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急遽、笠ヶ岳(2)~心地良き稜線


・・前回の続き


貸し切りの笠ヶ岳山頂で存分に寛いだ後は、祠にお参りをしてから帰路へと向かう。山頂での長居が効いたのか、先程まで深い雲に覆われていた峰々が、ここぞとばかりに競うように顔を出し始めた。穂高連峰のごちゃごちゃしたピ-ク以外は、大概どの山も特定出来る。3週間後の佐渡(208㌔)で両脚の故障が悪化しなければ、是非とも今年こそは赤牛と笠南は終わらせておきたい。今日はその赤牛がよく望め、『早くおいでよ・・』と言わんばかりに僕を手招きしているように見えた。波ちゃんは先日仲間のほっしゃんと魚津~高山を数日かけて駆け抜けたらしいが、その際に辿った峰々を今こうして別の場所から俯瞰的に眺めてみて、感慨も一入だったはずだ。存分に眺望を味わいながら、ゆっくりと稜線を歩く。今日唯一のご褒美なので、走っていては勿体ない。少しでも長く稜線に留まりたいという、ごく当たり前の心境だった。
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笠ヶ岳山頂
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双六岳(中央)、鷲羽岳(右奥)、水晶岳(左奥)
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赤牛岳(左)、水晶岳(右)
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黒部五郎岳(左)、薬師岳(右)
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帰路の稜線は、この日一番の眺望だった
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大キレット

笠新道へと右折する分岐標柱はそのまま直進し、一先ず双六方面へと進む。しばらく巻くように進み、適当な辺りで登り易そうな岩場を登っていく。そうすると大概いかにも山頂っぽいピ-クに出るが、実はここは偽ピ-ク。知らないとここが抜戸岳だと勘違いしてしまうだろう。何度も登っている僕ですらうっかり騙されそうになったが、その先には山頂標柱の建つ抜戸岳があった。何を隠そう、この抜戸岳は『日本百高山』の第59位に君臨する。メジャ-な『日本百名山』とは違って、百高山は始めから目指す人はまずいないだろう。僕は、ある個人の視点に過ぎない百名山には全く興味はないが、標高1位~100位という明確な指標のある百高山には興味があった。何年も登山を重ねていくうちに、『これ登った』、『あれも登った』となり、気付いた頃にはそれなりに百高山の幾つかは埋まっている。百高山は日本アルプス(北、中央、南)を中心に固まるが、登山道の無いピ-クも多く、登山の難易度は百名山とは比較にならない。そして百高山を初めて意識した時、これまで訪れた山域で通り過ぎていたと言う衝撃の事実を知る。その一つが、この抜戸岳である。下山方面に黒い雲がかかり出した。雨は御免なので、早々に下山にかかる。帰路は飛騨側を高い位置で巻くように進み、やがて本来のル-トへと取り付いた。
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抜戸岳(左)、槍ヶ岳(奥左)
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槍ヶ岳(左)、大喰岳(右)
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抜戸岳(標高2813m)  ※一応、日本百高山の59位に入っている

笠新道の登りは大好きだが、ここの下りは大嫌い。従って笠新道を使うなら決まって往路に使うことになるが、ピストンだとそうはいかない。ただでさえ下りが嫌い(苦手)なのに、今日は左足裏に故障を抱えている為、下山時全く踏ん張りが効かなかった。岩の凹凸に土踏まずが当たったものなら、耐え難き激痛が走り、思わず何度か悲鳴を上げた。どこかで休みたかったが、予定していた往路のベンチは一向に現れず、つい休みそびれてしまった。結局杓子平から一度も休まず下り続け、ようやく林道に出合い待望の休憩タイム。以前の僕ならここから先の林道歩きにも一苦労したが、ランナ-となった今では、右俣にしろ左俣にしろ林道は無いに等しい。万が一のライト替わりに急遽スマホを持って山入りしたが、ここまで来ればもうその心配はなくなった。ちなみに僕はガラケ-派なので、スマホはWifiがないと繫がらない。iPhoneからお気に入りの音楽を流し、二人颯爽と林道を駆け下りた。
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新穂高

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