裏銀座(1)
【山域】烏帽子岳(2628m)、三ッ岳(2844m)、野口五郎岳(2924m)、真砂岳(2862m)、南真砂岳(2713m)、湯俣岳(2378m)
【日時】平成22年7月17日~7月19日
【天候】晴れ
【岳人】岳登(小5)、僕
1日目
七倉ゲ-ト(4:17) 前夜梅雨の終わりを告げる不気味な雷に随分怯えていた。降雨はないがあちこちに爆音を立て落ちている。自分の運転する車に落雷しない事を祈りながら、道に迷いながら何とか無事駐車場に到着。予定していた南アルプスは大雨により国道152号が通行止。それならのんびり秘湯に浸かろう、と裏銀座に急遽計画を変更。翌朝薄暗い中、東京電力のゲ-トを先に進んだ。すぐに長い山ノ神トンネルが現れる。20分後、外に出た時にはすっかり明るくなっていた。大小のトンネルを4つ抜け、高瀬ダムの巨大な石積が目に入ってきた。

七倉ゲ-ト

山ノ神トンネル
高瀬ダム(5:52、6:13) 天端はすぐ上に見えているのに実際歩くとかなり遠く感じる。何度もカ-ブで折り返し高度を上げていく。あともう少しで天端という所まで来た頃、第1陣のタクシ-が僕等をあっさり追い抜いていった。七倉ゲ-トから高瀬ダムまではタクシ-が片道2100円で頻繁に運行している。タクシ-に乗る気は更々なかったが、だからこそタクシ-組より早くこのダムに着きたかった。タクシ-は第1陣の登山客を降ろすと、すぐさま七倉に戻り第2陣の登山客を乗せてくる。僕等が天端で寛いでいる頃続々と現れたのは第2陣のタクシ-。ダムを左に回りこむと湯俣温泉方面だが、ここは右のトンネルを抜け烏帽子方面に進む。やがて現れる沢が最初で最後の水場となり、ここが裏銀座登山口となる。この先稜線上には水場はない。水を6ℓ背負い、北アルプス3大急登と呼ばれる辛い登りに挑む。

東京電力 高瀬ダム

ダム天端 ※タクシ-はここまで

最初で最後の水場

裏銀座登山口
三角点(9:56、10:08) 食料や水の重みがどっしりと肩にかかってきて辛い。汗はダラダラ流れ落ちる。抜くより抜かされる方が多かっただろうか。目指す三角点が突然ル-ト上に現れた。

2208m三角点
烏帽子小屋幕営地(11:10、12:50) 踏ん張って歩いた末、ようやく稜線まで登り切った。小屋で2人分のキャンプ代(1000円)を払い早速テントを設営。明日歩く稜線が良く見えるロケ-ション。昼食におにぎりを食べた後、烏帽子岳を目指す事にした。燕岳を思わせるかのような砂礫地帯を歩く。コマクサが非常に多く、白いコマクサについては初めて目にした。最初のピ-クは偽烏帽子(前烏帽子岳)のようだ。ガスで本物の烏帽子岳は全く見えない。分岐で船窪岳への稜線から外れ、急な岩場をよじ登ると烏帽子岳の山頂に着いた。警告看板があるだけあり、少し急峻な岩場であった。

白花コマクサ

コマクサ

前烏帽子岳 ※右後方に赤牛
烏帽子岳(13:32、14:10) 烏帽子の山頂はとても狭く人が2、3人立てるくらい。順番待ちで写真だけ撮り、すぐ脇の1枚岩でゆっくり寛ぐとする。そして再び急峻な岩場を降り、偽烏帽子で後ろを振り返ってみる。ウォ~!これだこれ。これが烏帽子岳だ。南アルプスにある鳳凰三山(地蔵岳)のオベリスクに似たような風貌。僅かなタイミングで拝められて本当に良かった。

烏帽子岳

烏帽子岳を振り返る
烏帽子小屋幕営地(14:50) テントに戻ると石に腰掛け、早速準備に取り掛かった。

三ツ岳へ続く縦走路
【日時】平成22年7月17日~7月19日
【天候】晴れ
【岳人】岳登(小5)、僕
1日目
七倉ゲ-ト(4:17) 前夜梅雨の終わりを告げる不気味な雷に随分怯えていた。降雨はないがあちこちに爆音を立て落ちている。自分の運転する車に落雷しない事を祈りながら、道に迷いながら何とか無事駐車場に到着。予定していた南アルプスは大雨により国道152号が通行止。それならのんびり秘湯に浸かろう、と裏銀座に急遽計画を変更。翌朝薄暗い中、東京電力のゲ-トを先に進んだ。すぐに長い山ノ神トンネルが現れる。20分後、外に出た時にはすっかり明るくなっていた。大小のトンネルを4つ抜け、高瀬ダムの巨大な石積が目に入ってきた。

七倉ゲ-ト

山ノ神トンネル
高瀬ダム(5:52、6:13) 天端はすぐ上に見えているのに実際歩くとかなり遠く感じる。何度もカ-ブで折り返し高度を上げていく。あともう少しで天端という所まで来た頃、第1陣のタクシ-が僕等をあっさり追い抜いていった。七倉ゲ-トから高瀬ダムまではタクシ-が片道2100円で頻繁に運行している。タクシ-に乗る気は更々なかったが、だからこそタクシ-組より早くこのダムに着きたかった。タクシ-は第1陣の登山客を降ろすと、すぐさま七倉に戻り第2陣の登山客を乗せてくる。僕等が天端で寛いでいる頃続々と現れたのは第2陣のタクシ-。ダムを左に回りこむと湯俣温泉方面だが、ここは右のトンネルを抜け烏帽子方面に進む。やがて現れる沢が最初で最後の水場となり、ここが裏銀座登山口となる。この先稜線上には水場はない。水を6ℓ背負い、北アルプス3大急登と呼ばれる辛い登りに挑む。

東京電力 高瀬ダム

ダム天端 ※タクシ-はここまで

最初で最後の水場

裏銀座登山口
三角点(9:56、10:08) 食料や水の重みがどっしりと肩にかかってきて辛い。汗はダラダラ流れ落ちる。抜くより抜かされる方が多かっただろうか。目指す三角点が突然ル-ト上に現れた。

2208m三角点
烏帽子小屋幕営地(11:10、12:50) 踏ん張って歩いた末、ようやく稜線まで登り切った。小屋で2人分のキャンプ代(1000円)を払い早速テントを設営。明日歩く稜線が良く見えるロケ-ション。昼食におにぎりを食べた後、烏帽子岳を目指す事にした。燕岳を思わせるかのような砂礫地帯を歩く。コマクサが非常に多く、白いコマクサについては初めて目にした。最初のピ-クは偽烏帽子(前烏帽子岳)のようだ。ガスで本物の烏帽子岳は全く見えない。分岐で船窪岳への稜線から外れ、急な岩場をよじ登ると烏帽子岳の山頂に着いた。警告看板があるだけあり、少し急峻な岩場であった。

白花コマクサ

コマクサ

前烏帽子岳 ※右後方に赤牛
烏帽子岳(13:32、14:10) 烏帽子の山頂はとても狭く人が2、3人立てるくらい。順番待ちで写真だけ撮り、すぐ脇の1枚岩でゆっくり寛ぐとする。そして再び急峻な岩場を降り、偽烏帽子で後ろを振り返ってみる。ウォ~!これだこれ。これが烏帽子岳だ。南アルプスにある鳳凰三山(地蔵岳)のオベリスクに似たような風貌。僅かなタイミングで拝められて本当に良かった。

烏帽子岳

烏帽子岳を振り返る
烏帽子小屋幕営地(14:50) テントに戻ると石に腰掛け、早速準備に取り掛かった。

三ツ岳へ続く縦走路
夕食にはまだ少し早い、夕暮れ前の微妙な時間帯。安物の王様ウィスキ-をチビチビ口に含みながら、岳登と駒を交えた。まともに勝負したのでは彼に一向に勝ち目はない、少しハンデを与えてみる。僕は王将の両脇に桂馬、その脇には歩が6駒。数分後・・。敵将は僕の飛車に動きを完全に封じられ、敵は遭えなく敗北。
→
※画像クリックで拡大
2戦目。もっとハンデを与え再び挑みを受けた。僕は王将の両脇に角と歩の計3駒。敵軍の2歩3歩は当たり前。その代わりに敵将(王将)は3人与えてやった。これは僕に有利。敵は兵隊があまりにも多く、窮屈過ぎて見動きがとれていない。そして呆気なく僕の金将に行く手を遮られ、遭えなく惨敗。
→
※画像クリックで拡大
楽しい酒もグイグイ進み、雲上での最後の対戦が始まった。岳登が僕に与えてくれた駒は王将1個だけ。だがこれでは完全に分が悪い。その上相手は前線に飛車・角を並べるという卑屈な作戦に出た。僕は予想通り成す術も無くあっさり敗北。満足したかい、岳登!
ブログランキングに参加中。『登山』バナ-のクリックをお願いします。→
にほんブログ村


2戦目。もっとハンデを与え再び挑みを受けた。僕は王将の両脇に角と歩の計3駒。敵軍の2歩3歩は当たり前。その代わりに敵将(王将)は3人与えてやった。これは僕に有利。敵は兵隊があまりにも多く、窮屈過ぎて見動きがとれていない。そして呆気なく僕の金将に行く手を遮られ、遭えなく惨敗。


楽しい酒もグイグイ進み、雲上での最後の対戦が始まった。岳登が僕に与えてくれた駒は王将1個だけ。だがこれでは完全に分が悪い。その上相手は前線に飛車・角を並べるという卑屈な作戦に出た。僕は予想通り成す術も無くあっさり敗北。満足したかい、岳登!
ブログランキングに参加中。『登山』バナ-のクリックをお願いします。→

にほんブログ村
スポンサーサイト
| '10山行記録 | 18:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑