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コソヴォの夜~東欧周遊編(22)

2018年1月9日
~マケドニア・スコピエ~コソヴォ・プリシュティ-ナ~グラチャニツァ~プリシュティ-ナ



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世界遺産 コソヴォの中世建造物群 (2004年登録)  ※グラチャニツァ修道院
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ビル・クリントンの像  ※ここまで一緒に歩いてきた青年と


ここはバルカンの小国コソヴォ、その首都となるのがここプリシュティ-ナ。
急遽計画を変更し、一気にここまで来ることになった。
この町ではツ-リストの姿はほとんど見かけない。
宿探しに苦労するとは思えないが、マイナ-な国であるが故、そもそも宿自体が多くない。
1軒目に覘いたホステルHANは個室が無いとあっさり断られたが、その隣で偶然別のホステルを見つけ、迷わずそこに飛び込む。

しかしここにも個室の空はなく、結局はドミに泊まることになったが、無事9時にチェックイン。
何より従業員のオバマ青年の人柄が良く、僕がお決まりのフレ-ズを促すと、『Yes、We、Can!』と笑顔で応えてくれた。
他の従業員の青年らも、皆印象はすごく良い。
コ-ヒ-、紅茶はフリ-で飲み放題。
8人用ドミ部屋(1人9€)を僕ら2人で貸し切ることになり、あえて個室(ダブル25€)が空いていなくてラッキ-だった。

・・夜9時。10人程の若者グル-プがス-ツケ-スを引っさげ、賑やかにチェックインしてきた。
先程までは従業員3人に対し、宿泊客は僕ら親子2人のみというガラ空き状態だったのに・・。
これまで僕はドミに対していい印象は持っていなかったが、この宿で印象は大きく変わった。
宿泊客各々に鍵付きのロッカ-や鍵無しの引き出しがあり、ベットにはカ-テンが付いており、ふわふわ布団は確実に寝心地が良さそうだ。
これなら今後はドミも積極的に利用してもいいかな、とさえ思った。

ロビ-で音楽を聴きながら、僕はワイン1㍑を飲み、そこそこいい感じに仕上がっている。
オバマ青年は家に帰ってしまったようで、代りに夜勤に就いた19歳の青年と少し話をする。
コソヴォはバスケットが盛んでバルカンリ-グというものがある・・ことや、国民的英雄の女子柔道金メダリストがいる・・など、自国ネタを幾つか青年から聞き出した。
ナナは今日の日記を書き終え、既にロビ-のソファ-ですやすやと眠っている。
旅も残り10日余りとなってきたが、ここまでよく乗り切ってくれたな・・。
娘の寝顔を見ながら、酔って少し感傷的になったからか、僕はしみじみとそう思った。


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スコピエ(マケドニア)到着
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鉄道駅で時間潰し
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バスのチケット売り場  ※両替窓口(右)はレ-ト最悪
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2国間の首都を結ぶミニバス
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ドライバ-にパスポ-トを預け、出入国は難なくクリア
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プリシュティ-ナ(コソヴォ)到着  ※どこだ、ここは!
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マザ-・テレサ大聖堂
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一先ず中心部を目指す
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見事なア-トに騙された
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マザ-・テレサの像
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8人ドミを貸し切り
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オバマ青年

宿で少し寛いだ後、再びバスタ-ミナルまで歩き、近郊のグラチャニツァ修道院を目指す。
そこは『コソヴォの中世建造物群』として、他の建物と共に2004年に世界遺産登録されている。
珍しく順調に目的地に到着し、早速本日のメインとなるグラチャニツァ修道院を見学するとする。
中には監視員が1人いたが、ボヤナ教会(ブルガリア)のように厳重な監視ではなかった。
内部のフレスコ画は撮影禁止だが、監視員の抜けた隙にここぞとばかりに写真を撮りまくる。
狭い内部で見るものは少なく、見学は数分で終え、一旦建物から出る。
地べたに座り、休憩がてら溜まっていた日記を1日分片付けることにした。
そしてしばらく経ち再び入場を試みるが、監視員に『Why?』と煙たがれ、仕方なく再入場は断念せざるを得なかった。
おそらく監視員には、僕が写真を撮っていたことがバレていたのだろう。

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首都の目抜き通り
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グラチャニツァ修道院の敷地入口
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祭壇
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壁一面に描かれたフレスコ画
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天井画

バスでプリシュティ-ナへと戻るつもりが、降りる所を見誤り、少し早く降りてしまった。
道を尋ねた青年と気が合い、英語で適当に話しながら、無事ビル・クリントン像へと辿り着く。
2008年に独立を宣言したコソヴォ共和国は、ヨ-ロッパで最も新しい国。
コソヴォは現在アメリカやイギリス、ドイツやフランス、日本など111ヶ国から承認を受けているが、セルビア、ロシア、中国、スペインなど国連加盟国の半数近くに上る85ヶ国は独立を認めていない。
セルビアは未だにコソヴォを自国の一部としており、コソボ・メトヒヤ自治州と呼んでいる。
当時、コソヴォの独立を要求していたアルバニア人(人口の9割を占める)と、それを認めないセルビア共和国との民族紛争がコソヴォ紛争であった。
米軍主導のNATO(北大西洋条約機構)は共産主義に進むセルビアに爆撃を与え、コソヴォの独立を支援した。
そして当時のアメリカ大統領が、ビル・クリントンだったのである。
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どこか笑える女神像
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マザ-・テレサ大聖堂内部
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ケバブ

一旦宿へと戻り、コ-ヒ-、紅茶を飲みながら、ナナにポストカ-ドを2枚書かせる。
その後、散歩がてら旧市街へと出向くが、今一賑わいに寂しさを感じた。
夕食の選択肢はほとんどなく、自ずと宿近くのハンバ-ガ-屋でとることになった。
1€と安いが結構なボリュ-ムで、ナナはケバブがまだ腹に残っているようで珍しく食べ切れなかった。
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宿のロビ-からの眺め
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ライトアップ
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ハンバ-ガ-屋
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1€にしては結構なボリュ-ム
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流れ星

宿に戻ると、ロビ-で従業員2人がサッカ-のテレビゲ-ムをして大いに盛り上がっていた。
客が僕らしかいないのだから、そうなっても仕方のないことだ。
ナナは先程今日の日記を書き終え、隣のソファ-で爆睡中。
僕は1㍑のビックワインを飲みながら、今日の日記を書いている。
そして日記を書き終える頃には、ようやくボトルは空になった。
観光するには若干物足りなさを感じるが、そんな素朴なコソヴォも悪くない。
今、僕はコソヴォにいる・・。
どこかで聞いたことのあるフレ-ズだ。
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湯舟に浸かり
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ロビ-でワインを飲み
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日記を書く


プリシュティ-ナ・PRISHTINA CENTER泊-18€


バス(320DEN×2) BT使用料(0.1€) バス(プリシュティ-ナ~グラチャニツァ0.5€×2) ポストカ-ド(0.5€) バス(グラチャニツァ~プリシュティ-ナ0.5€) ケバブ(1.5€×2) ス-パ-マ-ケット(オレンジシュ-ス2.5㍑0.49€) ス-パ-マ-ケット(袋菓子0.8€) ハンバ-ガ-(1€×2)  計640DEN、8.39€
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| '18東欧周遊編 | 22:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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