金剛堂山、白木峰(1)~隣県の麓から

今日の雨は想定内 ※だけど午前中くらいは降らないでほしい
3週間後に迫った、本州横断ゼロフジゼロ。その最終日(甲府~河口湖~富士山頂~太平洋)を意識しての今回の山行トレ-ニングとなった。朝3時に飛騨市古川町の袈裟丸パ-キングをスタ-ト。日の出までの1時間半はヘッドライトを付けてのランニングとなるが、夜明け前の静けさの中、程良い爽快感を終始感じていた。本格的なロング山行ともなれば、1時、2時の未明スタ-トは当たり前だが、やはりロング系ランニングにおいても、日の出前に如何に距離を延ばしておくかが重要だと改めて気付かされた。交通量はほとんどなく、当然人目もない。何より涼しく快適で、余計な景色も見えないので走りに集中出来る。この時間帯のランにはいいことしか思い付かなかった。

R41袈裟丸パ-キング(3:00) ※岐阜県飛騨市古川町

角川駅(4:00) ※やはりランは夜明け前がベスト

R360からR471へ(4:23)

富山へは遠回りだが、高岡は距離的にこちらの方が近い ※しかし高低差はえげつない
100kmのウルトラマラソンに年4、5本出ていたコロナ禍前までは、レース中歩くことに対しての劣等感が、僕の中でもの凄くあった。しかし目指す距離が長くなるにつれ、今では歩きこそが最大の武器だと思っているし、歩くことに対しての後ろめたさは一切感じなくなった。そもそも上り坂は走っても歩いてもスピ-ドに大差はないだろうし、余程強いランナ-でない限り、肉体的にも精神的にも走ることにはデメリットしかないだろうと思う。だから無理して走らない、だけど休まず早足で歩く。長かった上り坂区間をようやく終え、楢峠に到着。こんな辺鄙な場所、絶対に誰も来ないだろうと思っていたが、登山者らしき他県ナンバ-が2台、地元の軽トラが1台、驚いた表情で僕の脇を颯爽と過ぎ去った。

上りは迷わず歩く

楢峠(5:58)

R471から外れ、直進(6:03)
国道471号を離れ、県道へ。3桁それも400番台の国道は、正に『酷道(こくどう)』と呼ぶに相応しい。しかしこの県道34号が更に輪をかけて酷かった。ゲートがあることは事前に調べて知っていたが、確かにこの道路状況では100%車での通り抜けは出来ない。一箇所道が途切れる箇所があり、人がやっと通れる幅しかない上に、立木や木の根に覆われ、見るからに山中の登山道と遜色なかった。やがて道路はまともになったが、結局はあの箇所を改修しない限り、永遠にこの区間の通り抜けは出来ないということだ。しばらく下り、県道から山道へと逸れる。ここもしばらく進むと、その先に東俣登山口のある広場に出た。片隅には無機質な小屋が建っており、表示はないがドアを開けてみると小綺麗なトイレだった。

県道34号(6:25) ※この手前にゲートがあり、車は進入出来ない

一箇所登山道のような箇所がある ※確かに車では絶対に無理だ

県道34号を外れ、右へ(7:05)

広場(7:32) ※綺麗なトイレ(紙付き)が有り難い

登山地図 ※画像クリックで拡大

東俣登山口 ※メジャ-な栃谷登山口から登り、ここに下山し林道で周回する人も多い

林道口(8:14) ※未舗装だが、ここまで車で来れる
今日の行程は、およそ距離80km、獲得標高3000mの予定。一先ず、一つ目の金剛堂山(こんごうどうさん)へ登頂。この山は南砺市(旧利賀村)と富山市(旧八尾町)の市境に位置し、前金剛には一等三角点が設置されている。江戸時代には加賀藩と富山藩の境となっており、加賀藩では『金剛堂山』、富山藩では『西白木峰』と呼ばれていた。この金剛堂山には12年前、当時小5の長男と来たことがあり、その時も白木峰とのセットで訪れている。残雪抱く白山の眺望と、咲き乱れるニッコウキスゲのお花畑が今回の山行で特に印象に残った。登山者はほとんどおらず、静かで爽快な尾根歩きを存分に楽しむことが出来た。

乗鞍(左)と御嶽(右)

奥金剛(標高1616m) ※残雪を抱いた白山とニッコウキスゲ

中金剛(手前)と前金剛

中金剛(標高1650m) ※最高点

遠くに飛騨山脈(北ア)を望む

前金剛(標高1637m) ※日本二百名山、金剛堂山
しかし前金剛からR471側への下りが中々大変だった。このル-トを使うのは初めてだが、とにかく勾配がきつく、巷でよく聞く”北アルプス3大急登”などの類より、余程急だろうと思えた。その上斜面には落ち葉が積り、滑って転げそうになり、危うさすら感じている。そのせいで余計な力が入り過ぎたからか、右膝が痛み出した。膝痛はここ最近記憶にないが、一先ず陣痛剤を飲み対処。膝の状態を案じ、次に向かう白木峰は余程やめようかとも思った。そして下りも終盤に差し掛かり、涼しげな谷筋に出た。ここで初めて荷を下ろし、地べたに座り少し休憩。たらふく水を飲み、脱水気味の体内の水分を補充した。この暑さのせいで食欲も湧かないが、おにぎりを水と一緒に流し込む。その後無事、発電所まで下山。陣痛剤が効いているのか、膝の痛みは感じていない。これなら予定通り次の山へと向かえそうだ。

貴重な水場で初めての休憩(10:01)

大長谷第四発電所(10:36) ※富山市八尾町
つづく・・
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