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本州縦断フットレース2021スペシャル(9)~佐渡島

2021年4月30日(金)   ※大会7日目
佐々木駅(新潟)~寺泊(新潟)

本日距離:60.9km 《総距離:474.7km》


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貴重な晴れ間に期待大
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対岸の佐渡と夕焼け空


宿では何かと忙しい時を過ごしている。夜ホテルにチェックインし、先ず部屋の写真を数枚撮影。そしてバックの中身を全て広げ、バスタブに湯を溜める。その間夜と翌朝用のサプリや薬を準備し、着替えなども出す。風呂が溜まれば、湯舟に浸かりながら軽めの夕食を取り、歌を聴きながらビ-ルを飲む。入浴後は湯を抜き水を溜め、家族や仲間にラインしながらアイシング。その後は洗面台で靴下とパンツを洗い、大概就寝直前までドライヤ-で乾かしている。Tシャツは洗っても簡単に乾かないし、この時期汗もたいしてかかないので大会中ほぼ洗っていない。靴やバックについては一度も洗っていないが、ビジネスホテルにはどこも消臭スプレ-が備わっているので、Tシャツと靴、バック、カッパなど洗わない物には毎夜スプレ-を目一杯かけていた。部屋では常にスマホから音楽を流し、テレビを付けることは一度もなかった。スマホでニュ-スを見ることもなく、今日が何日で何曜日なのか、世の中がどうなっているのかは全く知る由もなかった。その後は地図を入れ替えたり、レシ-トの整理や今日の出来事をノ-トにしたためておく。2本目のビ-ルを飲みながらそんなことをしていると、知らぬ間に2時間以上が経過し、慌ててベットに入る。
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ドライヤ-が大活躍  ※靴下とパンツだけはほぼ毎日洗った

6:21、新発田(しばた)駅発の列車に乗り、昨日走り終えた佐々木駅へと戻る。鉄道利用は使い方次第では非常に便利だが、待ち時間や乗車時間の時間的ロスが当然生じ、そして何よりル-トを外れ駅へと向かうことで距離的ロス(その往復)も生じ、総距離は附随して膨らんでくる。この点サポ-ト車が付いていれば、無駄なく宿や食事場所に送ってもらえるし、すこぶる効率はいい。今日一日一緒に走ってくれる助っ人の高澤さんとは途中列車内で合流した。そして6時半、カッパを着て佐々木駅をともにスタ-ト。僕らの出会いは一昨年の佐渡だった。同部屋だったことから大会前後の宴会で同じテ-ブルに着き、そこで大いに盛り上がり必然的に仲良くなった。昨年秋のR8試走でも少し併走してくれたが、本番での併走も自ら申し出てくれた。自作のゼッケンには、小さく”併走”と書かれていた。色々な話をしながら楽しく走る。話は尽きることなく、順調に新潟市内へと入った。
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新発田駅とデイリ-
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自作ゼッケンを背に、やる気満々の高澤さん  ※ゼッケンに”伴走”と書かれていた

そして9:58、CP10の新潟駅前(432.7㌔)に到着。R7終点かつR8始点であるここ新潟駅は、旅人流に言うならば『イスタンブ-ル(アジアの果て、ヨ-ロッパの始まり)』とでも言おうか。一先ず僕が最低目標に掲げていた場所にめでたく辿り着いた訳ではあるが、意外にも感慨深さはなかった。今日は隣に仲間がいることで僕の気分は高揚し、結果ただの通過点としか思えなかったのだろう。写真を数枚だけ撮り、今現在僕らが目指している”もう一つの新潟”へと脚を早めた。少しコ-スを外れるが、新潟に来たら絶対に訪れておきたい場所がある。万代バスセンタ-の中にある、新潟B級グルメの代表格”バスセンタ-のカレ-”。秘密のケンミンSHOW(日本テレビ系)でも紹介され、芸能人の中にもこのカレ-のファンは多い。時間のかからない立ち食いスタイルが、今回のようにレ-ス中だとしても利用し易い。味はどこか懐かしく、一度食べたらほぼ確実にファンになる。値段が安いのも魅力だし、量も多く、とにかくコスパが良い。かき込むように胃袋に納め、束の間のグルメ旅を楽しんだ。

R7ゴ-ルの新潟駅
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CP10(新潟駅前、432.7㌔)
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バスセンタ-のカレ-(大盛り)  ※早い、安い、美味い、多い
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色は珍しい真黄色だが、どこか懐かしくクセになる美味しさ  ※新潟に来たら絶対に食べるべし

スタ-トして1週間が経過したが、日中はほとんどおにぎりしか食べていない。宿の夕食はカップ麺で済ますことが多く、栄養不足が気になっていた。その現れか唇は切れ、物を食べる時など口を開ける度に痛い思いをした。口の中は血の味がするし、たまにマスクを着けると血が付いている。荒れが原因だろうと、どこかでリップクリ-ムを買おうと思っていた。しかし今日高澤さんと合流して顔を合わせるなり、ビタミン不足だね、と指摘された。なるほど、そういうことか・・。早速ドラッグストアで薬剤師に相談し、ビタミン剤を一瓶と、ストックはまだ沢山あるがロキソニンも念の為1箱買っておいた。昨日まで地獄の行軍を続けてきたが、今日くらいジャ-ニ-を楽しみたい。佐渡上がりの僕らにとって、その精神だけは譲れない。他の大会がどうだかは知らないが、少なくても僕が知る佐渡の大会に至っては宴会がメインのように思う。常連ともなれば佐渡へ向かうフェリ-の中から既に宴会が始まり、大会前夜、大会中、大会後、帰りのフェリ-と、走ることはただの建前だとしか思えない雰囲気が漂っている。折角なので最後のコンビニで佐渡の地酒を買い、軽く宴会をする。先程店内で高澤さんのゼッケンに反応した地元男性が、高そうなクリ-ムあんぱんをご馳走してくれた。日本酒との相性も良く、とても美味しかった。
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コンビニで軽く宴会
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佐渡を想い、北雪で乾杯!  ※このクリ-ムあんぱんが凄く美味い
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自身もランナ-だと言う地元男性  ※ご馳走様でした!

新潟市街を抜けて海に出てしばらくし、本日最初の睡魔に襲われていた。ちょうど会話が途切れた頃で、スマホから音楽を流し気を紛らわす。海岸沿いに延びる国道402号線、今日は寺泊町の野積浜まで南下する。この道路は『越後七浦シーサイドライン』とも呼ばれ、対岸には佐渡島が見え、奇岩、断崖などの景観が実に見事だ。また、夕日の名所でもある。角田岬灯台は何度見ても絵になる光景で、写真のアングルは昨年と全く同じだった。海岸沿いから一度離れたが、坂道やトンネルを経由して、再び海沿いの道へと戻る。この辺りで再び睡魔に見舞われ、疲れも相まって脚が動かなくなった。この時間帯必ず訪れるこの限界状態は僕的には毎度のことなのだが、この状態を初めて見た高澤さんにはかなり衝撃的な光景に映ったようだ。後にゴ-ル直前の頃ラインで知らされたが、あの時の僕を見て、『もうこの人、絶対ダメだろうな・・』と思っていたらしい。くじけそうでくじけない。死にそうで死なない。一度決めたことは何があっても絶対に最後までやり遂げる。これが僕の唯一の取り柄である。
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角田岬灯台
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越後七浦シーサイドライン
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佐渡島に陽が沈む
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夕陽に見とれる猫のよう

何とか明るいうちに宿に着きたかったが、今夜も僅かながらヘッドライトの出番がきた。つい一昨日くらいまでこの区間は災害復旧工事により全面通行止だった。その為スタ-ト直前に突如迂回ル-トが発表され、先頭集団はおそらくここは通らず、内陸の遠回りル-トを進んだのだろう。高澤さんと別れ、お宿まつやにチェックイン。江戸時代から続くという大変趣のある、茅葺屋根の古民家だ。今日は素泊まりの申し込みだったが、近くに店がないということで、女将さんは『簡単な夕食ならお作りしますよ・・』と言ってくれた。先に風呂に入り、その後広い別室で一人夕食を頂く。簡単という割には中々立派なお膳で、特に刺身がとても美味しかった。腹ペコだったので、ご飯は3杯を軽く平らげた。女将さんは先日カニ姿のランナ-(小島選手)を見かけたらしく、何の大会かなとずっと興味を持っていたそうだ。そんな興味津々の女将さんと大会話で盛り上がり、楽しい夕食の一時となった。
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既に目は死んでいる
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和室  ※ファンヒ-タ-が有り難い
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風呂は至って普通
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素泊まりだが、特別に夕食(880円)を用意してもらえた
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刺身がとても美味しかった


お宿まつや(長岡市寺泊町)泊


デイリ-(おにぎり昆布116円、おにぎりシ-チキン124円) JR(新発田~佐々木200円) バスセンタ-のカレ-(大盛り2人分1000円) ツルハドラッグ(ビタミン剤1078円、ロキソニン711円) デイリ-(北雪ワンカップ264円、おにぎり昆布116円、おにぎり梅125円) 自販機(缶コ-ヒ-100円) 宿(素泊まり5000円、夕食880円)  計9714円
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