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8番を背負って

本州縦断 青森~下関1550kmフットレース 2021〈SPECIAL〉。正真正銘、”世界最長の1ステ-ジレ-ス”が間もなく青森駅を起点に開催される。その昔、”トランスアメリカ・フットレ-ス”という北米大陸を2ヶ月かけて横断するステ-ジレ-スがあった。20歳を過ぎた頃にたまたまその存在を知り、その壮大なスケ-ルにただ漠然と憧れていた。『横断』、『縦断』、『一周』というフレ-ズは、何故もここまで人を惹きつけるのか・・。そう思うのはおそらく僕が元来、旅人気質の性格だからだろう。そして時は流れ、巡り巡って僕は”本州縦断”という自分のステ-ジに出会うことが出来た。

つい先日届いたスペシャルなゼッケンナンバ-は、。長い道中を共にするこのゼッケンは僕の分身となり、苦しい時、辛い時に支えてくれることだろう。こんな僕を応援してくれる全国の友人の一人は、この番号を『R8の8で運命的な数字だ!』と言ってくれた。また別の友人は、『無限の可能性を感じる末広がりの縁起のいい番号だ!』と言ってくれた。8番と聞いて、ジャイアンツの原辰則監督(現役時代の背番号)を頭に浮かべた僕とはえらい違いだ。

参加者の内訳は30代が4名、40代が6名、50代が3名、60代が1名の総勢14名。居住地は、東京がほぼ半数を占める6名、他に栃木、千葉、愛知、京都、大阪、愛媛、沖縄がそれぞれ1名ずつ。そして僕が岐阜県の高山市。エントリ-するに当たっては参加要件に『200㌔以上の完走』とあるだけで特段厳しい書類審査などはないが、1550㌔に挑むにはそれ相応の覚悟が必要となり、参加人数の少なさがその表れとも言える。己の生涯を懸けて挑むと言っても過言ではなく、決して生半可な気持ちでは参加することは出来ない。正しくこの大会は長距離走(ウルトラ)界最高の舞台であり、僕にとってはこれ以上ない浪漫溢れるステ-ジである。

参加メンバ-にはビックネ-ムがズラリと並び内心結構ビビッているが、次元の違いは昨年秋の試走(R8、新潟~舞鶴521㌔)で散々味わっているし、そんな凄い選手らと同じレ-スに参加出来るというだけでも、ある意味大変名誉なことである。連日100㌔超を辿るビックネ-ムが、鉄人岩立選手の記録を抜こうと牙剥き出しにして狙うなら、僕は”生きる意義”でも考えながら、これまでの生涯を振り返りつつ、日本海の風を肌で感じていたい。スペシャルに挑む14名のランナ-は誰もが各々掲げる目標を持ち、それぞれ大きな使命を背負い、進むペ-スこそ違えど、一同に1550㌔先の下関を目指す。

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| 本州縦断レ-ス2021 | 07:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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