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本州縦断フットレース2021スペシャル(11)~有り難き友

2021年5月2日(日)   ※大会9日目
柏崎(新潟)~名立(新潟)

本日距離:52.0km 《総距離:574.7km》


昨夜21時就寝、今朝5時起床。久々に8時間気持ち良く寝れて、体も少し楽になった。汗だくになるくらい煖房はよく効いていて、夜中脚が痛むこともなかった。宿の朝食を腹一杯食べ、存分にエネルギ-を蓄える。僕が何より欲しているのは、ご飯(ライス)。これまで泊まった宿はどこも快くご飯のお代わりに応じてくれたが、ここ玉屋旅館は群を抜いていた。最初からおひつでどかんと出てきて、茶碗山盛りで軽く5杯以上はある。食べる側としても残すと逆に申し訳ないという気持ちになり、無理をしてでも食べようとする。しかし実際は茶碗山盛り3杯が限界で、結局は一度もおひつを空にすることは出来なかった。腹一杯食べさせてあげたい・・。若女将のそんな心意気がひしひしと伝わり、本当に嬉しかったし有り難かった。上越市内のネットカフェに宿泊していた高澤さんは約束通り7時に宿に迎えに来てくれた。宿をチェックアウトし、高澤さんの車で昨日ゴ-ルした柏崎市外れのドラッグストアへと戻る。当初計画では昨日は玉屋旅館まで来るはずだったが、その24.2㌔手前で敢え無く僕は力尽きた。遅れを取り返そうとする気力は既になく、ここからは無理をせず、通常版の完走狙いで確実に進む。宿を発ってしばらく、街道を走る原選手に会い少し話をした。
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朝食  ※朝からこのご飯の量はヤバい、けど凄く嬉しい
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本日は柏崎ウェルシアからのスタ-ト(7:40)
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ようやく国道8号線(7:48)  ※R8始点は新潟だが、ここまで海沿いのR352等を走ってきた

これまで連日4時間程度の睡眠で何とかやり過ごしてきたが(実際やり過ごせていない)、日中の眠気は半端ではなく、体力的にもかなり辛いものがあった。しかし一度ガツンと8時間寝たことで、その回復効果はやはり大きく、今日は上り坂以外はほぼ走れた。それは今大会一番の走りとも言える程の快走で、もう一度スペシャルに戻れるのでは、とさえ思えた。今日でサポ-ト3日目となる高澤さんの応援スタイルもここに来て確立されてきた。車で先回りしては3~5㌔走って戻り、僕と合流して以降は駐車場所まで3~5㌔併走するというパタ-ンがその後繰り返された。昨日は一人の時間がほとんどで寂しかったが、今日は頻繁に現れてくれたのでとても嬉しかった。この応援スタイルは結局明日の富山県境まで続くことになるのだが、高澤さんはこの4日間で何と160㌔以上も走ってくれた。ようやく上越潟町に走り着き、朝方チェックアウトした玉屋旅館を訪ね、女将さんに御礼の挨拶をした。もし玉屋旅館に泊まっていなかったら、今日の快走は有り得なかった。
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自分でも驚く程の快走
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かに直売所  ※大きなカニ足を2本試食させてくれた

そして13:35、CP12の下源入交差点(557.9㌔)に到着。昨年秋のR8試行の時は、この近くにある温泉宿に泊まった。昨日の終了時点で一レ-スとしての自己最長距離(521㌔)に到達し、今朝からは未知の領域に入っている。しかし練習で月間1000㌔は一度経験しているので、総距離的には未だ恐れるには至っていない。やはり本番の出来は練習の成果に附随するのは一目瞭然で、月1500㌔を毎月こなせるようになれば、きっと本州縦断如きは屁でもないのだろう。走った距離は裏切らない・・、正しくその通りだと思った。上越市から糸魚川市に延びる全長33㌔の久比岐自転車歩行者道は、廃線となった線路跡を利用したもの。国道8号に沿って延びているので、迷うことなく進むことが出来る。
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CP12(上越市街・下源入交差点、557.9㌔)
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久比岐自転車歩行者道
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見覚えのある地下道
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しかしそこには誰もいない
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糸魚川まで走り易い専用道が続く

次のタ-ゲットである富山市も現実的な目標となっている。僕は岐阜県高山市在住だが、飛騨人(ひだびと)にとっての都会は昔から富山だった。岐阜県民と言えど、県庁所在地の岐阜には全く縁がなく、休日家族で遠出するのも富山、天気予報も見るなら岐阜より断然富山。何なら飛騨は富山県に編入してもらいたいくらいだ。そんな地元意識のある富山まで行けさえすれば、ようやく家族に会うことが出来る。子供と一緒に富山市内を走るのも楽しみだが、それにも増して重要なことがある。後半の荷物(特にサプリや地図)をその際に受け取ることにしているので、何があろうと来てもらわないと僕はその先進めない。
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富山も現実的になってきた
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風が強い

今日はうみてらす名立の道の駅で切り上げた。時間的にその10㌔先の道の駅能生まで行っても良かったが、通常版に切り替えたことで、僕の中では最低50㌔進めば良しとする、スペシャルらしからぬ情けない感情が芽生えていた。今日の宿は富山県朝日町の『たから温泉』。当初計画では今日はそこがゴ-ルだった。しかし昨日からの蓄積もあり、36.3㌔及ばず無念の車移動となる。朝日町のこの街道沿いは”たら汁”を出す飲食店がやたら多く、その中でもおそらく一番有名な栄食堂で夕食を取ることにした。あまり祝う要素はないが、せめて富山県入りの前祝ということでささやかな乾杯を上げた。名物のたら汁は大きな鍋で出てきて、とても美味しかった。店内には田中陽希のサイン色紙が飾られていた。食事を終え、道向かいのたから温泉にチェックイン。今日は高澤さんと一緒に泊まる。ここの鉱泉は中々の湯で、露天風呂も広くて快適だった。色々な話をしながら、貸し切りの露天風呂で長居した。明日の魚津、明後日の高岡と、何とか宿を押さえることが出来た。宿を予約したことで、一先ずそこが最低目標となる。
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本日は道の駅名立にて終了(17:00)  ※宿まで高澤さんに送ってもらう
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栄食堂で夕食(18:29)
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先ずは乾杯
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名物たら汁(880円)は鍋ごと出てくる


たから温泉(朝日町)泊


セブン(おにぎりツナマヨネ-ズ124円、おにぎり明太子マヨネ-ズ129円) セブン(ホットコ-ヒ-100円、エクレア140円) セブン(ザバス167円、ザブリュ-194円) 栄食堂(たら汁、ご飯大盛り2杯、アジフライ、瓶ビ-ル、計2470円) 宿(素泊まり5150円)  計8474円
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