今日も夜明け前から雨が大きな音を立て降り続いている。
6時起床後、廊下に出て外の様子を見てみる。
雨ガッパを着た地元民が、連なる屋台のテントの下で、忙しそうに屋台飯を食べていた。
ベトナムに入って以来、未だ青空は見ていない。
フエ以降、毎日が雨交じりの湿った天候続きである。
雨の屋台
アオザイの美女チケットに記されたピックアップ時間は朝8時、その10分前にはホテルをチェックアウトする。
受付にザックを預け、ロビ-で少し待たせてもらう。
8時19分、ようやくツア-バスがホテル玄関に横付けされた。
最前列、運転席の後ろに席を取る。
雨を弾くワイパ-越しに見る濡れた風景は、のどかな田園地帯を抜けていく。
ミ-ソンが近付くにつれ距離を示す看板が目立ち、10時、ミ-ソン遺跡に到着した。
入場料100000Dはツア-代金に含まれておらず、ガイドがバスの中で徴収。
バスの下車、乗車を繰り返し、再度下車。
遺跡巡りはスタ-トした。
さすがは世界遺産だ、他にもバスは多く、他のツア-に紛れ込まないよう注意が必要となる。
同じバスの顔ぶれをいかに多く覚えておくか、ここが重要なポイントである。
概要説明雨の中ガイドを先頭に、カッパを着たり、傘を差し、群れを成し歩いていく。
今回のガイド、ハロン湾のお調子者と違って、必要なことは何度も繰り返し、話す英語も聞き取りやすい。
実に甲高い、まるでマイクで話しているかのような、透き通るような発声である。

彫像の数々
ミ-ソンの遺跡群
グッドガイド
雨の散策路遺跡内は2時間限定と決められているようだが、それ程大きな遺跡でもなく、ゆっくり時間をかけて満足のいく見学が出来た。
12時8分、バスはミ-ソンを後にする。
一同、バスでボ-ト乗り場まで行き、バス帰還組とボ-ト帰還組とに分かれる。
ボ-トの方は船上での昼食がつき、終了時刻はやや延び、ツア-代金も2㌦程高くなる。
ガイドはボ-ト組に帯同、ほとんどのツア-客はボ-トに乗っていた。
ガイドは朝方ツア-の説明していた際、ボ-トのことをこう言っていた。
ルックライク、タイタニック・・。
冗談でツア-客の笑いを誘う為の気遣いなのだが、勿論タイタニックとは程遠い。
ほぼ吹きっさらしの船内は、風が強く体に当たり、とても寒い。
船外の景色は、ハロン湾のように興味を誘うものではない。
船内でひたすら寒さに耐え、風ではためくビニ-ルシ-ト越しの変わらぬ風景を、ただぼんやりと眺めていた。
船内で出されたツア-食のランチは、ご飯の上に野菜炒めを載せたもの、それとバナナ1本。
これでは少し物足りないが、おかわりもない。
途中どこかの村に立ち寄り、彫刻の作業風景や土産物屋などを散策。
ボ-ト(タイタニック号) ツア-食
水害の爪痕 彫刻師そして14時48分、ボ-トはホイアンの川岸へと戻ってきて、ツア-終了。
値段の割には、まずまずのツア-であった。
これで入場料も含まれていれば、尚更言うことはないのだが・・。
市場でカオラウを食べ、
製造卸元その名もホワイトロ-ズでホワイトロ-ズを食べ、
古き町ホイアンを後にした。
市場のカオラウ
シクロマンでさえマホ
物売り
名物ホワイトロ-ズ
グッナイ夜行バス(ホイアン~ニャチャン)泊朝食(肉のせ味飯10000D×2) コ-ヒ-(10000D) ミ-ソン遺跡(入場料100000D、子供フリ-) 夕食(カオラウ20000D×2、ホワイトロ-ズ70000D) 計240000D