FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

仏教遺跡 ボロブドゥ-ル~インドネシア編(14)

2020年1月4日
ジョグジャカルタ~ボロブドゥ-ル~ジョグジャカルタ



DSC02742_convert_20200228131610.jpg
世界遺産 ボロブドゥ-ル寺院遺跡群 (1991年登録) 


世界遺産、ボロブドゥ-ル寺院遺跡群。
ここはインドネシアを代表する世界遺産で、東3kmのムンドゥッ寺院、東1.8kmのパオン寺院とともに、1991年世界文化遺産に登録された。
この3寺院は一直線に並んで立地することから、付近一帯がこれらを含む多数の寺院群で構成された巨大な仏教複合建造物群ではなかったか、とも推測されている。

780~830年頃、東南アジアの広い範囲で勢力を誇っていたシャイレンドラ王朝により、ボロブドゥ-ルは約50年かけて建造された。
やがて仏教を信仰するシャイレンドラ王朝が崩壊すると、ヒンドゥ-教国のサンジャヤ朝がこの地を支配することになる。
そしてボロブドゥ-ルは歴史の舞台から姿を消し、密林に眠る伝説へとなっていく。
しかし1814年、当時ジャワを支配していたイギリスから知事として赴任したト-マス・ラッフルズによって発見され、ようやく1000年にも及ぶ長い眠りから目覚めることになった。

IMG_1493_convert_20200228140257.jpg
世界最大の仏教遺跡
IMG_E1513_convert_20200228140820.jpg
レリ-フには1万人が登場し、総延長は5kmにも及ぶ


今日はインドネシア観光のハイライトとも言うべき、ボロブドゥ-ルへと向かう日だ。
今回の宿はファン(扇風機)しかないが、窓を開けて寝たら部屋に入る風が寒いくらいで、ファンは消し、毛布を被って丁度良いくらいだった。
夜中降り続いていた雨が寝ながらにして心配だったが、朝起きると一応小降りになっている。
とは言え、雨の中でのバイク1時間半は明らかに辛そうだし、想像しただけでも気が滅入る。

7時から宿の朝食を食べる。
2階ロビ-のテ-ブルで待っていると、1階のキッチンから、吹抜けを通してガ-リックの香ばしい香りが漂ってきた。
メニュ-はナシゴレンにオムレツと至ってシンプル、盛り付けはお洒落だが、量は少な目。
食事を終え7時半に外に出ると、ブディともう一人のバイクマンが約束通り待っていてくれた。
DSC02728_convert_20200228131503.jpg
宿の朝食は
IMG_1429_convert_20200228131448.jpg
ナシゴレンとオムレツ

今日初めて会うもう一人のバイクマンの名はアンドレ(50歳)、中々気の優しそうな男性だ。
日本語ペラペラのブディのバイクにはナナが乗り、少々の英語とインドネシア語しか話せないアンドレのバイクには僕が乗ることになった。
カッパを羽織り、7:39に宿を発つ。
先日のラフレシア移動での寒かった反省を活かし、今回はちゃんと長袖シャツを着用し、カッパを羽織っていることもあって少し暑いくらいだった。
時期的に正月休みがまだ続いているようで、メインロ-ドを走るバスではボロブドゥ-ルまで2~3時間はかかるだろう、とブディは言っていた。
さすがは地理を知り尽くしているブディは、ロ-カルな裏道を縦横無尽に走り抜け、長閑な風景は見ていて楽しかった。
DSC02732_convert_20200228131514.jpg
これから42km離れたボロブドゥ-ルへと向かう
DSC02734_convert_20200228131524.jpg
遠いし、雨だと辛い

雨はいつしか止んでくれた。
そして1時間15分で目的地のボロブドゥ-ルに到着。
さすがは有名観光地だけはあり、観光客は多く、溢れんばかりの人込みに先ず圧倒された。
外国人とインドネシア人とではチケットの値段に大きな開きがあり、その為か、チケット売り場からして異なってくる。
混み合うインドネシア人用の建物とは対照的に、外国人専用の建物はガラガラだった。
しかしインドネシア人の7倍の金額を払っているだけはあり、扱いはVIP級で、無料のウェルカムドリンクとして暖かいコ-ヒ-か紅茶が1杯頂けた。
DSC02735_convert_20200228131534.jpg
バイク駐輪場  ※ここで写真を撮っていたことが幸いした
DSC02739_convert_20200228131546.jpg
ウェルカムドリンク

ブディらとは先程入場口で別れており、11時半に出口で待ち合わせと話を付けていた。
従って、この遺跡で過ごせる時間は2時間程しかない。
人の流れに身を任せ歩いていると、ふと目の前に巨大な遺跡が現れた。
世界遺産、ボロブドゥ-ル寺院。
その迫力に圧倒され、一瞬言葉を失った。
DSC02740_convert_20200228131557.jpg
モニュメント
DSC02751_convert_20200228131646.jpg
インドネシア人がやたら多い

先ずはこの遺跡の外観を掴むべく、周囲を一周し、外側からこの巨大な寺院を眺めてみた。
その後は第1回廊へと上り、ブッタの生涯を描いた繊細なレリ-フを順に見学。
保存状態は良好で、確かに見応えはあった。
『地球の歩き方』を参考に、そこに載っている場面を探しながら進んでいたが、時間ばかりが刻々と過ぎてゆく。
本来であれば半日から1日はかけてじっくり鑑賞していたいところだが、今日は時間の制約がある為、あまりのんびりもしてられない。
一旦切り上げ、一先ず最上階へと上る。
IMG_1531_convert_20200228140617.jpg
土台が高く、圧巻の造りとなっている
DSC02760_convert_20200228140842.jpg
隠れた基壇
DSC02754_convert_20200228145459.jpg
醜悪な顔のレリ-フ
DSC02756_convert_20200228140902.jpg
遺跡に唯一残るカウイ文字
IMG_1445_convert_20200228135205.jpg
回廊にはブッダの生涯などが描かれている
DSC02764_convert_20200228141106.jpg DSC02765_convert_20200228141121.jpg
DSC02767_convert_20200228141137.jpg DSC02770_convert_20200228141231.jpg
IMG_1443_convert_20200228135148.jpg IMG_1446_convert_20200228135215.jpg
IMG_1448_convert_20200228135248.jpg IMG_1449_convert_20200228135258.jpg
IMG_1450_convert_20200228135313.jpg IMG_1451_convert_20200228135323.jpg
IMG_1452_convert_20200228135333.jpg IMG_1515_convert_20200228140542_2020022815244226b.jpg
以上、レリ-フの数々  ※いずれも画像クリックで拡大


仏教遺跡 ボロブドゥ-ル

IMG_1458_convert_20200228135524.jpg
1000年も密林に眠り続けていた
IMG_1482_convert_20200228140035.jpg
円壇から顔を出す釈迦像
IMG_1498_convert_20200228140322.jpg
観光に宗教は関係ないようだ
IMG_1488_convert_20200228140216.jpg
鼻の折れた釈迦像
IMG_1486_convert_20200228140047.jpg
ストゥ-パ(仏塔)
IMG_1491_convert_20200228140229.jpg
ストゥ-パが大ストゥ-パを囲うように配置されている

ジャングルを背景にした上段からの眺めも素晴らしかったが、やはり朝焼けや靄(もや)にかかる早朝の時間帯がベストなのだろう。
この寺院は四方八方全く同じ造りなので、ここだという撮影ポイントがない。
強いて言うなら、円壇から上半身を出している釈迦像を入れた構図がハイライトのようだ。
似たような写真を何枚も撮りながら、上段から下段に向けて、一段一段ゆっくりと進む。
各段を周回しながら、見落としのないよう念入りに見学した。
IMG_1480_convert_20200228140002.jpg
大ストゥ-パ
IMG_1504_convert_20200228140336.jpg
どこを見つめているのか
IMG_1518_convert_20200228140601.jpg
よく見ると釈迦像だらけ
IMG_1533_convert_20200228140741.jpg
客足が絶えない

遺跡から出口までが予想以上に遠かった。
約束の11時半には出口に着いたが、辺りを探せど、ブディらの姿はどこにも見当たらない。
そもそもどこがブディの言う出口なのかがよく分からず、出口と呼べる場所は最低でも2ヶ所はあり、その間は無数の土産屋が延々と連なっている。
仕方なくバイク駐輪場まで行き、そこでしばし途方に暮れた。
DSC02780_convert_20200228155245.jpg
2時間では足りなかった
IMG_1534_convert_20200228140757.jpg


この駐輪場に彼らのバイクがある限り、ここで待ってさえいれば、いつかは確実にブディらに会うことが出来る。
しかし僕らがここに居るという発想はおそらく彼らには無いだろうし、いつまでも彼らが出口で待っていたとしたら、お互い思い違いを抱えたまま、これから何時間も無駄な時間を過ごすことになる。
そんな時、昨日ブディに促され、彼の電話番号をメモしていたことをふと思い出した。
駐輪場隣のオフィスの店主に事の成り行きを話すと、親切なその男性は自分の携帯でブディに電話をかけてくれ、その後少し待って、無事ブディらに合流。
僕は電話を持っていないので、電話番号など教えられても意味がない・・とその時は思った。
しかし結果として、その電話番号によって助けられることになる。


つづく・・


スポンサーサイト



| '20インドネシア編 | 13:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://gakuto2164.blog85.fc2.com/tb.php/1145-a79a4908

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT