複雑な思い

難所松尾寺を越えて(5/24) ※以下全て、中村カメラマン撮影
倉井選手の本州往復チャレンジも、いよいよ終盤へと差し掛かっている。1ヶ月(31日間)で本州を往復(3100㌔)するという、僕にはよく分からない企画だが、そのフィナ-レが数日後に迫ってきた。この切なさは一体どこから来るのだろうか・・。この寂しさは一体どこから来るのだろうか・・。倉井選手自身も、それは僕が並走させてもらった数日前の時点で既に覚悟しており、その感情は日に日に増しているようだ。これは僕にも経験がある。昨年参加した、本州縦断フットレ-ス2021スペシャル。日々耐え難き苦しみの連続で、あの時僕は精神的にかなり追い詰められていた。橋を渡れば飛び降りたくなったし(倉井選手も同じことを言っていた)、トンネルを通れば『誰か俺を轢いてくれ!』と真剣に思っていた。

兵庫県朝来市(5/25)
それなのに・・。ずっと目指し続けたゴ-ルが目前に迫っているというのに、それを望まない自分が確かに存在した。想像を絶する苦しみを乗り越えたことで、不思議な感情が芽生えてきたのだ。今回僕は傍から眺めているだけの応援者の一人に過ぎなかったが、全国の倉井ファン同様に、倉井選手が無事下関にゴ-ルすることで、確実に毎日の楽しみが一つ無くなってしまう。お疲れのところ倉井選手には本当に申し訳ないのだが、いっそのこと再び折り返し、再度青森駅に向かってくれないだろうか。中村カメラマンのブログ代筆も最近好調のようで、今になって投稿頻度が増してきた。きっと倉井選手本人と同じように、どこか心の片隅で、この旅がいつまでも続いてほしいと願っているのだろう。頑張れ、倉井選手!頑張れ、中村カメラマン!泣いても笑っても、後数日の辛抱だ。

鳥取市福部町(5/26)
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