焼岳と年中さん(1)

【山域】焼岳北峰(2393m)
【日時】平成24年6月24日
【天候】晴れ
【岳人】ナナ(年中)、穂乃花(小5)、僕
中ノ湯駐車場(5:55) 前夜平湯に入り、トンネル料金所手前にある大駐車場にて車中泊。ナナは既に熟睡、宴会が大好きな穂乃花と少し夜を楽しんだ後、床につく。毎朝5時に起きているせいか、翌朝5時前には自然と目が覚めた。洗面等を済ませ、車にて移動。中ノ湯の登山口は温泉旅館の上部に位置し、駐車場は既に一杯であった。道路脇に寄せて車を停め、颯爽と歩き始める。ここの標高で1600m超、山頂までは850m程の登りとなる。幼子のナナとて登山歴は既に2年目、普段道のない藪山で鍛えられている。登山道のある、人のいる山は始めてに近い。体が大きくなってきている事もあり、階段や石場の急な段差も両手両足を使い、上手くこなしていた。この急勾配は彼女には辛いだろうが、一気に高度が稼げて満更損ではない。高度計の標高をペ-スに道先案内人の穂乃花、主役のナナ、僕と隊列を成し進む。

中ノ湯登山口

登山道
第一ベンチ(6:35、6:50) 騙し騙し1時間歩かせたかったが、丁度いいところにベンチがあったので休憩とする。一合サイズの特大おにぎりを豪快にかぶりつき、朝食とする。おにぎりは一度に食べようとせず、何度かに分けて食べた方が腹にも易しいし、美味しく食べられる。そしてタンクの水を飲み、喉を潤す。子供達はあまり欲しがらないが、水は高山病対策にもなる、無理にでも飲んでもらう事にしている。

第一ベンチ

焼岳が顔を出す
合流広場(7:49、8:07) ここまで来れば断然元気が出てくる。目の前に焼岳の雄姿が突如現れ、噴煙の姿も確認。広場では先程来何度か擦れ違っている『元気ですか~!』と叫ぶオジさん夫妻が、休憩を終え発つところだった。空いたベンチに座り、特大おにぎりの残りにかぶりつく。ここから少し進めばやがて森は果て、開放感抜群の森林限界領域に入る。砂地と岩場混じりの登山道を、目の前の稜線目指し登り詰める。振り返れば残雪を抱いた乗鞍岳が背後に聳え、やる気も出るというもの。子供達は登山道脇の残雪に素早く反応し、とても嬉しそうだ。

合流広場を発つ

雪渓

森林限界越え

残雪をカット

眼差し
2300m大岩(9:00、9:13) ナナの調子はすごくいい。一度もぐずらないし、ペ-スも非常に快調。一気に登り切ってしまえそうだが、大岩で一度休憩を入れる。樹林帯の中ではほとんど登山者とは出会わなかったが、斜面に取り付くと前後に登山者の姿がやけに多い。単独行、男友達同士、恋人達、年配のご夫婦、パ-ティ-等、その構成も実に様々。休憩を終え、目の前の稜線目掛け最後の登りにかかる。遅れる姉の穂乃花をよそに、妹のナナが絶好調をキ-プ。後ろにぴったり張り付いている僕にぼわれ、一番先に稜線に出た。

2300m大岩

姉を追う

姉を抜く
稜線火口(9:34) お疲れナナ、よく頑張ったな。ここは南峰と北峰のコル、火口や万年池が眼下に広がって見える。以前は今程登山者がいなかったせいか、火口を覗きにいったりもした。今ではそんな事をする馬鹿モンはいないだろうし、規制されている南峰に登ろうとする人もまずいない。

頑張れ姉

笠ヶ岳と火口の噴気煙

火口湖
つづく・・
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| '12山行記録 | 13:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑