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ザグレブの夜~中欧周遊編(16)

2019年1月4日
スプリット~ザグレブ



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考古学博物館の鳩形の土器  ※紀元前3000~2000年の発掘品で、紙幣にも描かれている


クロアチアの首都、ザグレブ。
イェラチッチ総督広場から小高い丘へと広がる、旧市街。
ケ-ブルカ-の終点ロトゥルシュチャック塔のある広場はカラフルなイルミネ-ションで飾られ、そこからは少しばかりの夜景を望むことが出来る。
しかし『望む』と言うにはいささか高さが足りず、夜景を楽しみたいのであれば、素直にお金を払って塔に上らないと満足は出来ないだろう。

そしてこの広場から坂道を下る辺りが、この町で最も賑やかだろうか。
脇には軽食やホットワインを出す屋台が並び、肉まんやタコ焼きらしきメニュ-も見かけた。
路地には心地良い音楽が流れ、時間があるなら僕もここでゆっくりしたいな、と思った程だ。
リュブリャ-ナの夜も賑やかだったが、やはりどの国も首都の夜というのは華やかで楽しい。
スプリットからやって来たからこそ、余計にそう思ったのかもしれないが。

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ザグレブの夜


2泊したアドリア海沿岸の町スプリットに別れを告げ、7時丁度にバスタ-ミナルを発つ。
まだ周りは真暗で、夜は完全に明け切れていない。
さすがは首都行きのバスだけのことはあり、車内はほぼ満員だったが、見た目とは違い座席はやけに狭かった。
中央の出入口から入ってその左手最前列の特等席に運良く座れたが、この席だけ床が高くなっており、足を動かすことすら出来なかった。
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スプリットを出発

車内は暖房が効き過ぎ、最初2時間は寝て過ごしたが、目を覚ますと全身汗だくになっている。
目を窓の外に移すと、驚くことに外は一面の雪景色。
道路脇には結構な雪が積もっており、その上、吹雪いていた。
余程標高が高い峠なのかと思ったが、腕時計で標高を確かめてみると、標高は600m。
それにしてもこんなノロノロ運転では、まだ200km以上あるというのに到着は大幅に遅れそうだな、と僕は不安になってきた。
走り始めて3時間程が経過し、ここで初めてのトイレ休憩となる。
外は寒く、雪が解けてシャバシャバだった。
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山越えは積雪によりノロノロ運転

再びバスは走り出し、その後しばらく経過。
やがて都会らしきアイテムが目につくようになってきた。
頻繁に見かけるクロアチア国旗、地方の町には無かった高いビル群、慌ただしく行き交う通行人、誰がどう見てもここが首都のザグレブだろう。
事前に訊いていた正午到着よりは45分遅れたが、思ったよりは遅れなかった。

早速バスタ-ミナルの窓口に並び、明日のウィ-ン(オ-ストリア)行きのチケットを購入。
最近この一連の流れ(到着後、即次の町へのチケットを押さえる)がパタ-ン化しており、僕らはすんなりと買えたが、列の2つ前にいた日本人青年はかなり苦労していた。
明らかに動揺した仕草、咄嗟の日本語、窓口の女性の呆れ顔(失笑)・・。
助けてやろうかとも思ったが、それではこの先青年は一人で旅を続けられないだろうと思い、行く末を後ろでそっと見守っていた。

鉄道駅方面へと歩いて向かい、宿探しを始める。
目についた1軒目のホステルはフルだと直ぐに断られた。
今の時期からして本当にフルなのかと疑わしかったが、そう言われたらもう打つ手はない。
そして、目についた2軒目。
とても愛想の良い受付係の青年は、得体のしれない僕らを快く受け入れてくれた。
彼曰く、8人ドミが1人9€、6人ドミだと1人9.5€。
6人用の部屋にはトイレ・シャワ-もあるらしく、値段の差も僅かだし、6人部屋の方に決めた。
共同のダイニングでフリ-の紅茶を飲み、昨日の残り物を片付ける。
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無事宿をゲット
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6人用ドミ部屋

鉄道駅向いの広場では何やら警察官が大勢集まり、野次馬とともに物騒な空気が流れていた。
やがて大男に手錠がかけられ、護送車のような檻の中にぶち込まれる。
犯人の男は檻の中でも暴れているようで、車は大きく揺れていた。
あれではまるで凶暴な動物と同じだが、あの男は一体どんな罪を犯したのだろうか。
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ザグレブ中央駅
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スケ-トリンク

そのまま歩いて緑地内を北上し、広場の屋台でホットドックを食べる。
屋台で焼かれたソ-セ-ジは誰がどう見ても美味しそうだし、値段さえ折り合いがつけば、食べない手はない。
ホットドックはドゥブロヴニクでも一度食べたが、レストランには入れない(入らない)身分な故、これが一番取っつき易い。
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美味しそうな屋台発見!
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ホットドックは1個15KN
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飢えていたらしい

ザグレブには様々な博物館が数多くあるようだが、その中で僕らは考古学博物館をチョイス。
ここの目玉は何と言っても、20ク-ナ(KN)札に載っているという”鳩形の土器”だろう。
この土器は紀元前3000~2000年にドナウ流域で栄えたヴチェドル文化を代表する発掘品で、時期的にはエジプトのピラミッドと同じ頃となる。
他にもよく分からないが珍しいものが多く、知識はなくてもその貴重さは充分に感じ取れた。
規模こそあまり大きくはないが、この博物館は僕的にかなりお勧めだ。
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以下、考古学博物館
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充実した展示品に大満足

イェラチッチ総督広場より北側が旧市街となり、この界隈がこの町で一番込み合っている。
聖堂や教会など一通り見て回り、賑わう旧市街を惜しみつつも、活気のない宿方面へと戻る。
バスタ-ミナルまで足を延ばし、明日の乗り場を確認しておく。
わざわざバスタ-ミナルへ来たのはこの近くにス-パ-がある為でもあり、そこで晩飯の食材を厳選し、たくさん買い込む。
キッチンとス-パ-さえあれば、最終的に『この町は楽しかったな・・』となる。
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イェラチッチ総督広場
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光る風船
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聖母被昇天大聖堂
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入口を飾る彫刻
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ルネッサンス様式の祭壇
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聖マルコ教会  ※左はクロアチア王国他、右はザグレブ市の紋章
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聖母マリアの肖像が納められた礼拝堂
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高台から望む町の夜景
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再び、イェラチッチ総督広場
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ストリ-トア-ト
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ス-パ-マ-ケット KONZUM
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豚ステ-キ

宿の共同キッチンで、今程買ってきた豚ステ-キを豪快に焼く。
思った程肉の厚みはなかったが、キッチンにあった塩を振りかけ、フライパンに余った油でついでにパンも焼いてみた。
思いつきで適当に焼いたパンだったが、揚げパンのような味がして意外と美味しかった。
僕は白ワイン、ナナはコ-ラで乾杯。
自炊と言えば、僕はこれ(ステ-キ)が一番やりたかった。
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キッチンで夕食作り
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今夜のメインは豚ステ-キ  ※パンも油で炒めてみた(右)

隣のテ-ブルでは、男女グル-プの若者達が本格的な料理を作っている。
ナナ曰くス-プのようだったが、野菜を何種類も入れていたし、ガ-リックの匂いもプンプン漂っていた。
ただ焼くだけの僕らの料理が恥かしいくらい、匂いからして美味しそうだった。
彼らを見ていて、やはり料理は作っている時が一番楽しいのかもしれない、と思った。
ドゥブロヴニク、スプリット、そしてここザグレブ・・。
クロアチアではキッチンでの自炊が、やはり僕的にも一番楽しかった。
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慣れないフォ-クに苦戦
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白ワイン2㍑は2日分


ザグレブ・PALMERS LODGE HOSTEL泊-154KN


バス(ザグレブ~ウィ-ン大人180KN、子供95KN) 宿代(154KN) ホットドック(15KN×2) 考古学博物館(大人30KN、子供15KN) ポストカ-ド(3KN) ス-パ-マ-ケット(豚ステ-キ575㌘16.99KN、食パン7.99KN、バケットパン2.79KN、コ-ラ2㍑4.99KN、飲むヨ-グルトいちご1.99KN×2、白ワイン2㍑16.99KN) ス-パ-マ-ケット(ソ-セ-ジ500㌘8.99KN)  計576.72KN
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