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第8回飛騨高山ウルトラマラソン(1)~救世主との再会

令和元年6月9日(日)、第8回飛騨高山ウルトラマラソンが開催された。先週の南砺100㌔で悪化させてしまった脚の故障(肉離れ)は全く完治しておらず、未だ右ふくらはぎには強い張りがあり、違和感しかない。脚の状態は3週間前の野辺山100㌔の時より圧倒的に悪く、野辺山の死闘以上の試練が待っていることは、走ると決めた時点で既に覚悟している。前日受付では国府ウルトラの仲間に多数会い、自ずと気分も高まってきた。

そして当日朝、スタ-ト3時間前の1時45分に起床。3時10分に家を出て、会場駐車場(旧農林高校)へと向かう。会場に着くなり、『預け荷物は体育館に荷物を置いてからここにお出し下さい!』としきりにマイクで叫んでいた。しかしひねくれた僕は、納得のいかないことには絶対に従わない。後で出すことに何の意味があるんだ・・と係員の抑制を無視し、直ぐにカゴに預け荷物を入れた。出走前の流れから言って、あの意味不明な手順は完全にランナ-の行動にマイナスになっている。2階に上りラウンジのトイレに並ぶが、4月の富士五湖でもそうだったが、ラウンジ専用のトイレも結局は混んでいる。
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スタ-ト会場での給食

白ゼッケンの第1組は4時45分のスタ-ト。その中程に並び号砲を迎え、いざ長い旅が始まった。飛騨高山に至っても今年から公式タイムはネットタイム(スタ-トマットを踏んでから計測)になった為、慌てて前に並ぶ必要もない。南砺以来丸1週間走っておらず、今回もぶっつけ本番で大会に挑む。上三之町の古い町並みは”飛騨の小京都”として江戸時代に栄えた城下町高山を象徴する場所だ。古い町並みを抜け、地元民の声援を受けながら細い坂道を上る。しかし異変は再々度、容赦なく僕の右脚に襲いかかった。野辺山の時は9㌔地点で激痛を浴びたが、今回はまだ開始3㌔である。ただこれは充分覚悟していたこと。一先ず10㌔を目指し、そこからは野辺山の時と同じ発想で、僕一人だけ別異の大会にエントリ-したものと気持ちを切り替えた。
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4時45分スタ-トの第1組

今年は台風の影響で美女峠を通るコ-スが変更となっている。富士五湖の1週間後に仲間らと53㌔の試走をしているので、その記憶はしっかりと残っていた。通常コ-スから逸れ、上り坂に入った頃だったろうか、左膝に突如激痛が走った。確かに先週の南砺でも終盤に少しだけ違和感を感じていたが、その後特に痛みもなく、全くのノ-マ-クだった。肉離れには慣れてきたが、膝痛は昨年の佐渡一周以来発症しておらず(その時は右膝)、時折訪れる激痛は何ものにも代えがたかった。既に完走する自信はなくなり、とうとう僕の走歴にも土が付くのかと悲観しつつも、何とか第1関門の道の駅ひだ朝日村(21.8㌔)に到着。
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ももゼリ-  ※りんりんファ-ム&カフェ前(15.9㌔)エイド
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トマトジュ-ス

ペ-スが遅いのでトイレロスだけは避けようと、ここまでずっと我慢してきた。トイレにはどのエイドも長い列が出来、並べば確実に5分以上のロスは免れない。しかしこの関門のトイレは数が多そうだったので、思い切って仮設トイレの列に並んでみる。その時ふと、僕の3人前に見たことのある顔があった。もしやと思い、後ろからゼッケンを覘き込み名前を確認。すると驚くことに、昨年能登で15㌔程一緒に走った西田さんだった。西田さんとはその後僕のブログを通じて交流は続いていたので、今回高山に参加することは知っていた。しかし3500人参加者がいる中でこうして偶然再会出来たのは、正に運命としか思えなかった。この先続く一辺倒の上りに落胆していたが、またも西田さんに助けられる格好となった。互いに積もる話をしながら、難なくカクレハ高原へ到着。
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第1関門 道の駅ひだ朝日村(21.8㌔)  ※関門閉鎖まで残り56分
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よもぎうどん
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運命のトイレ待ち  ※この撮影時、3人前に並ぶ西田さんの存在に僕はまだ気付いていない
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火畑そば  ※カクレハキャンプ場(29.5㌔)エイド
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高根こん太君を入れて西田さんと

いよいよここから高山スキ-場へと続く長い急登が始まる。疲れさえなければ全て走り切れるが、ここまでの距離、今の脚の状態を考えると無理は出来ない。体力を温存すべく時折走りを交えながらも、歩き主体で山頂へと向かう。いつしか小雨が舞い出しているが、霧雨程度で逆に気持ち良い。そして遅いながらも何とか第2関門もクリア。西田さんと一緒に居たことで、第1関門(道の駅ひだ朝日村)以降、不思議と辛さは感じなかった。高山スキ-場でさっと補給を済ませ、いよいよ長いダウンヒルに向う。通常であればスピ-ドを殺すことなく一気に加速して下り切るところだが、今の右脚には急な勾配がかなりこたえ、スピ-ドには耐えられなかった。肉離れした肉が脚の中で宙に舞い、右に左に揺れているのが感覚的に分かる。果たして僕の右脚は無事に下り切れるのだろうか。こんなことをしてて僕の右脚は再起不能にならないのだろうか。不安を幾つも抱えながら、必死の思いで脚を突き動かしていた。
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高山スキ-場へのきつい上り  ※以下、西田さんが知らない間に沢山写真を撮ってくれていた
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駄吉林道峠(33.0㌔)エイド
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上り切ったところで一旦下る
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興味津々だったので、ビ-サンランナ-(僕の右)に話しかけている
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第2関門 飛騨高山スキ-場(39.2㌔)  ※関門閉鎖まで残り1時間17分
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フル通過は4時間58分


つづく・・


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