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第5回能登半島すずウルトラマラソン(3)~第3関門自然休養村まで


・・前回の続き


無事千枚田での折り返しを経て、再び名舟エイドまで戻ってきた。10:00、第11エイド(名舟、47㌔)。お楽しみのカレ-を2皿、地べたに座って頂く。レトルトのボンカレ-だが、これが抜群に美味い。同郷の人もこのエイドで休んでいたようで、この後の展開について言葉を交わす。13時間を切れれば・・。少し遠慮気味にそう言っていた同郷の方に別れを告げ、12時間は絶対切りたい僕は先にエイドを後にした。カレ-をもう何皿か食べておくべきだったなと後に後悔。集落を終えると、再び舟木谷峠の登場となる。高低差110m程度のへなちょこ坂であるはずが、僕の目にはとてつもなく高い壁にしか見えなかった。自ずと走りは歩きに変わり、隣の青年と声を上げて嘲笑う。しかしその笑いが幸いし、少しは体が楽になってきた。やはり笑うしかない場面では、実際に笑った方がいいようだ。舟木谷峠を一緒に越えたその青年、1週間前にえちご・くびき野100㎞マラソンを走って来たそうな。それは凄いですな・・。彼のチャレンジ精神に脱帽した。50㌔通過が5時間29分。理想とはかけ離れてきたが、僕にしてはまずまずの折り返しだろう。ただこの時間以上に、疲労の度合いが芳しくない。ようやく舟木谷峠を越え、下りにかかる。そして10:45、第12エイド(舟木谷峠、52㌔)に到着。再び同郷の人現れる。目標13時間切りなんて絶対に嘘だ。
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千枚田からの下り
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第11エイド(名舟、47㌔)
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ボンカレ-を軽く2皿完食  ※もう2皿食べとくべきだった
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舟木谷峠への上り返しの始まり
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50㌔通過(10:29)  ※50㌔5時間半、こんなもんか
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第12エイド(舟木谷峠、52㌔)  ※再び同郷の人

そして10:56、再び第13エイド(町野、54㌔)に到着。この自分エイドで再度預け荷物を受け取り、ゼリ-を補充する。預け袋はこの後廃棄処分されるので、忘れぬよう注意が必要だ。舟木谷峠からここまでは下り一辺倒だったが、ここからしばらく平坦な道のりが続く。風景の変わらない長閑な田園地帯は、疲れ始めたランナ-達の精神を苦しめる。川を渡ると遠越しに海が見えた。やがて『曽々木』の文字が目に入り、『狼煙』も射程圏内に入ってきた。と言ってもまだ30㌔先の話だ。そして11:26、第2関門の曽々木(58㌔)へと到着。関門閉鎖までは残り1時間54分、同郷の人は僕の2分後にここに到着した。ここの名物はパスタだろう。今年のパスタは味が濃くて、特に美味しく感じた。2皿を直ぐに完食。ここでももう少し食べておけばよかったと後悔を引きずった。
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第13エイド(町野、54㌔)  ※荷物の受け取りはセルフで
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ようやく狼煙が射程圏内に  ※それでもまだ30㌔先
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第2関門 曽々木(58㌔)  ※6時間26分、関門閉鎖まで残り1時間54分
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今年のパスタは美味かった

ここからは海沿いの爽快な区間が続く。曽々木海岸から能登半島最北端の狼煙(禄剛埼灯台)に向けて続く、窓岩、垂水の滝、揚げ浜塩田、ゴジラ岩、大崎島等の名所の数々。家族にも見せてやりたいようなそんな風景を眺めながら、心地良い潮風を受け、せっせと走り抜く。歩くこともそうだが、立ち止まることにはかなりの憎悪感がある。しかし写真撮影を理由にほんの数秒だけ立ち止まることは、僕の唯一の気休めとなっている。トンネルを通過。既に歩きたいのだが、せめてトンネルを抜けるまでは走り切ろうと気合いを入れる。60㌔通過が6時間50分。50㌔で29分だった超過分を、そこから僅か10㌔で既に20分(㌔8分ペ-ス)も使ってしまった。これはヤバいぞ、復活はまだか。
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海岸沿いは見所が尽きない
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曽々木窓岩
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トンネルの左車線はランナ-専用
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垂水の滝  ※山から直接海に流れ落ちる珍しい滝
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60㌔通過(11:50)  ※ヤバい、ペ-スが一気に落ちてきた

12:13、第15エイド(塩田村、63㌔)に到着。NHKの連続テレビ小説『まれ』の舞台となった、おなじみの集落である。相変わらずPJOさんにはちょくちょく遭遇し、エイドの度に挨拶を交わしている。誰か仲間を撮っているようだったが、いつものように手の込んだ動画は作らないのだとか。既に僕に元気は無く、次のエイドまでが距離以上に長く感じている。このエイドで(それ以降も)見かけた、塩ゆでジャガイモ。見た目はモグモグして乾いた口に詰まりそうだが、不思議とさっぱりしてすごく美味しかった。これなら何個でも食べれそうだ。65㌔通過が、7時間半。60㌔からの5㌔で更に超過分が10分膨らんだ。いかん、ペ-スが一向に戻っていない。
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第15エイド(塩田村、63㌔)  ※左の男性、さすがに2週連続100㌔はきついらしい
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塩れもん
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塩ゆでじゃがいも  ※コレ、かなりいける
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揚げ浜塩田
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トンネル

12:59、第16エイド(大谷、69㌔)に到着。朝方は寒かったけど、日中は陽が射して暖かくなってきた。今日もかぶり水が大変心地良く、先月の白山白川郷程ではないが精力的に水を頭からかぶっている。さすがにこの辺りまで来ると、似たような走力のランナ-が前後する。僕も多少は走り込んできただけに、ここにいる皆も同じような距離の練習は積んできたんだろう。70㌔通過は8時間12分。いかん、又10㌔で更に22分(㌔8分12秒ペ-ス)も膨らんでしまった。イ-ブンペ-ス(㌔6分)は無理にしても、何とか㌔7分くらいまでは戻しておきたいところだ。復活はまだか・・。いつも75㌔くらいで急に脚が軽くなるんだけどな。
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第16エイド(大谷、69㌔)  ※今日もかぶり水が嬉しい
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70㌔通過(13:12)  ※ペ-スは一向に上がらない
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お願い看板
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大崎島

しかし、そう易々復活の波はやって来なかった。13:40、第3関門の自然休養村(73㌔)に到着。関門閉鎖まで残り1時間30分。同郷の人にはいつしか置いて行かれ、既に姿はない。昨年この関門への到着は14:06だったが、今年の目標は13:00に置いていた。既に40分の遅れ。ゴ-ル目標が11時間30分だっただけに、万一奇跡的にこの遅れをキ-プ出来ても、ゴ-ルは12時間を超えてしまう。絶体絶命のピンチ!復活はまだか・・。タイムは後から付いてくるもの、取りあえず遅くてもいいから歩くのだけはやめよう。頭の中で様々な計算を繰り返すが、このペ-スではどう足掻いたって満足のいく結果は得られなかった。
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第3関門 自然休養村(73㌔)  ※8時間40分、関門閉鎖まで残り1時間30分
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能登米の塩おにぎり
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みそ汁
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キリコ太鼓


つづく・・

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| 2016 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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