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サハラから、一路フェズへ~ジブラルタル海峡を越えて編(23)

2015年1月11日 [砂漠ツア-3日目]
メルズ-ガ~リッサニ~フェズ



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最高の仲間
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ラクダ君


砂漠の夜は、実に快適だった。
柔らかい砂の下地に、厚手の敷きマット。
上には毛布を3枚も4枚も被り、安眠すぎて、睡眠中一度も目覚めることはなかった。

7時、テントの外でとラクダ引きの青年が手を叩き、ツア-客を起こしに回っていた。
僕は既にアラ-ムで起床しており、用も済ましてある。
急いで荷物をまとめ、直ぐにテント場を後にした。
少しくらい感慨に浸っていたかったが、どうやらその僅かな時間もないようだ。
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昨夜登った砂丘  ※見た目以上にきつい
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テント村
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嶺花と駱駝

ツア-最終日は、起床直後のライディングから始まった。
朝日を浴びて赤く染まったサハラ砂漠を、キャラバンが隊列を成し歩く。
ジェラバをまとったブラジル人男性は、撮影に専念するという理由でラクダには乗っていない。
彼は民族衣装をまとったその井出達から”ベルベルマン”と呼ばれている。
遠く離れた所からサハラや一行を入念に撮影し、キャラバンに遅れて帯同していた。
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ライディング
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朝陽を浴びて
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赤砂漠
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隊列

決して楽しいことばかりではない、ラクダ乗り。
長時間乗っていると次第に尻が痛くなってきて、やがては苦痛だけになってくる。
1時間以上かけて、ようやく砂丘入口のホテルへと戻って来た。
この歩き難い砂の地を、ベルベルマン(ブラジル人の愛称)もよく歩き通したものだ。
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仲良し二人
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さようならサハラ
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去り行く後姿

ホテルの一室に入り、用意されていた朝食を頂く。
卵焼きにパン、コ-ヒ-にティ-。
ここでも先を見越し、腹一杯詰めておく。
食事を終えると、慌ただしく洗面を済ませ、直ぐにミニバスに乗り込んだ。
今日は朝から急かされてばかりで、少しうんざりしている。
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朝食
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ベルベルマンとの別れの儀

リッサニの町には、1時間とかからなかった。
フェズに向かう僕等の為に、ドライバ-は気を利かしてバスタ-ミナルへと立ち寄ってくれた。
ここからフェズへ向かうのは、豪・英の女性ペア、それに僕等日本人3人の計5人。
他のツア-客は、出発地のマラケシュへと舞い戻る。

ここでの別れがとても強烈で、僕の心に深く刻まれた。
陽気なブラジリアン、パリジェンヌ・・。
それ程話した訳ではないのだけれど、皆とてもいい人ばかりだった。
誰もが精一杯の笑顔で手を振り、僕等を送り出してくれる。
ブラジル人女性の一人は、ハグをしに駆け寄ってくれた。
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最高の笑顔

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