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雪の燕岳(2)~神々の山嶺へ


・・前回の続き


いよいよこれから、燕(つばくろ)の山頂を目指す。風は吹き荒れているが、完全防寒で、寒さは全く感じない。夏はコマクサの可憐な花が咲き乱れるこのトラバ-ス道も、今は雪の斜面と化している。所々雪が深く積もり、腰まで落ちるような箇所もあった。ナナは歩きに難儀し、ペ-スは一向に上がらない。前後を歩く登山者はほぼ皆無。中々厳しいトレイルに若干弱気になったが、ここまで来て引き下がる訳にはいかない。天気さえ良ければ何の不安もないのだが、この悪天が気に追い打ちをかけている。
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いざ山頂を目指す
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雪が深い
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山頂か

見たこともない景色に何度も手袋を外し、僕は撮影に忙しい。おかげで手が冷たい。先に進んでもらっているナナを余所に、僕は一人興奮の真っ只中。何気ない燕の街道が、こんな風に化けるなんて。黒い空、白い雪、切れ立った岩々、轟々と唸る風・・。これらがここを異次元の世界へと変えている。何だか凄いぞ・・。それ以外言葉が出てこない。冬の山を知らない僕にとっては、とても神懸り的な光景に映っていた。勿論エベレストには登ったことがないが、8000m級の空も黒いと何かで見たことがある。標高こそ違えど、まさにそこにいる感覚になった。
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何だか凄いぞ
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黙々と進むナナ

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イルカ岩
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先に行け
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何処だここは
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振り返ると青空が
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暗黒の空

そして、ついに燕の懐に入った。最後の登りが始まる。深い雪に何度か沈みつつも、岩場を回り込み最高部に踊り出た。ここが山頂、燕岳(つばくろだけ)。何気ない山が、雪と空によって最高の舞台となった。お疲れナナ、よく頑張ったな。この先、北燕岳、東沢岳の方へと縦走するつもりでいたが、ここまでの道を考えるとそれは無謀だと諦めた。ここは来た道を戻るのが無難だろう。山頂は寒く、あまり呑気に休んでいられる状況ではないが、少しだけ余韻に浸りたい。こんな景色、中々見れたもんじゃないからな。
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登りにかかる
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最後だ
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お疲れさん
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燕岳頂上(2763m)


つづく・・
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