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蚊とプ-ル~インドネシア編(17)

2020年1月6日
ジョグジャカルタ~ムラピ山~ジョグジャカルタ



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ジ-プツア-  ※日の出登山を予定していたが、現在山頂3km圏内立入禁止ということで断念
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ジャワを代表する活火山、ムラピ山(2911m)  ※別れ際、奇跡的に顔を出してくれた


昨夜は22時半には就寝したはずだが、その後少しは眠れたのか自分でも分からない中、体中がかゆい気がして夜中ふいに目が覚めた。
隣のベットでも、ナナが同じようにそこら中をボリボリと掻き、眠れない・・と嘆いている。
蚊は飛んでいないようだし、もしかしてダニ?
直ぐに3年前のスリランカ・マ-タラでのあの眠れない夜が頭に蘇り、再び悪夢の到来か・・と、ナナと二人絶望の淵に立たされた。

時計を見ると深夜0時を回っており、眠ることを諦めたあの時と似たような時間帯だった。
朝まではまだ先が長く、とてもこの先寝付けそうな雰囲気ではない。
隣の部屋でも宿泊客の男性1人、女性2人(2ベットなのに何故3人?)も外に出て、何やら神妙に話をしている。
おそらく僕らと同じ状況に、時を同じくして遭遇したようだ。
そもそもこの部屋、窓が開いたままで閉めきれない。
その上、玄関の天井ライトが夜通し灯った状態なので、必然的に蚊が集まり、部屋に進入する。
蟻には警戒していたが、まさか蚊が多いとは夢にも思っていなかった。

スマホを取り出し、『インドネシア 蚊』とキ-ワ-ドを並べ、すがる気持ちで検索してみた。
この国を訪れた同胞の先人達も、蚊には随分悩まされてきたようだが、情報はバリ島に関するものがほとんどだった。
同じ商品の虫除けスプレ-が何度か出てきたので、早速明日買うことに決め、スクリ-ンショットに保存しておく。
日本から持ってきた100均の虫除けリングをバックから出し、ここに来て初めて使用してみる。
しかし5個ある全てのリングを、2人の手首足首に巻いて対処したが、全く効果はなかった。

無い知恵を振り絞り、蚊を吹き飛ばすという作戦をたて、卓上扇風機の出力を最大にする。
しかし安っぽい卓上扇風機は首が回らず、そもそもナナのベットまでは風が届かなかった。
失意の中、薄い掛け毛布をすっぽりと被り、蚊の接触を完全に遮断するという強行策に出る。
結果、この方法が最も確実だった。
ただ、風の届かないナナには気の毒で、全身を覆った毛布の中でびっしょりと汗を掻いていた。
いつしか僕は寝付けたが、結局ナナは一睡も出来ず、翌朝見ると、顔中が蚊に刺されていた。

この宿では『蚊とプ-ル』はセットのようなもので、プ-ルで至福の時を味わいたいなら、その代わりに、蚊の夜と闘わなければならない。
一夜を犠牲にするだけの価値が、このプ-ルにはあるのだろうか・・。
こんな面倒な境地に立たされるくらいなら、いっそのこと昨日までの宿の方が良かった。
プ-ルはないが、少なくても窓を開けても蚊は来なかったし、快適に眠ることは出来た。
しかし昨夜床に就くまでは最高に幸せだったし、結局これはただの結果論でしかない。


今日はムラピ山でのジ-プツア-。
ツア-と言っても、僕ら2人だけのプライベ-トツア-なので、何の気兼ねもない。
7時半、宿に迎いのホンダ車がやって来た。
途中コンビニや薬局に寄ってもらったが、僕が探している商品は置いてなく、3軒目に訪れたス-パ-にて無事虫除けクリ-ムをゲット。
買おうと思っていた虫除けスプレ-は結局なかったが、同じメ-カ-の虫除けクリ-ムのみ置いてあった。
眠れない夜はもう勘弁してほしいし、虫除けの品はどの店にも置いてないようだったので、この後に備えて虫除けクリ-ムを多めに3つ買い溜めし、念の為、蚊取り線香も買っておく。
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宿の朝食  ※メニュ-は数種類から選べる
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数軒回り、ようやく虫除けクリ-ムをゲット

ムラピ山の麓までは、ジョクジャ市内の宿から1時間弱の道のりだった。
9時、麓に着くなり直ぐにジ-プに乗り替え、いよいよジ-プツア-が始まった。
ムラピ山(標高2911m)は、ジャワを代表する活火山である。
世界で最も活動的な火山の一つで、ほぼ1年中噴煙を上げ、1548年以来68回噴火している。
2010年の大噴火では300人以上が死亡し、約28万人が避難を余儀なくされ、ジョグジャ市街地への火山灰の被害も2週間ほど続いた。
そして2018年の噴火では、海抜13000mを超える高さまで噴煙が上がった。
(※ちなみに帰国して3週間後の2月13日にも噴火し、周囲10kmに火山灰が降り、噴煙は上空2000mまで達したという。)
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ムラピ山ジ-プツア-

ガタゴトの山道を、車体を揺らしながらジ-プが進む。
未舗装の山道は所々窪みがあり、そこにタイヤが入る度に、ハンドルが大きく取られていた。
幾つかある立ち寄りポイントで下車し、その都度見学を繰り返す。
そして最後に寄ったビュ-ポイントは山頂まで4kmの位置で、標高は実測で1135mだった。
肝心のムラピ山は未だ顔を隠したままだったが、だからと言って、直ぐに背を向ける気にはなれなかった。
しばらく山容の見えないムラピ山と対峙していたが、しばらく粘った甲斐があり、ふいに雲が流れ、次第に山容が明らかになってきた。
ほとんど奇跡に近い、限られた時間での対面を終えると、やがてムラピ山は元の姿に戻ってしまった。
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ミニミュ-ジアム
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火砕流に巻き込まれた家畜の骨が入口を飾る
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ムラピ山大噴火
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溶岩流
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火山灰で埋もれたカセットテ-プや
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電化製品
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被害を受けた人々
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ジ-プはかなり揺れる
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人面岩(こちらを向いている)  ※画像クリックで拡大
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BUNKER KALIADEM(避難壕)
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2010年の噴火時、この壕に避難した2名は出口を大きな噴石に塞がれ餓死
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町を見下ろす
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ビュ-ポイントに来たが、未だ山頂は見えない
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しかし粘った甲斐あって、一瞬雲が流れる
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荒々しい岩肌
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団体客のジ-プが連なる

帰路の車内では爆睡していたが、停まった先は宿ではなく、またもコピ・ルアクの店だった。
これまで3度訪れているので寄らなくていい・・とドライバ-に言っていたのに、結局は今日も連れてこられ、その上、昨日と同じ店だったので余計に笑えた。
さすがにここでは車を降りることはなく、コピ・ルアク店は直ぐに発つ。
その後は寄り道することなく一目散に宿へと戻り、5時間弱に及ぶツア-が終わった。

昨日昼夜食べ過ぎたという反省から、今日の昼食は抜きとする。
直ぐに水着に着替え、プ-ルへと飛び込んだ。
昨日と違い今日は晴れの天気で、絶好のプ-ル日和。
こんな暑い日中に入るプ-ルは最高に気持ち良かった。
もちろん今日も僕らだけの貸し切りである。
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プ-ルサイド

スマホから音楽を流し、何とも優雅な一時が過ぎてゆく。
往復20mのプ-ルを僕は50往復、ナナは100往復を意識して、休み休み泳いだ。
2時間半程プ-ルで過ごし、その後日記やポストカ-ドを書くなどした後、遅い昼食を兼ねた早めの夕食をとりに町へと繰り出した。
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ポストカ-ドを書く  ※何度注意しても垂直に書きたがる
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つみれ屋台
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ミ-アヤム
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Nasi Mawut

夕食を終え、宿へ戻る途中、昨日のベチャマシ-ンのミオが、遠くから笑顔を投げかけてきた。
ただの勧誘だろうと、僕は無視していたが、ナナはあれがミオだということが分かっていた。
こんな夜遅くまで働き大変だろうが、この町で是非とも頑張って生き抜いてほしい。
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コンビニでカップ麺

部屋に戻ると、すかさず紅茶とマフィンが運ばれてきた。
日中出てこなかったので、てっきりチェックイン日だけのサ-ビスかと思っていた。
2人ともパンツ一丁になり、夜のプ-ルへと飛び込む。
プ-ルサイドに紅茶とマフィンを置き、僅かな明かりに照らされたプ-ルを何往復もする。
結局この日、僕は1.8km(90往復)、ナナは2.8km(140往復)泳いだことになる。
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この日ナナは2.8km、僕は1.8km泳いだ


ジョグジャカルタ・デルタHS泊-Rp.175000


ス-パ-マ-ケット(虫除けクリ-ム3種、蚊取り線香、計Rp.40300) ポストカ-ド(Rp.5000×2) アイス(Rp.2400×2) つみれ(Rp.500×10) 夕食(ミ-アヤムRp.8500、Nasi Mawut Rp.8500) コンビニ(カップ麺Rp.6000×2)   計Rp.89100



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