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北海道縦断(12)~サロベツ原野


・・前回の続き


オロロンラインを離れ、R972へ右折し内陸部へと入る。今回の北海道縦断だけに限らず、本州縦断、九州縦断と僕の日本列島縦断の旅は日本海とともにあった。時には荒々しく立ちはだかり、時には青空や夕陽が疲れた身体を癒してくれる。辛い時も楽しい時も(ほぼ辛い)、僕の傍らには常に日本海があった。そんな旅の道連れのような存在だっただけに、ここでオロロンを離れるということは、日本海との今生の別れのように思えて切なくなった。道路標識には今日の宿泊地である豊富(とよとみ)の文字も出てきた。
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オロロンラインを一度離れ、R972へ右折(13:00)
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本日の宿泊地は豊富
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列柱の如く
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どこまでも変わらない景色

オロロンラインから離れること4km、幌延ビジタ-センタ-に到着。利尻礼文サロベツ国立公園の一角を成すサロベツ原野は、豊富町と幌延町の海岸線沿いに広がる湿原であり、2005年にラムサ-ル条約に登録されている。幌延ビジタ-センタ-の中に入り、束の間の観光気分を満喫。今回北海道縦断をしなかったらおそらく一生来ることはなかっただけに、こうして立ち寄れて本当に良かったと思う。続けて道路向かいにある幌延展望塔へと上ってみる。階段を上るにつれ風の強さは増し、屋上では立っていられないくらいの強風を浴びた。眺めは一応全方向望めるものの、そもそもが何もない平原なので、そこまでの感激はない。
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幌延ビジタ-センタ-(13:58)
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各種展示(1階)
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望遠鏡コ-ナ-(2階)
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幌延展望塔  ※無料で眺望を満喫出来る
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ビジタ-センタ-周辺  ※以下、展望塔からの眺望
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湿原とパンケ沼
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この先進む方向
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広大な原野

ここ幌延町の基幹産業は酪農らしく、約11,000頭の乳牛やトナカイが町内で飼育されているという。乳牛は何処か愛敬があり、おとなしく整列する姿を見て、とても穏やかな動物なのだと感じた。何もない道を淡々と進む。車もほとんど見かけない。いかにも北海道らしい長閑な景色に見とれる中、豊富町へと入る。
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乳牛
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行儀良く並んでいる
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町のシンボル
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群れを成して
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空を舞う
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牧草ロ-ル(ロ-ルベ-ルラップサイロ)
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陽射し
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鹿飛び出し注意
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豊富町(16:58)
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地図右上に宗谷岬が現れた

宿への到着は予定より1時間遅れた。先ず風呂で一日の汗を流し、続けて食堂で夕食タイム。隣のテ-ブルには年配男性が2人、前のテ-ブルには労働者男性が3人、そしてテレビ前のテ-ブルには労働者女性が1人各々夕食を取っていた。入口のテ-ブルにはご飯の入ったお櫃と味噌汁の入った鍋が置かれ、自分で勝手にお代わりをするスタイル。食べっぷりは明らかに僕だけ突出していたが、腹一杯食べさせてくれるこの宿の心意気が嬉しかった。部屋に戻り、夜のル-ティ-ンをこなしつつ、同時並行で宴を開始。湯舟に浸かっている時、酒を飲んでいる時くらいしか楽しみはない。10割辛いと言っても過言ではないが、大目に見て9割が辛くて1割が楽しい、ってとこか。ただ実際、この辛さの占める割合が大きければ大きい程、附随して記憶に残り、後々かけがえのない思い出となってくる。
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松屋旅館(17:55)
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客室  ※今回の縦断は大半が和室の畳間だった
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共同の浴室は交替制
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宿の食堂で夕食(18:40)
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ご飯山盛り3杯、味噌汁も3杯食べ腹一杯  ※お代わりは自分で好きなだけ
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今宵の友
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足裏に水膨れが多数発生したが
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さほど気にならず


松屋旅館(豊富町)泊


道の駅てしお(メ-プルコ-ン480円) Aコ-プ(ア-モンドケ-キ124円、おかかおにぎり108円、ツナマヨおにぎり108円、焼きそばパン108円) セイコ-マ-ト(ポテチコンソメ116円、カスタ-ドクリ-ムパン116円、おにぎり海老マヨ108円、おにぎりツナマヨ108円、ポテチうす塩106円、スパ-クリングワイン赤548円) 宿(1泊夕食付き5000円)  計7030円
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