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国府ウルトラ忘年会2019~ドイちゃんを驚かせろ!

師走を迎え、今年も瀧さん宅に地元のウルトラ仲間が集まった。今年でおそらく3回目となる、国府ウルトラの忘年会。宴会は18時開始だが、僕の家に康介が迎えに来たのは18時直前。『お前意外と時間にル-ズだな・・』と内心思ったが、さすがはTJARのチャンピオンにまでなると遅れて登場した方がきっとカッコいいのだろう。どうやら康介は足を痛めているようで、彼のジョグするスピ-ドは、僕の早歩きと同じ速さだった。2㌔弱の道のりを、互いの近況を尋ね合いながら進んでいく。僕はスマホを持たないので、仲間が何をやっているのか知る由もない。『俺、もっと長い距離に進もうかと思っとるんや』、と僕が言う。康介は来年のTJARが終わったらやはり引退すんのか?と今度は僕が問うと、『実はさ俺、本州縦断フットレ-ス(1521㌔)に出ようかと思っとるんや』と康介はおもむろに言った。

『エッ、それさっき俺が言ったばかりや(僕はそれを意識して言っていた)。またパクったな』と僕は偶然の一致に驚きつつも、冗談交じりに喰いかかる。すると康介は、『さっきは”長い距離”としか言っとらんかったぞ、俺の方が先に大会名を言ったんや』と笑いながら返してきた。街灯もない暗闇の路上で互いにヘッドライトを照らし、パクった、パクられたの押し問答がしばらく続いた。康介は嫌がっているかもしれないが、『旅の延長』事件以来、僕はこのやり取りを結構楽しんでいる。3週間後、僕は毎年恒例1ヶ月の旅に出る。先ずはマレ-シアに入り、マラッカから海峡を船で越え、インドネシアのスマトラ島へと渡る。そこからジャワ島までは、最長48時間のバス移動。その後はバリ島へ。一通り僕の旅のプランを聞き終えた康介は、ニヤリと不気味な笑みを浮かべ僕に言った。『あっ、それ昔俺やった。完全に俺のパクリや』。康介とは何だか考えることがことごとく似ていて、とても他人とは思えない。ちなみに今年生まれた康介の第3子の名前は、以前僕が坊主(第2子、第6子)に付けようとしていた名前だ。

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今日は特別参加のドイちゃんが遥々富山からやって来た。実は彼、TJARの大ファンであり、自ずとチャンピオン康介の大ファンともなる。そこで僕としては全く面識はないが、普段康介を応援してもらっている御礼を兼ね、彼を驚かせてやろうと一つドッキリ作戦をしかけることにした。

 『タイトル:ドイちゃんを驚かせろ!、監督:、主演:康介、音楽:熊ちゃん、照明:波ちゃん

ドイちゃんの到着を前に、康介に出窓に隠れてもらう。そして間もなくドイちゃん登場。一通り互いの挨拶を終えた後、康介は残念ながら今日は都合で来れなかった旨(嘘)を僕が告げる。残念がるドイちゃん。何か歌がないと寂しいな・・と僕がしらじらしく促し、熊ちゃんにスマホから歌を流してもらう。そこから流れたのは大音響のWe are the champions/ Queen。そしてサビが近付き、照明係の波ちゃんが電気を消した。なんだろ、なんだろ、と戸惑うドイちゃん。やがてサビのフレ-ズに合わせるかのように(実際全然合っていなかった)ドイちゃんの後ろの障子窓がゆっくり開き、ドイちゃんの両目を塞ぎ、『だ~れだ!』と康介がアドリブを交え優しく登場。ドイちゃんは僕らなりの歓迎を喜んでくれただろうか。ただ、あまりにも突然の出来事だったので、撮影のことまで頭が回らなかった。

その後も宴は刻々と進んでいく。熊ちゃんのTシャツの件(くだり)が実に面白かった。『このTシャツ、19,000円もしたんや!』と熊ちゃんが酔っぱらって言った。実はそれ、昨年の飛騨高山の参加賞。従って、ここにいる誰もが当然持っている。なのに皆知らんふりして、『いいシャツだな!』、『カッコいいな!』、『思ったより安いな!』、『どこに売っとるの?』等、適当な言葉でいじり、いいな、いいなと言って、脱がそうとする。笑いながら困惑する熊ちゃんを中心に、会場は賑やかな笑いに包まれていた。21時を過ぎ、何人かが都合により先にお開きということで、記念写真をパチリ。毎度この写真が国府ウルトラ唯一の存在の証となっている。

タッちゃんは珍しく24時を過ぎても元気で、結局1時半頃まで騒いでいた。宴は尚も続くが最終的に残る顔ぶれはいつもだいたい同じで、大概僕が誰よりも最後まで飲み続けている。深夜2時過ぎ、タッちゃんの件も面白かった。帰ったはずなのに、30分程して再び登場。何やらDVDを部屋に置き忘れたそうで、何のDVDかと尋ねたら、『ヤバイやつ』ということだった。ああアレね・・。何故そんな物を持って宴会に参加するんだ!失くしたら買うより高くつくぞ!など又も仲間にボロクソ野次を入れられていた。宴の終了は3時半過ぎ。そのまま部屋で仮眠をとり、朝8時走って帰宅。自宅では二度寝、三度寝と結局その日は一日中寝ていた。どうも僕は抑制が効かなくて駄目だ。いつも反省ばかりしている。
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