FC2ブログ

2019年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2020年01月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

第14回佐渡島一周エコ・ジャ-ニ-208km(4)~奇跡のゴ-ルタイム


・・前回の続き


約160㌔の第4エイドで最後の補給を済ます。エイドはここが最後となり、後はひたすら48㌔先のゴ-ルを目指すことになる。このエイドでは以前ビ-ルが飲めたが、今年も昨年同様置いてなくがっくり気を落とす。一昨日の前夜祭で一緒に飲んでいた同部屋の青年が、僕らより一足先に到着し、寛いでいた。佐藤さん含め、同部屋のランナ-が3人もこんな所で揃うなんて何て奇遇なんだ。この先3人で走れば楽しいだろうなと思ったが、彼はもう少しエイドで休んでいくと言い、以降ゴ-ルまで会うことはなかった。
034_convert_20191210153040.jpg
第4エイド 深浦展望台(159.8㌔) 
035_convert_20191210153051.jpg
今年もビ-ルがなくて残念

昨年がそうだったが、一人で走っていると素浜海岸のこのダラダラと長い区間が猛烈に辛く感じる。変わらない景色に飽き飽きし、一体どこまで行けばいいのだ・・と半ば自暴自棄になる。昨年は睡魔にも襲われ、堪らず草むらに倒れ込み、しばし横になって仮眠した。今年は併走する佐藤さんとの話が未だ尽きず、最終エイド以降も快調に走り続けている。会話に没頭するということは意識の全てを必要とするようで、話をしている間は疲れも感じないし、単調な道のりも一切長いとは感じない。颯爽とマントをたなびかせながら走っているタイガ-マスクのペアを抜き去り、一気に素浜海岸をクリア。
037_convert_20191210153103.jpg
一番辛い区間も、会話に夢中になっていると苦にならない
038_convert_20191210153115.jpg
タイガ-マスクと長らく前後していた

今朝7時の140㌔地点辺りから佐藤さんと2人で走っているが、次第に僕が付いていけなくなった。14時半を前にして180㌔付近で、佐藤さんに別れを告げる。出来れば一緒にゴ-ルしたかったが、併走を始めて以降、ここまでの快走は奇跡に近い。いつしか目標は上方修正され、40時間切りが38時間台、やがて昨年の記録更新、更には35時間台へと度々変わっていく。僕の中で目標が上方修正されるなんてことは滅多にないことで自分でも驚いた。佐藤さんと別れ、しばらく一人で走ったり歩いたりを繰り返していたが、市街地に入った190㌔辺りで、前に佐藤さんの姿を確認。どこかでお腹を満たしていたようだ。多少は復活した僕は再び佐藤さんと一緒に走る。タイガ-マスクペアにも追い着き、『あ、コンビ復活した』と嬉しい声援を受けた。河原田本町からは歩道の多い商店街を避け、海岸沿いの走り易いコ-スに出る。これはおそらくリピ-タ-しか知らない道で、今年のA3全体地図1枚では知りようがない。しかしこの海岸沿いで又も佐藤さんに付いていけなくなり、二度目の別れを申し出る。
039_convert_20191210153125.jpg  
佐藤さんと一度目の別れ  ※この後、再び一緒に走ることになるとは
040_convert_20191210153149.jpg
対岸に火力発電所を確認  ※右の白い建物
043_convert_20191210153205.jpg
人面岩

160㌔の第4最終エイドの時点で、昨年より1時間半も遅かった。しかしその後の思いもよらぬ快走劇で、今では昨年の記録を上回るのは確実な状況にあった。出来れば欲を出して36時間も切っておきたいと目論んでいたが、次第にその希望は消えていく。やがて火力発電所に到着。先程までは遥か彼方に見えていたものが、今こうして目の前にある。人間の脚というものは凄いものだなと改めて実感。陽はまだ落ちていないが、未だ対岸では何人ものランナ-が闘っているのだと思うと、気の毒にさえ思った。残り5㌔程でヘッドライト装着。出来れば明るいうちにゴ-ルしたいが、来年こそは何とかその望みくらいは叶えたい。ここからは地図(昨年までのA4詳細地図)で地名を確認し、残りの距離からゴ-ルタイムを予想しつつ走った。昨年が36時間何分だったか覚えていないが、記録をどれだけでも縮めようと必死に脚を動かし続けた。記録更新は間違いない・・、未だそう確信している。
044_convert_20191210162431.jpg
ここでの休憩を後1分早く切り上げていれば
045_convert_20191210153227.jpg
火力発電所

いい加減、もうそろそろゴ-ルだろ・・。そう思ってからが異様に長かった。カ-ブの先にあると期待したホテルめおと(ゴ-ル)はなく、何度もショックを受け愕然とした。そして今度こそ、ゴ-ルとなる『ホテルめおと』を発見。階段を走って駈け上り、玄関をくぐりロビ-にてゴ-ルを迎える。ゼッケン番号から氏名が確認され、記録係のスタッフが置き時計を見てゴ-ル時刻を記録紙に書き込む。36時間54分、秒以下切り捨て。何か少し嫌な予感がした。完走証用の写真撮影の後、部屋に戻り昨年のゴ-ルタイムを確認するとやはり嫌な予感は的中。驚くことに、昨年と全くの同タイムだった(昨年も36時間54分)。1分くらいどうにでも短縮出来たと思うが、208㌔を1日半かけて走り、全く意識せずして、要した時間が全く同じということはある意味奇跡だと言える。記録更新は成らず残念だったが、確率的にもこちらの方が余程貴重だろうと思う。
048_convert_20191210153237.jpg
ゴ-ル後の夕食  ※ビ-ルが美味い


第14回佐渡島一周エコ・ジャ-ニ-208km


距離:208km
時間:36時間54分00秒  ※昨年と全くの同タイム
順位:35位/166人
完走率:68.6%(114人)
経過:スタ-ト(21日6:00)、第1エイド29.5km(9:15)、第2エイド57.9km(14:17)、仮眠所93.5km(19:51)、第3エイド127.6km(22日4:16)、第4エイド159.6km(10:36)、ゴ-ル208.0km(18:54)

≫ Read More

スポンサーサイト



| 2019 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |