本州縦断フットレース2021スペシャル(21)~鳥取砂丘と二郎系
2021年5月12日(水)
※大会19日目
湯村温泉(兵庫)~浜村温泉(鳥取)
本日距離:50.6km
《総距離:1126.6km》

鳥取砂丘
湯快リゾ-トでの朝食バイキング。昨日の夕食を控えめにしたのは、この瞬間に賭けていたからだ。メニュ-のほとんどを皿に載せ、いちいち手袋をはめてのお代わりも面倒なので、最初にまとめて取っておく。見たくれは相当悪い。周りから見たら、『どこかの馬鹿な食いしん坊が何も考えずに取っている』くらいにしか思われていないだろう。しかしこれが唯一の貴重な栄養源になっていることだけは確か。本州縦断の成功の鍵は朝食バイキングが握っている、そう言っても過言ではない。僕の食欲は育ち盛りの高校生並みで、この歳にしては食べる方だと自分でも思う。7時開始の朝食を十二分に満喫し、予定通り8時過ぎには宿を発った。

大盛りカレ-に山盛りご飯、温泉卵や温泉まんじゅう、ヨ-グルトやサラダ、味噌汁、果汁ジュ-スなど

自然薯にオクラ、クロワッサンや白身魚、ベ-コン、ソ-セ-ジ、フライドポテトにきんぴら、野菜煮物、納豆など
温泉街を散策するように進む。時間があれば多少の観光もしたかったが、一切寄り道することなく最短路にて国道9号へと取りついた。そして10:04、CP27の蒲生トンネル入口(1084.1㌔)に到着。このトンネル内で兵庫県から鳥取県へと入る。東北地方の時もそうだったが、初めて訪れるこの山陰地方も全てが新鮮に映る。そもそも”山陰地方”という言葉を口にすること自体初めてのような気がするし、どこか『近い外国』、『遠い日本』といったイメ-ジすら抱く。目にする看板にいちいち感動し、気分は幾分ハイになっている。しかし今日は猛烈な睡魔に前半かなり苦しめられた。5分、10分、10分と3度の仮眠を繰り返す。通常の仮眠は5分で切り上げているので、10分というその時間がその度合を物語っている。

CP27(蒲生トンネル入口、1084.1㌔)

トンネル内にある兵庫・鳥取県境

鳥取県岩美町 ※鳥取砂丘まで20㌔

松江登場

靴下に穴が開いたら即処分 ※以前マメが出来て大変な目に遭った

護岸ブロック天端で仮眠(12:54) ※直ぐ左は国道9号線
1時を過ぎ、苦労の末、ようやく道の駅・きなんせ岩美へと辿り着いた。その土地でしか食べれないものは極力食べておきたいと思っていたところ、”あご天焼”という名物を発見。”あご”とは”トビウオ”のことらしく、それをはんぺんにしたものを小さく刻み、タコの代りに入れてある。当然普通に美味い。しかしタコのようなコリコリとした食感がない分、あご天の存在は薄かった。ただ、名物を食べたという満足感はあり、心は多少満たされた。そしていよいよ鳥取市内へと入ると、やがて砂丘への導きも現れた。

道の駅 きなんせ岩美(13:05)

あご天焼(420円)

鳥取市(14:12)

鳥取砂丘3㌔
こうして海岸に出たのは、随分久々に感じる。砂丘も目前に迫り、左手には一面らっきょう畑が広がっている。もしかしたら僕が今朝食べたカレ-ライスのらっきょうは砂丘産なのかも知れない。圧巻の風景にしばし茫然。おそらく日本でも、ここでしか見れない景色なのだろう。さぁ、間もなく到着だ。自ずとテンションも上がり、15:14、ついに念願の鳥取砂丘に到着。よくここまで来れたなと感慨深くなる。早速CP(チェックポイント)となっている砂丘会館へと入り、フリ-Wi-fiにて主催者へのCP通過報告。全くレ-スになっていない僕の進み具合だけど、少しは僕の進捗を見守ってくれる人がいる。そういう数少ない人達の為にも、一刻も早く通過報告だけはしておきたいと常々思っている。店内をふらつき、名物を探る。折角なので特産品のらっきょうでも食べておきたかったが、その願いは叶わなかった。

一面広がるらっきょう畑

らっきょうは鳥取の特産品

車道に沿った脇道を進む

飛砂注意

CP28(鳥取砂丘会館前、1105.3㌔)

観光リフト
今回の本州縦断の中で、かなり楽しみにしていたのがこの鳥取砂丘。ここまでの(これからの)コ-ス周辺には観光名所が幾つか点在するが、どこも大抵コ-スから数㌔離れており、唯一コ-ス上に存在する名所がこの鳥取砂丘だった。果たして日本の砂漠はどんなものか、早速自分の目で確かめてみる。一箇所だけに着目すれば、確かに立派な砂丘だった。しかし全体的に眺めると、ただの砂浜にしか見えない。タ-ル砂漠(インド)やサハラ砂漠(モロッコ)、アタカマ砂漠(チリ)など行ったことがあるし、これまで50ヶ国以上旅したことで、僕の感動に対する指標は人より若干高くなっている。それはランニングについても同じことが言え、100㌔や200㌔クラスの大会ではもう何も感じなくなってしまった。しかしそんな僕を、心の底から驚かせるものがこの後目の前に現れた。

国立公園 鳥取砂丘

全体的に見渡すとただの砂浜にしか見えない

暇そうなラクダ
ラ-メンつけ麺、今を粋ろ。予め調べていた、コ-ス上にあるグルメの名店。いわゆるここは二郎系のラ-メン屋だが、この二郎系がかなりヤバかった。本家のラ-メン二郎も中々の衝撃を与えてくれるが、ここはその本家をも上回る。近くに鳥取大学があることも影響してか、おそらく学生の為にとにかく量が多い。運動中の二郎系はどうかな・・とも思ったが、新潟で食べれなかったので是非ここで食べておきたかった。さすがに大ラ-メンは無理なので、無難に中ラ-メンをオ-ダ-。無料トッピングの野菜は”増し増し”を選び、元気が出るようにニンニクも”増し増し”でコ-ルし、アブラとカラメは”増し”にして、その登場を待つ。カウンタ-に座り、大将の調理風景を眺める。続々と常連らしき大学生が席に着く。初顔と見られるや、客のオ-ダ-に待ったがかかる。二郎系だけは普通のラ-メン屋の感覚では絶対に通らない。二郎系の小が、普通のラ-メン屋では大盛り。二郎系の中は、普通のラ-メン屋では特盛。そして二郎系の大は・・。注文の修正を強いられるような殺伐とした空気感を余所に、『一応、本家二郎には行ったことがあります!』と力強く大将に告げる。その結果、当初オ-ダ-は認められた。

ラ-メンつけ麺 今を粋ろ ※恐るべし、鳥取の二郎系

食券機 ※画像クリックで拡大

注文の心得 ※画像クリックで拡大
カウンタ-越しの大将の動作を眺め、先程大将が言った言葉の意味が次第に分かってきた。野菜増し増し。店内の写真に載っているような富士山盛りを想像していたが、それは油断させる為の見せかけだった。まさかの別皿で野菜増し増しが登場し、無料トッピングだけで、大盛りラ-メン1杯分の体を成している。そして実食。普通に美味い。僕が好きな超こってり系で、ニンニクやアブラなどの追加で旨味は更に増している。左の野菜を右のラ-メンに移しながら少しずつ食べていく。野菜は結構なボリュ-ムがあり、野菜、麺の順に食べているが、思うように減っていないことに気付いてきた。そして半分程残し、早くも限界の兆候が現れる。この店を、大将を甘く見ていた。自信満々に増し増しを頼んだ以上、絶対に残す訳にはいかない。この後僕はまだ相応の距離を進まなければならないが、それ以上にこの闘いに負ける訳にはいかなかった。リタイアか完走か。食うか食われるか。吐きそうになりながらも、何とか根性で完食。実際、汁の奥底にチャ-シュ-1枚を沈めていたので、正確には見た目完食。普通のラ-メン屋では必ず汁まで飲み干すが、二郎系に至っては未だ皿の底は見たことがない。あ~、最高に気持ちワリぃ。やっぱ二郎系やべぇ~。破裂しそうな腹を抱えながら、僕はコ-スへと戻った。

中ラ-メン400㌘(17:55) ※野菜増し増しが別皿(左)で出てきてビックリ

中ラ-メンは普通のラ-メンの2.5倍 ※コシのある太麺にス-プがマッチして美味い

後半吐きそうだったけど、肉1枚残し何とか食べ切った(18:16)
町を抜け再び海岸沿いに出ると、すっかり日も暮れてきた。そして道の駅を通過する頃には、完全な闇の世界に突入。二郎系での高揚感がまだ残っているからか、闇の行軍もそれ程嫌な気はしなかった。やがて目指す集落へと辿り着き、スマホのナビを頼りに何とか駅前へと辿り着く。グ-グルマップの経路機能は、先日高澤さんが別れる際に教えてくれた。未契約の僕のスマホ環境下でも、示す距離は変わらないものの、現在地だけはしっかりと動くということをこの時初めて知った。今宵の宿は浜村温泉、魚と屋。当初計画ではスル-する町だったが、1日当たりの距離が大幅に落ち込んだ為、小刻みに宿泊することになった。ホテルへと入り、受付カウンタ-に立つも、そこには誰もいない。ブザ-を何度鳴らしても、全く反応なし。こちらはさっさとチェックインして部屋に入りたい。ロビ-やレストランなど館内をうろつき、『すみませ~ん!』と何度も叫ぶ。ようやく男性がのそのそと現れた。謝る訳でもなく、この現状が全く分かっていない。その後の対応もどこか幼稚で、この宿の第一印象はこの従業員によって最低のものになった。温泉、設備もそれ相応。全国の宿を渡り歩いていると、色々なものが見えてくる。

幻想的なサンセット(19:02)

海沿いに出る

ここからしばしの夜間走

道の駅 神話の里 白うさぎ(19:30)

浜村温泉 魚と屋(21:05) ※受付の対応が最悪、まるでやる気がない

せめて温泉に期待したが・・

もちろん部屋でWi-fiは使えない
魚と屋(浜村温泉)泊
ロ-ソン(ツインシュ-120円) 道の駅きなんせ岩美(あご天焼420円) 今を粋ろ(中ラ-メン900円 ※衝撃の無料トッピング) 宿(朝食付き7850円) 計9290円


湯村温泉(兵庫)~浜村温泉(鳥取)
本日距離:50.6km


鳥取砂丘
湯快リゾ-トでの朝食バイキング。昨日の夕食を控えめにしたのは、この瞬間に賭けていたからだ。メニュ-のほとんどを皿に載せ、いちいち手袋をはめてのお代わりも面倒なので、最初にまとめて取っておく。見たくれは相当悪い。周りから見たら、『どこかの馬鹿な食いしん坊が何も考えずに取っている』くらいにしか思われていないだろう。しかしこれが唯一の貴重な栄養源になっていることだけは確か。本州縦断の成功の鍵は朝食バイキングが握っている、そう言っても過言ではない。僕の食欲は育ち盛りの高校生並みで、この歳にしては食べる方だと自分でも思う。7時開始の朝食を十二分に満喫し、予定通り8時過ぎには宿を発った。

大盛りカレ-に山盛りご飯、温泉卵や温泉まんじゅう、ヨ-グルトやサラダ、味噌汁、果汁ジュ-スなど

自然薯にオクラ、クロワッサンや白身魚、ベ-コン、ソ-セ-ジ、フライドポテトにきんぴら、野菜煮物、納豆など
温泉街を散策するように進む。時間があれば多少の観光もしたかったが、一切寄り道することなく最短路にて国道9号へと取りついた。そして10:04、CP27の蒲生トンネル入口(1084.1㌔)に到着。このトンネル内で兵庫県から鳥取県へと入る。東北地方の時もそうだったが、初めて訪れるこの山陰地方も全てが新鮮に映る。そもそも”山陰地方”という言葉を口にすること自体初めてのような気がするし、どこか『近い外国』、『遠い日本』といったイメ-ジすら抱く。目にする看板にいちいち感動し、気分は幾分ハイになっている。しかし今日は猛烈な睡魔に前半かなり苦しめられた。5分、10分、10分と3度の仮眠を繰り返す。通常の仮眠は5分で切り上げているので、10分というその時間がその度合を物語っている。

CP27(蒲生トンネル入口、1084.1㌔)

トンネル内にある兵庫・鳥取県境

鳥取県岩美町 ※鳥取砂丘まで20㌔

松江登場

靴下に穴が開いたら即処分 ※以前マメが出来て大変な目に遭った

護岸ブロック天端で仮眠(12:54) ※直ぐ左は国道9号線
1時を過ぎ、苦労の末、ようやく道の駅・きなんせ岩美へと辿り着いた。その土地でしか食べれないものは極力食べておきたいと思っていたところ、”あご天焼”という名物を発見。”あご”とは”トビウオ”のことらしく、それをはんぺんにしたものを小さく刻み、タコの代りに入れてある。当然普通に美味い。しかしタコのようなコリコリとした食感がない分、あご天の存在は薄かった。ただ、名物を食べたという満足感はあり、心は多少満たされた。そしていよいよ鳥取市内へと入ると、やがて砂丘への導きも現れた。

道の駅 きなんせ岩美(13:05)

あご天焼(420円)

鳥取市(14:12)

鳥取砂丘3㌔
こうして海岸に出たのは、随分久々に感じる。砂丘も目前に迫り、左手には一面らっきょう畑が広がっている。もしかしたら僕が今朝食べたカレ-ライスのらっきょうは砂丘産なのかも知れない。圧巻の風景にしばし茫然。おそらく日本でも、ここでしか見れない景色なのだろう。さぁ、間もなく到着だ。自ずとテンションも上がり、15:14、ついに念願の鳥取砂丘に到着。よくここまで来れたなと感慨深くなる。早速CP(チェックポイント)となっている砂丘会館へと入り、フリ-Wi-fiにて主催者へのCP通過報告。全くレ-スになっていない僕の進み具合だけど、少しは僕の進捗を見守ってくれる人がいる。そういう数少ない人達の為にも、一刻も早く通過報告だけはしておきたいと常々思っている。店内をふらつき、名物を探る。折角なので特産品のらっきょうでも食べておきたかったが、その願いは叶わなかった。

一面広がるらっきょう畑

らっきょうは鳥取の特産品

車道に沿った脇道を進む

飛砂注意

CP28(鳥取砂丘会館前、1105.3㌔)

観光リフト
今回の本州縦断の中で、かなり楽しみにしていたのがこの鳥取砂丘。ここまでの(これからの)コ-ス周辺には観光名所が幾つか点在するが、どこも大抵コ-スから数㌔離れており、唯一コ-ス上に存在する名所がこの鳥取砂丘だった。果たして日本の砂漠はどんなものか、早速自分の目で確かめてみる。一箇所だけに着目すれば、確かに立派な砂丘だった。しかし全体的に眺めると、ただの砂浜にしか見えない。タ-ル砂漠(インド)やサハラ砂漠(モロッコ)、アタカマ砂漠(チリ)など行ったことがあるし、これまで50ヶ国以上旅したことで、僕の感動に対する指標は人より若干高くなっている。それはランニングについても同じことが言え、100㌔や200㌔クラスの大会ではもう何も感じなくなってしまった。しかしそんな僕を、心の底から驚かせるものがこの後目の前に現れた。

国立公園 鳥取砂丘

全体的に見渡すとただの砂浜にしか見えない

暇そうなラクダ
ラ-メンつけ麺、今を粋ろ。予め調べていた、コ-ス上にあるグルメの名店。いわゆるここは二郎系のラ-メン屋だが、この二郎系がかなりヤバかった。本家のラ-メン二郎も中々の衝撃を与えてくれるが、ここはその本家をも上回る。近くに鳥取大学があることも影響してか、おそらく学生の為にとにかく量が多い。運動中の二郎系はどうかな・・とも思ったが、新潟で食べれなかったので是非ここで食べておきたかった。さすがに大ラ-メンは無理なので、無難に中ラ-メンをオ-ダ-。無料トッピングの野菜は”増し増し”を選び、元気が出るようにニンニクも”増し増し”でコ-ルし、アブラとカラメは”増し”にして、その登場を待つ。カウンタ-に座り、大将の調理風景を眺める。続々と常連らしき大学生が席に着く。初顔と見られるや、客のオ-ダ-に待ったがかかる。二郎系だけは普通のラ-メン屋の感覚では絶対に通らない。二郎系の小が、普通のラ-メン屋では大盛り。二郎系の中は、普通のラ-メン屋では特盛。そして二郎系の大は・・。注文の修正を強いられるような殺伐とした空気感を余所に、『一応、本家二郎には行ったことがあります!』と力強く大将に告げる。その結果、当初オ-ダ-は認められた。

ラ-メンつけ麺 今を粋ろ ※恐るべし、鳥取の二郎系

食券機 ※画像クリックで拡大

注文の心得 ※画像クリックで拡大
カウンタ-越しの大将の動作を眺め、先程大将が言った言葉の意味が次第に分かってきた。野菜増し増し。店内の写真に載っているような富士山盛りを想像していたが、それは油断させる為の見せかけだった。まさかの別皿で野菜増し増しが登場し、無料トッピングだけで、大盛りラ-メン1杯分の体を成している。そして実食。普通に美味い。僕が好きな超こってり系で、ニンニクやアブラなどの追加で旨味は更に増している。左の野菜を右のラ-メンに移しながら少しずつ食べていく。野菜は結構なボリュ-ムがあり、野菜、麺の順に食べているが、思うように減っていないことに気付いてきた。そして半分程残し、早くも限界の兆候が現れる。この店を、大将を甘く見ていた。自信満々に増し増しを頼んだ以上、絶対に残す訳にはいかない。この後僕はまだ相応の距離を進まなければならないが、それ以上にこの闘いに負ける訳にはいかなかった。リタイアか完走か。食うか食われるか。吐きそうになりながらも、何とか根性で完食。実際、汁の奥底にチャ-シュ-1枚を沈めていたので、正確には見た目完食。普通のラ-メン屋では必ず汁まで飲み干すが、二郎系に至っては未だ皿の底は見たことがない。あ~、最高に気持ちワリぃ。やっぱ二郎系やべぇ~。破裂しそうな腹を抱えながら、僕はコ-スへと戻った。

中ラ-メン400㌘(17:55) ※野菜増し増しが別皿(左)で出てきてビックリ

中ラ-メンは普通のラ-メンの2.5倍 ※コシのある太麺にス-プがマッチして美味い

後半吐きそうだったけど、肉1枚残し何とか食べ切った(18:16)
町を抜け再び海岸沿いに出ると、すっかり日も暮れてきた。そして道の駅を通過する頃には、完全な闇の世界に突入。二郎系での高揚感がまだ残っているからか、闇の行軍もそれ程嫌な気はしなかった。やがて目指す集落へと辿り着き、スマホのナビを頼りに何とか駅前へと辿り着く。グ-グルマップの経路機能は、先日高澤さんが別れる際に教えてくれた。未契約の僕のスマホ環境下でも、示す距離は変わらないものの、現在地だけはしっかりと動くということをこの時初めて知った。今宵の宿は浜村温泉、魚と屋。当初計画ではスル-する町だったが、1日当たりの距離が大幅に落ち込んだ為、小刻みに宿泊することになった。ホテルへと入り、受付カウンタ-に立つも、そこには誰もいない。ブザ-を何度鳴らしても、全く反応なし。こちらはさっさとチェックインして部屋に入りたい。ロビ-やレストランなど館内をうろつき、『すみませ~ん!』と何度も叫ぶ。ようやく男性がのそのそと現れた。謝る訳でもなく、この現状が全く分かっていない。その後の対応もどこか幼稚で、この宿の第一印象はこの従業員によって最低のものになった。温泉、設備もそれ相応。全国の宿を渡り歩いていると、色々なものが見えてくる。

幻想的なサンセット(19:02)

海沿いに出る

ここからしばしの夜間走

道の駅 神話の里 白うさぎ(19:30)

浜村温泉 魚と屋(21:05) ※受付の対応が最悪、まるでやる気がない

せめて温泉に期待したが・・

もちろん部屋でWi-fiは使えない
魚と屋(浜村温泉)泊
ロ-ソン(ツインシュ-120円) 道の駅きなんせ岩美(あご天焼420円) 今を粋ろ(中ラ-メン900円 ※衝撃の無料トッピング) 宿(朝食付き7850円) 計9290円
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| 本州縦断レ-ス2021 | 11:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑