれ、秋の紅葉も綺麗な色を咲かせていた。次第に川の音が大きく響き渡る。しかし林道はそう簡単には現れてくれなかった。
P1080472_convert_20101019125137.jpg
紅葉道

笠新道入口(15:50、16:05)  やっと林道だ!稜線から随分長く感じたな。やはりこの笠新道を登りで利用するとなると、体の小さな子供には大変だろう。逆に健脚者なら時間は相当短縮出来そうだが・・。後は左俣の林道をテクテク歩けばゴ-ルだ。
P1080474_convert_20101019125227.jpg
笠新道入口

新穂高温泉(16:56)  ほぼ計画通り山行は無事終了。毎週山に通う度に逞しくなっていく穂乃花、何だか無限の可能性を感じてしまう。栃尾温泉の荒神の湯に浸かり、すき家のネギ玉牛丼で登頂を祝う。お疲れ、穂乃花!
P1080476_convert_20101019125311.jpg
左俣林道ゲ-ト



ブログランキングに参加中。『登山』バナ-のクリックをお願いします。→にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



| '10山行記録 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://gakuto2164.blog85.fc2.com/tb.php/255-22574682

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT