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僕は自称、山菜ランナ-

僕は走ることが今でもあまり好きではないが、この時期のランニングだけは意外と好きで走っている。名付けて、”山菜ランニング”。僕の住む飛騨には、はっきり言って山しかない。自宅から30分も走ればそこは山菜の宝庫、宝の山。峠や林道など至る所に、その時期の山菜がゾンビのように湧いている。家族(特に調理する側)には若干迷惑がられているが、これも旬の行事だと思い、潔く諦めてほしい。ただ僕が採ってくる山菜は、近所の大型ス-パ-では結構な値段の物ばかりなので、僕としてはいつも優越感には浸れている。一度走ってこれば実益的に軽く5千円分くらいは得ているだろうと、その辺に関してだけは意識が高い。
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タラノメはまだ蕾  ※あと1週間はかかりそうだ
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こんな高い所、手だけじゃ絶対に採れない
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ハリギリもまだ蕾
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以上2019.4.28撮影  ※この日収穫したタラノメ

5月4日はタラノメ狙いで集落奥の林道を詰めた。ホタルイカ獲りの徹夜明けで辛いが、何とか得意の山菜で挽回したい。前回(4月28日)来た時はまだ蕾だったので今回は丁度いい頃だろうと思ってはいるが、問題は誰かに先に採られていないかだ。頑張って走り、現場に到着。今日はタラノメの一点狙いなので、バックは背負わず軽装で来た。幸いまだ誰も採りに入っていないようで、今年は僕に軍配があった。その後走っていて数台の軽トラと擦れ違ったが、ひょっとしたら僕と同じ場所のタラ狙いで、数分の差だったのかもしれない。タラの芽は4、5m程伸びているものもあり、当然手は届かない。対策として今日はヒモを持参した。軍手も必需品だ。頼りないヒモだったが、何とか全ての芽をゲット出来た。しかし短パンにTシャツというランニングスタイルでは、やはり凶暴なタラとは対等に闘えなかった。

倒木が散乱し、かなり足場の悪い中、体勢を崩し転倒は避けられない状態に。通常なら咄嗟に手が出て、そこら辺の木に手を掛けて転倒を免れるのだが、何せ一帯はタラばかり。さすがにタラの木に手を差し出せば、逆に大怪我をする。本能的にそれを悟り避けたのはいいが、そうなると転倒は必至。転ぶ先にタラの木が見えたが、体に力を入れ、タラの木目掛けてそのまま倒れ込んだ。両脚が傷だらけになり、血も出ている。その程度で済んだから、まだ運が良かった方だ。・・しかしその後夕方くらいから突如右脚が痛み出し、歩けない程になった。当初走り過ぎによる故障かと思っていたが、どうやらそうではないらしい。指で押すと痛む源が特定出来、そこには日中のタラ林での外傷の跡が残る。おそらくタラが刺さった箇所から菌が入ったかして、中で化膿しているのだろうと思った。その夜は寝返りも打てないし、痛すぎて眠れなかった。
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2019.5.4収獲  ※コゴミ(上)、ハリギリ(下左1本)、タラノメ(下中)、リョウブ(下右)
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今日の狙いはタラノメ  ※この代償は大きいものとなった
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タラノメはタイミングが難しい  ※採り頃ばかり求めると、誰かに採られてしまう
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コゴミの群生地を発見!  ※コゴミの時期は既に過ぎているが、ここは珍しく採り頃
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リョウブ  ※これさえ覚えておけば、餓死することはない

5月6日。右脚の痛みはまだ残っているが、山菜も気になるし、リハビリを兼ね軽めのランニングに出かけた。この日の狙いはワラビ。3日前も採っていたが、その時はまだ少し早かった。しかし今回読みは的中し、この日は採り放題の状態がどれだけでも続いた。本腰を入れる時はトレランバックを背負って来るのだが、ここまで採れるとは思っておらず、毎回そうだが『何でバックを持って来なかったんだ・・』と悔いが出る。ワラビは雑草の背丈を越え、今が盛りを迎えていた。今週はワラビがどれだけでも採れそうなので、朝ランの際はバックを背負い、いつもより少し早く家を出ようと思う。横目で山菜を探しながらのランなので、一向にペ-スは上がらないし、見つけると止まったり歩いてばかり。この時期のランは全く練習になっていないが、楽しいから気にしない。僕は自称、”山菜ランナ-”。手の指が黒いのと、脚が傷だらけなのが何よりの証拠だ。それに、山菜ランニング・・。ランナ-の機動力を最大限駆使したこの形態は、山菜界では無敵だろう。車や自転車では見落としが多いだろうし、徒歩では活動範囲が限られる。
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2019.5.6収獲はワラビ3袋  ※今回も持ち帰るのに苦労した
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ワラビはこれからどれだけでも採れる


ある日近所の大型ス-パ-・シマヤにて、コシアブラが298円(税込321円)で売られていた。見た目は8本で、せいぜい入っていても10本程。結構な値段に先ずは驚き、その後沸々と嬉しさというか、してやったり感が込み上げてきた。この程度だったら僕は10秒で採れるし、100パック分(3万円分)採ってこいと言われても、1時間もあれば楽勝だろう。この売り場が東京のような大都会ならまだしも、こんな山国飛騨で果たして買う人がいるのだろうか気になるところだ。こごみは198円(税込213円)。群生していることを考えると、時期さえ合えばこれもどれだけでも採れる。
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富山県産こんてつ(コシアブラ)298円、富山県産こごみ198円

そして、タラノメは298円(税込321円)。大きいものが2、3本入っている。道端のものはこの大きさになる前に誰かに採られてしまうので、余程山奥にある秘密の場所でないと、ここまでは長く伸びないだろう。しかしさすがは山菜の王様だけはあり、本数にしては王様級のお値段だ。わらびも298円(税込321円)と意外に高い。5月6日収獲の3袋でざっと市販12~15パック、およそ4000~5000円分程。出来ることなら近所のス-パ-や道の駅なんかに卸したいくらいだが、登録やらパック詰めやら面倒くさいらしい。家族で美味しく食べるのも贅沢でいいのだが、趣味に実益が備われば、”プロの山菜ランナ-”として名乗れるのだろう。
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富山県産タラノ芽298円、富山県産わらび298円
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