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ドンキ-ライド~中東編(16)

2010年1月1日
ヨルダン・ワディム-サ



・・・前回の続編


眺望の良いエル・ハズネを下山。
博物館前を通り、これから1時間の長い登りが続く。
最奥の神殿エド・ディルに行くのだ。

少し歩いた所でロバ2頭を連れた少年2人が声を掛けてきた。
乗る気は全く無いので、有り得ない安値で交渉してみる。
予想を覆し、2JDで話がまとまってしまう。
岳登だけ乗せることとし、ロバ1頭を頼んだが、
そう言えば自分もロバには乗った事がない。
結局2頭頼み、岳登と僕それぞれ跨る

狭い道、それもわざわざ崖寄りをノソノソ進む。
当然緊張が走り、振り落とされないように必死に手綱を握る。
道は相当不安定で、慣れるまで時間を要することになる。
P1040369_convert_20100130172712.jpg
ドンキ-ライド

時折少し下る箇所があったものなら、
ロバの背中は前のめりになり、非常に危険でもある。
いよいよエド・ディル到着という手前の下りで、
落馬ならぬ落ロバしそうになり、何とか無我夢中でロバにしがみついた。
観光客に笑われはしなかっただろうか。

下りもロバで、という考えは一瞬で消し去った。
ロバ引きの少年は『下りもどうぞ!』と執拗に誘ってくるが、
お金以前に、技術的に無理であった。
日々歩き通している足に少しの休憩を与えられ、
何よりとても楽しく、良い経験となった。
1頭当り2JDという値段も破格で、安く乗りたい人は少年を探すべし。


ペトラ遺跡群の最奥に佇むエド・ディル。
ここから少し上るとビュ-ポイントが3箇所点在し、
そのどれからも最高の眺望が堪能出来る。

眺めは見慣れた飛騨山脈(北アルプス)を思わせるもので、
岳登と共に指を指し、
『あの白い山が白馬三山で、その手前は常念に似ているな!』
『こっちは奥穂で、その奥に槍もあって、大キレットまであるゾ!』
位置はバラバラだけど、山脈を形成する地形はどこも似ている。
”これをヨルダンの観光資源にして、登山ル-トや縦走ル-トを整備すれば
絶対に面白いのにな!”
ふと、そう思った。
P1040383_convert_20100130172759.jpg
モニュメント・バレ-(仮)
P1040384_convert_20100130172846.jpg
エド・ディル
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常念岳・白馬三山(仮)
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奥穂高岳・槍ヶ岳(仮)

やはりペトラは相当広かった。
2、3日かけてゆっくり遺跡全体をトレッキングする方が絶対いい。
ゲ-トからホテルへ歩いて帰る道中、
綺麗な夕日に背中を照らされた。
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夕暮れの色

夜になりようやく、明日の”死海経由アンマン行きバス”の人数も揃った。
元旦の夕食は1人5JDのビュッフェとする。
客引きする時の店主の言葉に嘘が多く、結果的に大ハズレ。
おかわりをしようと料理の前に並ぶなり、
『チキンは1本、飲み物は1杯だけだよ!』
これのどこがビュッフェなんだよ!
苦言は胸の内に収める羽目になったが、とにかく満腹にはなった。
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食べ放題でないビュッフェ
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ワディ・ム-サの夜景

明日は念願の死海にぽっかり浮かび、
首都アンマンまで北上する。


ワディム-サ・シャラマウンテンホテル泊-20JD



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