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銅像の町~東欧周遊編(24)

2018年1月11日
プリシュティ-ナ~マケドニア・スコピエ



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スコピエには銅像しかないが、ここまで多いと正に感動もの  ※予備知識があっても絶対に驚く


ここはマケドニアの首都、スコピエ。
町の至る所に大小様々な銅像が設置され、その数は僕の予想を遥かに上回っていた。
この町に銅像が多いことは、事前情報により一応は頭に入っていた。
当初ナナと2人で、『銅像を10個探すぞ!』なんて、今思えば軽はずみに言い合っていた。
しかし川沿い辺りから銅像が急激に増え始め、そんな10個ばかしの軟な目標は一秒でクリア。
銅像を100個探すぞ・・と言っても、その数を探すのにたいして時間はかからない。
1000個探すぞ・・と言っても不可能ではないだろうし、そのくらいの高い目標を掲げなければスコピエ様に対して失礼な話だ。

さすがにここまで多いと、正直笑うしかない。
しかしいい加減笑うのも通り越して、最終的には凄さすら感じてしまう。
銅像はおそらく偉人や歴史上の人物のようで、モデルとなった人物のプロフィ-ルのようなものが台座に刻まれていた。
何だかよく分からんが、凄いぞスコピエ!
ス・コ・ピ・エ!バンザ~イ!
完全に僕も頭がおかしくなってきた。


朝起きると、僕らの泊まっている8人部屋は知らぬ間に一杯になっていた。
7時過ぎに宿をチェックアウトし、7時半にはバスタ-ミナルに到着。
早速窓口でチケットを買うと、次のスコピエ行きは8時半だと言う。
仕方なくベンチに座りしばらく待ち、ようやくその時刻になってバスは発車した。
そして、走り始めること1時間15分で国境に到着。
出入国の管理事務所は各々100m程しか離れていない。
今回の国境通過は日中だからだろうか混んでおり、結局30分程を要してしまった。
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プリシュティ-ナのバスタ-ミナル  ※使用料を取られるので注意
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国境ゲ-ト  ※再びマケドニアへ

国境での手続きを終え、ようやくバスは再始動。
国境でのタイムロスを縮めるかのようにバスは気持ちいい程かっ飛ばし、国境から僅か30分でスコピエのバスタ-ミナルに到着した。
プリシュティ-ナからスコピエへのバス移動、要した時間は2時間と13分だった。
子供のバス代は車内で払うつもりでいたが乗務員は改札に来ず、結局ナナはタダ乗りしたことになる。
バスタ-ミナルでは、先ずは明日朝発のギリシア・テッサロニキ行きのバス予約を行う。
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スコピエのバスオフィス  ※テッサロニキ行きをカ-ド払いで購入

次の町への脱出手段を押さえたら、次は毎度悩める宿探し。
先ずは1軒目、明日朝の出発に備え、バスタ-ミナル近くのホステルが第一希望だった。
場所はかなり分かり難く、通行人に尋ねても誰もその存在を知らない。
しかし何とか見つけ出し、無事11:10にチェックイン。
8人ドミが一つだけのこのホステルは、完全にアパ-トの一室と言った感じ。
1ベット6€と激安で、印象は悪くない。
ロビ-でフリ-のコ-ヒ-を飲んだ後、早速町へと繰り出した。
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かなり分かり難かったが、この建物の一部屋がホステル
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ドミトリ-  ※お一人様が多く快適だった
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多言語のあいさつ

中心部を目指して歩き、やがて川沿いに出ると、無数の銅像を目にすることになる。
ここスコピエでは『スコピエ2014』という都心開発プロジェクトが行われ、多くの建物やモニュメントが作られた。
町は大きく変貌を遂げ、銅像の町スコピエが誕生したのである。
それにしても尋常でないほど、銅像が多い。
ここまでこだわるのも逆に凄いことで、笑いを越えて僕は猛烈に感動した。
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手始めの銅像  ※先ずは挨拶がてら建物のテラスから
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海賊船
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それにしても想像以上に多いな
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屋根の上にまであるし
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マケドニア広場とアレキサンダ-大王像
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いい加減笑えてきた  ※笑いの先に感動があった
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城塞

お腹が空いたとナナが言うので、オ-ルドバザ-ルへと向かうことにした。
事前に入手していた情報通り、バザ-ルの北側には安いケバブ屋がたくさんあった。
地元民で込み合う店にハズレはなく、とても美味しいバ-ガ-を頂けた。
支払いは5€(ナナのバス代の浮いた分)を出し、釣りはマケドニア通貨のDENで返ってきた。
他の国でもたまにこういう扱いは受けるが、返された金額が正しいかどうか確かめようがない。
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オ-ルドバザ-ル
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ハンバ-ガ-とシシケバブバ-ガ-
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昼食をハシゴ(2軒目)
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シシケバブ5本セット(パン付き)  ※これで60DEN
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15世紀築のムスタファ・パシナ・ジャミ-ヤ

街を一望出来る城塞へと向かう。
昨日もプリズレンの城塞へ行ったばかりだが、今日は気持ちの良い青空に恵まれた。
城壁の上は歩けるようになっており、様々な角度からの眺めを存分に楽しんだ。
石橋(カメンモスト)を渡り、巨大なアレキサンダ-大王像の建つマケドニア広場へ。
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城塞
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マケドニア産白ワイン  ※1日最低1本をノルマとしている
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城塞から望む石橋周辺

マザ-テレサ記念館。
アルバニア系カトリックの家庭に生まれたテレサは、18歳までここスコピエで過ごした。
彼女の業績を記念する為に2009年にオ-プンしたこの記念館には、出生証明書や身の回りの品などが惜しげもなく展示されている。
展示は2階の一部屋のみだが、その内容はかなり充実していた。
入場無料というのも有り難く、とても素晴らしい施設だった。
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マザ-テレサ記念館  ※入館無料、絶対に行くべし
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見応えは相当
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ノ-ベル賞
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修道服
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出生証明書
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葬儀
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ロ-マ法王と
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ダイアナ妃と

次に訪れたのが、スコピエ博物館。
1963年にこの地を襲った大地震は、スコピエの建物の80%を破壊し、約3000人もの尊い命を奪った。
この博物館は、その時半壊した鉄道駅を利用したもの。
地震直後の状況を撮影したパネル展示や、この町で発掘された装飾品など見所も多い。
ここも入場無料となり、とても興味深く見学出来た。
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スコピエ博物館(旧鉄道駅)  ※入館無料、ここも興味深い
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止まった針はあの時のまま
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パネル展示
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この町で発掘された品々

17時近くになると、既に辺りは真っ暗になってきた。
町は綺麗にライトアップされ、至る所で目にする銅像が余計不気味に浮かび上がってくる。
再びバ-ガ-を求めて、夜のオ-ルドバザ-ルを彷徨う。
昼間の賑わいは既になく、同じ場所だとは思えない程の変わりようだった。
昼寄った2軒目の店を探したが、結局見つけられず、新たに発見した店での夕食となった。
しかしこの店のハンバ-ガ-が、とにかく大きかった。
まるでワニが大口を開けているかのようにバンズは閉じ切らず、ポテトや野菜が中にぎっしりと詰まっていて、とても美味い。
夜もハシゴするぞと豪語していたナナですら、この1個が完食出来なかった。
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ライトアップされたマケドニア門
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ヴァルダル川の畔に建つ考古学博物館
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オ-ルドバザ-ルのハンバ-ガ-屋
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デカくて美味い
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セルビア辺りからハンバ-ガ-が主食となっている

再び夜の街をふらつき歩き、ショッピングセンタ-内の大型ス-パ-に寄り、手持ちのマケドニア通貨を上手く使い切った。
宿のロビ-で白ワイン1㍑をようやく空け、夜10時半床に就いた。
たった1日限りのマケドニア滞在だったけど、スコピエに寄れて良かったと思う。
本当はアルバニアにも行きたかったが、日程の都合もあり、中々思うようなル-トを組むことが出来なかった。
いよいよ明日ギリシアに入る。
昔若い頃、妻と旅した時以来だ。
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夜の散策も楽しい  ※ミレニアム十字(世界最大級の十字架)が輝く
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ショッピングセンタ-
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宿泊客は少ないし、ロビ-は大概貸し切り


スコピエ・VALENTIN BEDS泊-12€


バス(プリシュティ-ナ~スコピエ5.5€、子供タダ乗り) バス(スコピエ~テッサロニキ1230DEN×2) 宿(6€×2) ス-パ-マ-ケット(白ワイン1㍑102DEN) ポストカ-ド(0.35€×2) 昼食(ハンバ-ガ-、シシケバブバ-ガ-5€-180DEN) 昼食2軒目(シシケバブセット60DEN) 夕食(ハンバ-ガ-70DEN×2) ス-パ-マ-ケット(バケットパン25DEN、ポップコ-ン10DEN、枝豆スナック5DEN、ポテトチップス150㌘54DEN、赤ワイン2㍑127DEN)  計23.2€、2803DEN
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| '18東欧周遊編 | 17:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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