FC2ブログ

2015年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年09月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

三俣蓮華岳と双六岳、そして岩茸採り

天候不順で今一パッとしない週末の空模様。我が家の長男岳登は高校登山部の合宿で金曜から地元北アルプスの山域に入っている。初日、新穂高から槍平を経て南岳へ。2日目、槍ヶ岳登頂、西鎌尾根を経て双六岳。そして最終日、鏡平を経て新穂高に戻ってくるというもの。高校生にしては若干物足りない行程(岳登小4)であるが、彼等彼女等は間違いなく岐阜県の宝。何せ岐阜県の高校山岳会はこの5人にかかっている。雨にも負けず風にも負けず、飛騨(岐阜県)の面目を保ってほしい。それに合わせ僕も少しいやらしい計画を立てていた。土曜未明、新穂高から笠ヶ岳へと登り、双六小屋を経て西鎌尾根へ。そこで登山部と擦れ違い、驚かせ激励。その後槍ヶ岳、槍平を経て新穂高へ戻るという笠槍の日帰りコ-ス。

しかし雨マ-クのついた予報では安易に実行に移せず、土曜の計画は取り止め。それならと次の計画を練った。日曜に双六方面へと向かい、弓折辺りで登山部と連れ違い、労いの差し入れ。そんな折、岳登から1本の電話が入った。たった今(土曜夜)、新穂高に下山した・・。稜線は大変な天候だったようで、最終日を残し山を下りてきたのだ。山での判断は生死を分け、撤退は一番難しい判断となる。顧問の先生は随分悩んだ挙句、子供を預かる大人の立場から最も適切と思える判断を下したのだろう。山では絶対に事故を起こしてはならない。これは鉄則である。登山部は結局南岳でも小屋に泊まり、折角担いだ天幕の出番は一度もなかったようだ。
11873756_868482079853739_3158828615674867797_n_convert_20150824120033.jpg
雨の中岳と登山部一行  ※以下2枚登山部FBより
11903911_868481879853759_6395419735299135526_n_convert_20150824123222.jpg
頑張れ、登山部!  ※自信を持て、お前らは間違いなく飛騨の宝だ

さて登山部は下山し、僕のテンションはかなり下がった。それに今一日曜の天候もつかめない。笠槍のロングコ-スは捨て、双六岳の往復を計画とした。調子が良ければ三俣蓮華まで行き、天候が悪ければ弓折や鏡平で引き返せばいい。朝自宅を発ち、1時間で新穂高へ。ここ数日の雨で少しは空きを期待していたが、相変わらず市営駐車場は満杯。駐禁箇所を避け、左俣の林道沿いに半ば強引に駐車した。今回のコ-スは水に恵まれている。予備用にゼリ-飲料1つ、空のゼリ-飲料を3つ水筒代わりに持ち込んだ。前日の雨ラン(峠26km)で脚は少し重かったが、何とか走り、直ぐにわさび平小屋に到着。トイレを借り、水を補給。そして久々の小池新道へ。秩父沢は水量豊富。高度を一気に上げ、振り返ると先週登った焼岳が雲の上に浮かんでいた。最近毎週山に登っているので、前週の山が違った角度から眺められ実に楽しい。
009_convert_20150824100814.jpg
焼岳と雲海

鏡平へはコ-スタイム5時間半のところ2時間で着いた。今日は意外と調子がいいな。鏡平の鏡池。槍穂高の稜線を鏡に映す山荘ご自慢の光景は、この界隈でも抜きに出た景観を誇っている。今日はその光景に出逢えず残念だった。ここでもトイレを借り、悩み多き妻にメ-ルする。ここまで来れば稜線も近い。少しの喘ぎで弓折の稜線に出た。ここから左に進めば稜線は笠ヶ岳へと続く。しかしここは右に折れ双六方面へと舵を取る。何度か意地悪なアップダウンを繰り返し、平坦な道は気分よくランニング。槍穂高側の空は濃いガスに覆われ眺望はない。1箇所不安になり(右へ下がっていく箇所)後戻りする場面もあったが、無事双六小屋に到着。
010_convert_20150824100829.jpg
陽射しを受ける鏡池
016_convert_20150824101949.jpg
霞む弓折の稜線

本来なら登山部が2泊目で泊まるはずだったテント場、その脇を抜け双六岳への急登にかかる。以前僕は双六岳で高山病にかかったことがある。これくらいの標高だと見下してはいけない。高山病には笠ヶ岳でもかかったことがあるが(この2度だけ)、結局は汗と水分摂取の問題である。やがて双六岳山頂と三俣山荘方面への分岐に至る。一応まだ脚は動くし時間もあるので、三俣蓮華岳へ向かうことにした。稜線の裾に延びる巻道を進んでいく。他の眺望が閉ざされたことにもよるが、今回のコ-スで一番の絶景ランだった。正面に迫る三俣蓮華岳や鷲羽岳など北アの奥深き山域。鷲羽、水晶、赤牛といったこれら峰々は雲ノ平と呼ばれ、北アルプスの中でも秘境の地とされている。
023_convert_20150824100850.jpg
スカイトレイル(標高2600m付近)  ※三俣蓮華岳(左端)、水晶岳(中央やや右)、鷲羽岳(右端)
027_convert_20150824101223.jpg
チングルマの花穂
031_convert_20150824100911.jpg
鷲羽岳(右端)、ワリモ岳(中央)、水晶岳(左端)
035_convert_20150824101039.jpg
三俣蓮華岳へと道は続く

ここは、三俣蓮華岳(標高2841m)。ようやく本日の折り返しとなる。この先更に水晶岳まで進む強者もいるが、果たして今の僕に出来るだろうか。この頂上は名前が示す通り、岐阜県(高山市)、長野県(大町市)、富山県(富山市)の3県の県境となっている。数年前各々の市長が各々の登山口から山頂に登り、三俣山荘で山岳観光サミットをしたことがある。中々気の利いた素敵な催しだったが、特別ゲストに野口五郎を呼ばなかったことだけが心残りだ。本来はここからの槍ヶ岳や黒部五郎岳の眺望も素晴らしいのだが、今日はことごとく運がない。
038_convert_20150824101053.jpg
三俣蓮華岳  ※眼下に三俣山荘
048_convert_20150824101112.jpg
稜線中腹のゴリラ岩(横顔)

双六岳(2860m)は、槍ヶ岳を望む穴場スポットとして名高い。槍へと向かう絶景ロ-ドは是非とも走ってみたかった。双六小屋へと下り、水をフルに補給。アップダウンの多い稜線を適度にこなし、一気に鏡平へ。もしやと期待した鏡池の眺望は今もなく、一気に小池新道を下り切る。秩父沢で首や手、脚を冷やし、一気にわさび平まで駆け降りる。ここで最後におりぎりを食べる予定だったが、登山者が一人近寄ってきた。僕の短パンスタイルに興味津々で質問攻めに遭い、結局おにぎりを口に出来ず。なんでも昨日水晶の日帰りをした人がいるそうな。・・まさか、あの天候でそれはないだろう。左俣の林道も意外に脚は動き、一応最後まで走り抜いた。まさか、雨で水晶の日帰りはないだろう・・。
053_convert_20150824101259.jpg
双六岳
055_convert_20150824101313.jpg
本日メインの絶景の筈が・・
058_convert_20150824101419.jpg
人なつっこい蝶


新穂高(標高1110m) 5:00
わさび平小屋(1400m) 5:28
秩父沢(1700m) 6:07
鏡平(2300m) 7:03、7:15
弓折乗越(2565m) 7:40、7:47
双六小屋(2600m) 8:21
三俣蓮華岳(2841m) 9:28、9:37
双六岳(2860m) 10:16、10:42
双六小屋 11:05
鏡平 11:55
わさび平小屋 13:09、13:13
新穂高 13:37

平成27年8月23日 天候曇り 僕

≫ Read More

スポンサーサイト



| ウルトラマラソン | 14:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |