奇岩迫る町 カランバカ~東欧周遊編(26)
2018年1月13日
テッサロニキ~カランバカ

2日振りの再会 ※やはり有ると断然落ち着く。『地球の歩き方』万歳!

ギリシアの国民酒OUZO(ウ-ゾ) ※水で割ると白く濁るのが特徴
中継地トリカラでバスを乗り換え、メテオラの麓カランバカへと向っている。
座席は右側最前列(ドライバ-は左側)を陣取った。
町が近付いているのか、目の前には大きく聳える奇岩群が目立ってきた。
トルコ・ギョレメにも似た奇岩群だが、カッパドキアのそれとは異なり、より大きく、一ヶ所に集まっているのが特徴だ。
カランバカは本当に何もない小さな町だが、この奇岩の上に建つ修道院こそが、あの有名な世界遺産メテオラである。
テッサロニキ~カランバカ

2日振りの再会 ※やはり有ると断然落ち着く。『地球の歩き方』万歳!

ギリシアの国民酒OUZO(ウ-ゾ) ※水で割ると白く濁るのが特徴
中継地トリカラでバスを乗り換え、メテオラの麓カランバカへと向っている。
座席は右側最前列(ドライバ-は左側)を陣取った。
町が近付いているのか、目の前には大きく聳える奇岩群が目立ってきた。
トルコ・ギョレメにも似た奇岩群だが、カッパドキアのそれとは異なり、より大きく、一ヶ所に集まっているのが特徴だ。
カランバカは本当に何もない小さな町だが、この奇岩の上に建つ修道院こそが、あの有名な世界遺産メテオラである。
9:40、宿をチェックアウト。
小雨がぱらつきかけたが、何とかバスタ-ミナルまで持ち堪えてほしいと願い、歩き始めた。
先ずは鉄道駅へと向う。
この駅構内にあるバス会社に寄り、諦め半分、期待半分で荷物が届いているかを確認した。
しかし期せずして、カウンタ-越しの隅に寄せられた赤のナイキバックが目に留まる。
バックは無事届いているようだが、果たして肝心の歩き方はどこにあるのか・・。
恐る恐るバックを開き中を覘いてみると、しっかりと中に入れてあった。
もともと歩き方は単独で座席の上か背もたれの網に入れていたが、運転手が気を利かせてくれ、バックと一体として管理してくれたようだ。
僕が最も避けたかった、バックだけが戻ってくる・・という最悪のパタ-ンは避けられた。
無事国境を通過した『地球の歩き方(ギリシア)』と2日振りの再会を果たす。
今回のこの件で、歩き方の重要さを身に染みて認識させられた。
万一失くしたとしても旅が続けられることは分かったが、やはり時間的にもお金的にも無駄なロスばかりが蓄積されてしまい、効率が悪過ぎる。
やはり1ヶ月で何ヶ国も行こうとする欲張りな旅行では、有能なガイドブックが必須だろう。
全てが元に戻り、僕も俄然元気になってきた。
続けて歩き、バスタ-ミナルへと向かう。
しかしこのマケドニアバスタ-ミナルまでが、想像以上に遠く、とても長く感じた。
窓口にてカランバカ行きのチケットを即購入。
出発のタイミングが合わず、1時間半近くタ-ミナルで過ごすことになる。
荷物の件がなければ8:30発に乗れたのだが、この12時発便では到着が夕方になってしまう。
タ-ミナル内のトイレは珍しく無料で、先進国に近付いてきたのだと実感。
バスは定刻通り12:00に、テッサロニキのマケドニアバスタ-ミナルを出発した。

マケドニアバスタ-ミナル ※町からかなり離れている
そしてバスに乗ること2時間半、14:30に中継の町トリカラに到着した。
カランバカへの直行はなく、ここでバスを乗り換えることになるが、次のカランバカ行きは15:15発と接続は悪かった。
スコピエから戻ってきた菓子やパンを食べながら時間を潰し、バスは定刻通りに発車。
そしバスに乗り40分、ようやく16時前に本日の目的地カランバカに到着した。

15:15発 カランバカ行き ※乗り継ぎ地のトリカラにて

今日は終日移動で終わりそうだ

車窓から見たトリカラの教会
この町での宿探しはさほど心配していなかったが、事前にネットで調べていた第一候補の宿が自ら客引きにやって来てくれた。
バスを降りて、僅か1秒での宿確定。
これは一番楽な展開で、そうは多くないラッキ-なパタ-ンだ。
スマホで事前に予約してきたのでは、こういう展開には巡り会えない。
客引きをする宿は、大概が質の良い宿が多い。
中身には自信があるのに、場所が悪いとか、宣伝していない為、知名度が低く客が来ない。
だからわざわざ集客に来る訳で、バスを降りて客引きがいたら、僕はほぼ100%そこに決める。

ROOMS TOTTI(右) ※本命自ら客引きに来てくれて超ラッキ-
そして今回もまた、例外に埋もれず中々の宿に恵まれた。
トイレ・シャワ-付きのダブルで30€と少し値は張るが、この町からしたら文句なしの条件。
6人用ドミでも1人18€する町だけに、この宿は当たり中の大当たりだったと言える。
客引きの後をついて歩き、ようやく宿に到着。
部屋はシックにまとめられ、上部にはテレビも付いていた。
ク-ラ-は最初稼働しなかったが、埃が溜まっていたのが原因だったようで、マダムがフィルタ-を外し洗ってきたら順調に動き出した。
ベランダからは岩山が見える。
トイレ・シャワ-は清潔で、タオル数枚の他、シャンプ-などアメニティ-も充実していた。

綺麗なベット

テレビ付き ※ベランダからは岩山が望める

シャワ-・トイレ
結局今日は何も観光出来ていないので、少しでも町を歩くことにする。
ギリシアに入って時差を1時間進めたせいか、16時で暗くなることもなく、町歩きもこれまでの国よりは長く楽しめた。
しかし今はロ-シ-ズン。
その休日ということもあるらしく、閉まっている店が多く、住民の姿もほとんど見かけなかった。
結局この町には岩山しかなかったが、その迫力は正に圧巻の一言に尽きる。

奇岩迫る

まるでヨセミテ

ビックウォ-ル

11世紀のビザンティン教会

教会内部の壁画

カランバカの町並み
ス-パ-マ-ケットでワインとポテトチップスを買い込む。
開いている店を全てチェックし、一番安かった1.5€のケバブ屋で夕食をとることに。
しかし店内の誇大広告にまんまと騙され、写真に載っていたドリンクは結局ついてこなかった。
では何故に、『ケバブ+コ-ラ1.5€』と書いているのだ。
コ-ラが別料金であるなら、普通は『+』なんていう表記はしないだろう。

辛うじて見つけたケバブ屋 ※店の選択肢がほとんどない

良くもなく悪くもなく
部屋に戻り、宴会を始めた。
スコピエで買っていた激安赤ワインがまだ半分(1㍑)残っているので、今日買った1.5㍑の白ワインは明日の分とする。
ポテトチップスはこの辺りではよく見るメ-カ-ものが、3袋3€とかなりお得だった。
この夜、赤ワインは残り1㍑を飲み切り、ポテチは2袋を食べ切った。

ライトアップされたホテル外観

独特のシルエットとラベルデザイン ※一度見たら忘れない

今日の日記
カランバカ・ROOMS TOTTI泊-30€
バス(テッサロニキ~カランバカ大人21.4€、子供11.2€) 宿(30€×2泊分) 教会(2€、子供フリ-) ス-パ-マ-ケット(コ-ラ1.5㍑0.7€、白ワイン1.5㍑2.56€、ポテトチップス150㌘3袋で2.96€) パン(0.85€×2) 土産屋(ポストカ-ド0.3€、ウ-ゾ3.8€) 夕食(ケバブ1.5€×2) 計109.62€
小雨がぱらつきかけたが、何とかバスタ-ミナルまで持ち堪えてほしいと願い、歩き始めた。
先ずは鉄道駅へと向う。
この駅構内にあるバス会社に寄り、諦め半分、期待半分で荷物が届いているかを確認した。
しかし期せずして、カウンタ-越しの隅に寄せられた赤のナイキバックが目に留まる。
バックは無事届いているようだが、果たして肝心の歩き方はどこにあるのか・・。
恐る恐るバックを開き中を覘いてみると、しっかりと中に入れてあった。
もともと歩き方は単独で座席の上か背もたれの網に入れていたが、運転手が気を利かせてくれ、バックと一体として管理してくれたようだ。
僕が最も避けたかった、バックだけが戻ってくる・・という最悪のパタ-ンは避けられた。
無事国境を通過した『地球の歩き方(ギリシア)』と2日振りの再会を果たす。
今回のこの件で、歩き方の重要さを身に染みて認識させられた。
万一失くしたとしても旅が続けられることは分かったが、やはり時間的にもお金的にも無駄なロスばかりが蓄積されてしまい、効率が悪過ぎる。
やはり1ヶ月で何ヶ国も行こうとする欲張りな旅行では、有能なガイドブックが必須だろう。
全てが元に戻り、僕も俄然元気になってきた。
続けて歩き、バスタ-ミナルへと向かう。
しかしこのマケドニアバスタ-ミナルまでが、想像以上に遠く、とても長く感じた。
窓口にてカランバカ行きのチケットを即購入。
出発のタイミングが合わず、1時間半近くタ-ミナルで過ごすことになる。
荷物の件がなければ8:30発に乗れたのだが、この12時発便では到着が夕方になってしまう。
タ-ミナル内のトイレは珍しく無料で、先進国に近付いてきたのだと実感。
バスは定刻通り12:00に、テッサロニキのマケドニアバスタ-ミナルを出発した。

マケドニアバスタ-ミナル ※町からかなり離れている
そしてバスに乗ること2時間半、14:30に中継の町トリカラに到着した。
カランバカへの直行はなく、ここでバスを乗り換えることになるが、次のカランバカ行きは15:15発と接続は悪かった。
スコピエから戻ってきた菓子やパンを食べながら時間を潰し、バスは定刻通りに発車。
そしバスに乗り40分、ようやく16時前に本日の目的地カランバカに到着した。

15:15発 カランバカ行き ※乗り継ぎ地のトリカラにて

今日は終日移動で終わりそうだ

車窓から見たトリカラの教会
この町での宿探しはさほど心配していなかったが、事前にネットで調べていた第一候補の宿が自ら客引きにやって来てくれた。
バスを降りて、僅か1秒での宿確定。
これは一番楽な展開で、そうは多くないラッキ-なパタ-ンだ。
スマホで事前に予約してきたのでは、こういう展開には巡り会えない。
客引きをする宿は、大概が質の良い宿が多い。
中身には自信があるのに、場所が悪いとか、宣伝していない為、知名度が低く客が来ない。
だからわざわざ集客に来る訳で、バスを降りて客引きがいたら、僕はほぼ100%そこに決める。

ROOMS TOTTI(右) ※本命自ら客引きに来てくれて超ラッキ-
そして今回もまた、例外に埋もれず中々の宿に恵まれた。
トイレ・シャワ-付きのダブルで30€と少し値は張るが、この町からしたら文句なしの条件。
6人用ドミでも1人18€する町だけに、この宿は当たり中の大当たりだったと言える。
客引きの後をついて歩き、ようやく宿に到着。
部屋はシックにまとめられ、上部にはテレビも付いていた。
ク-ラ-は最初稼働しなかったが、埃が溜まっていたのが原因だったようで、マダムがフィルタ-を外し洗ってきたら順調に動き出した。
ベランダからは岩山が見える。
トイレ・シャワ-は清潔で、タオル数枚の他、シャンプ-などアメニティ-も充実していた。

綺麗なベット

テレビ付き ※ベランダからは岩山が望める

シャワ-・トイレ
結局今日は何も観光出来ていないので、少しでも町を歩くことにする。
ギリシアに入って時差を1時間進めたせいか、16時で暗くなることもなく、町歩きもこれまでの国よりは長く楽しめた。
しかし今はロ-シ-ズン。
その休日ということもあるらしく、閉まっている店が多く、住民の姿もほとんど見かけなかった。
結局この町には岩山しかなかったが、その迫力は正に圧巻の一言に尽きる。

奇岩迫る

まるでヨセミテ

ビックウォ-ル

11世紀のビザンティン教会

教会内部の壁画

カランバカの町並み
ス-パ-マ-ケットでワインとポテトチップスを買い込む。
開いている店を全てチェックし、一番安かった1.5€のケバブ屋で夕食をとることに。
しかし店内の誇大広告にまんまと騙され、写真に載っていたドリンクは結局ついてこなかった。
では何故に、『ケバブ+コ-ラ1.5€』と書いているのだ。
コ-ラが別料金であるなら、普通は『+』なんていう表記はしないだろう。

辛うじて見つけたケバブ屋 ※店の選択肢がほとんどない

良くもなく悪くもなく
部屋に戻り、宴会を始めた。
スコピエで買っていた激安赤ワインがまだ半分(1㍑)残っているので、今日買った1.5㍑の白ワインは明日の分とする。
ポテトチップスはこの辺りではよく見るメ-カ-ものが、3袋3€とかなりお得だった。
この夜、赤ワインは残り1㍑を飲み切り、ポテチは2袋を食べ切った。

ライトアップされたホテル外観

独特のシルエットとラベルデザイン ※一度見たら忘れない

今日の日記
カランバカ・ROOMS TOTTI泊-30€
バス(テッサロニキ~カランバカ大人21.4€、子供11.2€) 宿(30€×2泊分) 教会(2€、子供フリ-) ス-パ-マ-ケット(コ-ラ1.5㍑0.7€、白ワイン1.5㍑2.56€、ポテトチップス150㌘3袋で2.96€) パン(0.85€×2) 土産屋(ポストカ-ド0.3€、ウ-ゾ3.8€) 夕食(ケバブ1.5€×2) 計109.62€
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