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田部井さんを偲び、天蓋山へ

今週末はどこに行こうかな・・。快晴が約束された残り少ない秋の休日、山に行かないのは絶対に勿体ない。僕的にはナナと蝶ヶ岳にでも行きたかった。あの山頂から対面に見る穂高連峰は、正に”絶景”と呼ぶに相応しい。しかしナナ的には3週連続の辛い山行は絶対に嫌らしく、弟の大志レベルなら・・ということで仕方なく折り合いをつけた。第一級の展望を誇る飛騨の里山、天蓋山(てんがいさん)。先日の新聞朝刊が目に留まっていたこともあり、大好きな田部井さんを偲び、早速山之村へと車を走らせた。
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誰もに愛された田部井淳子さん  ※中日新聞朝刊(2016.10.24)より

自宅から大規模林道経由で1時間。夕顔の駅向かいにある天蓋山登山者駐車場に駐車し、歩行を開始。今日の主役は第6子(次男)の大志。何週間も前からやる気満々で、今日の日を一人楽しみに待ちわびていた。しばらく山之村キャンプ場の中を通り、最奥の炊事場に”頂上まで約2時間”という看板が掲げてあることに気付く。このすぐ脇に登山ポストがあり、ここが天蓋山登山口となっている。愛着のある手作り看板に見送られ、いざ山へ。
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夕顔の駅
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山之村キャンプ場入口にある登山者駐車場
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看板  ※画像クリックで拡大
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秋満開
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登山口(標高1000mくらい)

この山には以前岳登と登ったことがあるが、田部井さんが揮毫した標柱のことくらいしか覚えていない。心地良い沢沿いの道ではあるが、雪解けのせいか登山道はぬかるみ、足元はすっきりとしなかった。今日の天候には全くの疑いを持っていない。朝方の放射冷却(冷え込み)から見ても、快晴はまず間違いないだろう。天候にさえ恵まれれば、山頂からの眺望が素晴らしいことは知っている。だから今日不運があるとすれば、突如ガスが上がってくることくらいかな。そういう訳で、空の急変に気を付けながら、やや急ぎ足で進んでいく。
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絶好の登山日和
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小滝
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ここから急坂(標高およそ1150m)

”ここから急坂”というだけはあり、確かに傾斜は中々のものだった。幼子には間違いなくきつい部類に入る。急坂手前で沢は終わり、ここからは尾根主体の登山道となってきた。次第に疲れてきた大志を騙しだまし、時に励ましながら登ってゆく。笠ヶ岳を日帰りしたナナにしてみれば、今日は軽い散歩程度のものだろう。”急坂ここまで”の看板に一瞬安堵したが、看板に書かれた現在地を見てショックを受ける。次第に雪が出てきたが、いつしかの雪が少し日陰に残っている程度。すずめ平手前から背後に北アの気配を感じていたが、すずめ平まで来るとその眺望が完全に樹間から抜けた。そして偽ピ-クに騙されながらも、最後のアップダウンを経て、ようやく天蓋山の山頂へと辿り着いた。
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確かに急だな
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急坂ここまで(今ココ)
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土塁跡(昔はここまで放牧場)
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すずめ平(1370m)  ※眺望が一気に広がる
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最後の踏ん張り

雲一つない青空。これだけの天気なら、今日は日中遅くても雲は上がってこないだろう。少し肌寒くなってきたので上着を羽織る。おにぎり、鶏の唐揚げ、魚肉ソ-セ-ジの昼食を食べ、お菓子やコ-ラ、コ-ヒ-で登頂を祝った。絶対快晴の休日。そして、これだけの山。山頂は自ずと多くの登山者で溢れていた。誰かが奏でたオカリナの音色が、ゆらりゆらりと山頂を包んでいた。ハ-モニカを持ってこなかったことを一瞬悔んだが、さすがにこんな人前で吹く勇気はない。ざっと見回しただけでも、日本百名山を10座までは容易に特定出来た。他にも恵那山、木曽駒なんかは見えていただろうし、おそらくその個数はまだまだ伸びるはずだ。確かに凄いぞ、天蓋山。
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天蓋山(標高1527m)  ※簡単に特定出来ただけでも日本百名山を軽く10座
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左から、剣岳(日本百名山)、立山連峰(日本百名山)
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薬師岳(日本百名山)
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黒部五郎岳(日本百名山)
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笠ヶ岳(日本百名山)
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左から双六岳、槍ヶ岳(日本百名山)
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焼岳(日本百名山)
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乗鞍岳(日本百名山)
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御嶽山(日本百名山)
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白山(日本百名山)
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多くの登山者が眺望を楽しんでいた
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田部井さん自身初揮毫となった山頂標柱

楽しかった山頂に別れを告げ、帰路に発つ。かなりの斜度を持つ急坂は、大人でも下りには少し緊張感を強いられる。当然大志を一人で歩かせる訳にはいかず、息子の手を取り、倒れまくる大志を引っ張り起こすように豪快に下って行った。ところで僕の脚、夏に畑で痛めた左足首捻挫が未だ治っておらず、不安定な足場は余計に患部を悪くした。大志に合わせるかのように僕も何度か尻をつき、ザックやズボンは既に土まみれ。大志は下山後間もなく睡魔に襲われたが、何とか無事最後まで持ってくれたから良かった。予想以上に素晴らしい眺望に恵まれ、想像以上に楽しい山行となった。田部井さん、こんな素敵な山に僕等を導いてくれて本当に有難うございました。田部井さんの意志はこんなとこでも、確実に受け継がれているのだとしみじみ思った。
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急坂の下山はちびっ子には堪えた
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手作り看板が最後まで心地良い


夕顔の駅 8:31
登山口 8:42
看板(ここから急坂) 9:25、9:40
看板(急坂ここまで) 10:07、10:18
すずめ平 10:41
天蓋山 11:17、12:30
夕顔の駅 14:15


平成28年11月5日 天候晴れ 大志(年少)、ナナ(小3)、僕

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