FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

皇妃エリ-ザベト~中欧周遊編(18)

2019年1月6日
ウィ-ン



DSC08192_convert_20190812132614.jpg
世界一美しい図書館 国立図書館プルンクザ-ル
DSC08222_convert_20190812130741.jpg
女帝マリア・テレジアのフォ-クセット  ※王宮銀器コレクション


ハプスブルク家の発祥はウィ-ンではなく、スイス北東部からドイツ西南部にかけてだった。
元々そこを支配していた小貴族に過ぎなかったが、1273年ルドルフ1世が神聖ロ-マ帝国の皇帝に選出されたことをきっかけに頭角を表していく。
『戦いは他の者にさせるがよい。汝幸あるオ-ストリアよ、結婚せよ!』
これはマクシミリアン1世の有名な言葉であり、ハプスブルク家の家訓であった。
王家を発展させる為に、戦争ではなく、結婚政策によって版図を広げていくのだ。
中でも女帝マリア・テレジアの娘マリ-・アントワネットがフランスのルイ16世の妃となった話は有名だ。

しかし『日没無き大帝国』と呼ばれた無敵の王国にも、1859年のイタリア戦争の敗北によって、次第に陰りが見え始めてきた。
そして多くの民族の利害関係が入り乱れた結果、1867年にオ-ストリア・ハンガリ-二重帝国が形成される。
この時の国王はフランツ・ヨ-ゼフ1世で、妃がシシィの愛称で知られるエリ-ザベトだ。
こうして第一次世界大戦に突入するも破れ、ハプスブルク家は1918年に崩壊するまで、650年もの長きに亘り中央ヨ-ロッパを支配した。


7時半から始まる宿での朝食を1時間かけてゆっくり満喫し、その後急いで王宮へと向かう。
今日は日曜ということで、9:15から礼拝堂のミサでウィ-ン少年合唱団が歌を歌うらしい。
しかし苦労して辿り着くも、王宮は広過ぎて、どこが入口なのかさっぱり分からない。
結局礼拝堂には辿り着けず、楽しみにしていたウィ-ン少年合唱団は見れなかった。
その後も行ったり来たりを繰り返し、ようやく一つのゲ-トへと辿り着く。
そこで10時の開館を待ち、ついに入場に至るが、ここは思っていた場所ではなかった。
DSC08163_convert_20190812124715.jpg
本格派コ-ヒ-が何杯でもフリ-  ※朝食代を払っていないと1杯1.5€
DSC08169_convert_20190812130305.jpg
食べ放題の朝食  ※特にワッフルが美味かった
DSC08174_convert_20190812130318.jpg
路面電車
DSC08178_convert_20190812130328.jpg
モ-ツァルト像
DSC08183_convert_20190812130338.jpg
1913年完成の新王宮

国立図書館、プルンクザ-ル。
『世界一美しい図書館』と呼ばれるらしく、元々は王宮図書館として18世紀前半に建設された。
プルンクザ-ル(豪華なホ-ル)の名に相応しく、確かに図書館とは思えない程豪華ではあった。
しかし見学する場所は限られたワンフロアのみで、見学は一瞬で終わってしまう。
価値に見合わない高い入場料に心底後悔し、やるせない気持ちになった。
DSC08184_convert_20190812130348.jpg
ホ-ルにはハプスブルク家の歴代君主が並ぶ
DSC08188_convert_20190812130424.jpg
世界地図を見てみると
DSC08189_convert_20190812130410.jpg
日本列島がむちゃくちゃ  ※北海道がデカ過ぎて、本州がない
DSC08197_convert_20190812130503.jpg
ク-ポラ天井にはダニエル・グラン作のフレスコ画
DSC08198_convert_20190812130519.jpg
壁面棚には上部にまで書籍が並ぶ
DSC08203_convert_20190812130534.jpg
判別し難そうな背表紙

無駄な出費に落ち込み、簡単に立ち直れそうになかったが、気を取り直し今度こそ王宮へ。
無事入場口を見つけ、チケットを購入。
カウンタ-で無料の日本語オ-ディオガイドを受け取り、早速見学を開始した。
先ずは、銀器コレクション。
ここには15世紀から保管されていたハプスブルク家の食器類の数々が、所狭しと並んでいる。
皇帝のみに施されるナプキンの特殊な折り方は、2人の者しか知らなかったそうだ。
女帝マリア・テレジアが愛用していた金色のナイフ・フォ-クセットは、旅先にも持参したもの。
日本語のオ-ディオガイドの説明はとても分かり易く、展示品を前にして完全に理解出来た。
しかしそれもその場限りで、文字にしたものがない為、今となってはよく覚えていない。
DSC08207_convert_20190812130546.jpg
日本語のオ-ディオガイドの説明がとても分かり易い
DSC08208_convert_20190812130558.jpg
金食器
DSC08210_convert_20190812130612.jpg
銀食器
DSC08212_convert_20190812130637.jpg
絵皿
DSC08211_convert_20190812130623.jpg
このナプキンのたたみ方は、極限られた者にしか伝えられていない
DSC08215_convert_20190812135744.jpg
宮廷で最も豪華な食器セット
DSC08216_convert_20190812130654.jpg
フランスのルイ15世からマリア・テレジアへ贈られたセ-ブル磁器
DSC08218_convert_20190812130708.jpg
宮廷伝統の装飾ナプキン
DSC08220_convert_20190812130721.jpg
豪華な装飾が施されたセンタ-ピ-ス

銀器コレクションを見学した後は、シシィ博物館、皇帝の部屋と順に流れてゆく。
『シシィ』の愛称で知られる、皇妃エリザ-ベト。
その美に捧げた生涯は、未だ語り継がれている。
彼女は1837年にバイエルン(南ドイツ)の貴族の元で生を受け、16歳で宮廷へと嫁いだ。
堅苦しい宮廷生活を嫌い、療養という名目で多くの時間をウィ-ンの外で過ごす。
そして61歳の時、イタリア人の無政府主義者に暗殺されてしまう。
そんな波乱に満ちた彼女の生涯を描いた映画やミュ-ジカルも多く、シシィについて知れば知る程、僕も興味が湧いてきた。
DSC08224_convert_20190812130802.jpg
シシィ博物館
DSC08226_convert_20190812130814.jpg
皇帝の部屋

16人の子供を産んだ、女帝マリア・テレジア。
その娘であり、フランス革命で処刑されてしまう、マリ-・アントワネット。
そして、エリザ-ベト。
今回初めてウィ-ンを訪れて、僕はこのハプスブルク家に大変興味を持つことになった。
いつかエリザ-ベトの映画を是非観てみたいと思う。


つづく・・





スポンサーサイト



| '19中欧周遊編 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://gakuto2164.blog85.fc2.com/tb.php/1092-1fb27256

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT