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焼岳と年中さん(1)

飛騨山脈(北ア)主稜線南方に位置する、焼岳(やけだけ)。別名”硫黄岳”とも呼ばれている活火山だ。息を切らし上部の稜線へ這い上がると、轟音を鳴らし吹き上がる噴煙、麓温泉地の源泉を想わせる硫黄臭が登頂した者を荒々しく迎えてくれる。我が家にとっても父子の絆を確かめる、我が子の成長を知る、そんな大切な舞台ともなっている。僕は数ある名山の中でも、この焼岳が断トツで好きだ。岳登と穂乃花は小1で中尾から(長女は小3)、嶺花は年長で中ノ湯から登り、無事完登を果たしている。そして今回は4歳年中のナナを連れ、中尾に比べ弱冠行程の短い中ノ湯のル-トにて登頂を狙う。彼女のこれまでの歩きっぷりや気力を見ていて、何ら問題はない、と判断した故の挑戦である。


【山域】焼岳北峰(2393m)
【日時】平成24年6月24日
【天候】晴れ
【岳人】ナナ(年中)、穂乃花(小5)、僕


中ノ湯駐車場(5:55)  前夜平湯に入り、トンネル料金所手前にある大駐車場にて車中泊。ナナは既に熟睡、宴会が大好きな穂乃花と少し夜を楽しんだ後、床につく。毎朝5時に起きているせいか、翌朝5時前には自然と目が覚めた。洗面等を済ませ、車にて移動。中ノ湯の登山口は温泉旅館の上部に位置し、駐車場は既に一杯であった。道路脇に寄せて車を停め、颯爽と歩き始める。ここの標高で1600m超、山頂までは850m程の登りとなる。幼子のナナとて登山歴は既に2年目、普段道のない藪山で鍛えられている。登山道のある、人のいる山は始めてに近い。体が大きくなってきている事もあり、階段や石場の急な段差も両手両足を使い、上手くこなしていた。この急勾配は彼女には辛いだろうが、一気に高度が稼げて満更損ではない。高度計の標高をペ-スに道先案内人の穂乃花、主役のナナ、僕と隊列を成し進む。
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中ノ湯登山口
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登山道

第一ベンチ(6:35、6:50)  騙し騙し1時間歩かせたかったが、丁度いいところにベンチがあったので休憩とする。一合サイズの特大おにぎりを豪快にかぶりつき、朝食とする。おにぎりは一度に食べようとせず、何度かに分けて食べた方が腹にも易しいし、美味しく食べられる。そしてタンクの水を飲み、喉を潤す。子供達はあまり欲しがらないが、水は高山病対策にもなる、無理にでも飲んでもらう事にしている。
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第一ベンチ
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焼岳が顔を出す

合流広場(7:49、8:07)  ここまで来れば断然元気が出てくる。目の前に焼岳の雄姿が突如現れ、噴煙の姿も確認。広場では先程来何度か擦れ違っている『元気ですか~!』と叫ぶオジさん夫妻が、休憩を終え発つところだった。空いたベンチに座り、特大おにぎりの残りにかぶりつく。ここから少し進めばやがて森は果て、開放感抜群の森林限界領域に入る。砂地と岩場混じりの登山道を、目の前の稜線目指し登り詰める。振り返れば残雪を抱いた乗鞍岳が背後に聳え、やる気も出るというもの。子供達は登山道脇の残雪に素早く反応し、とても嬉しそうだ。
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合流広場を発つ
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雪渓
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森林限界越え
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残雪をカット
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眼差し

2300m大岩(9:00、9:13)  ナナの調子はすごくいい。一度もぐずらないし、ペ-スも非常に快調。一気に登り切ってしまえそうだが、大岩で一度休憩を入れる。樹林帯の中ではほとんど登山者とは出会わなかったが、斜面に取り付くと前後に登山者の姿がやけに多い。単独行、男友達同士、恋人達、年配のご夫婦、パ-ティ-等、その構成も実に様々。休憩を終え、目の前の稜線目掛け最後の登りにかかる。遅れる姉の穂乃花をよそに、妹のナナが絶好調をキ-プ。後ろにぴったり張り付いている僕にぼわれ、一番先に稜線に出た。
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2300m大岩
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姉を追う
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姉を抜く

稜線火口(9:34)  お疲れナナ、よく頑張ったな。ここは南峰と北峰のコル、火口や万年池が眼下に広がって見える。以前は今程登山者がいなかったせいか、火口を覗きにいったりもした。今ではそんな事をする馬鹿モンはいないだろうし、規制されている南峰に登ろうとする人もまずいない。
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頑張れ姉
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笠ヶ岳と火口の噴気煙
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火口湖


つづく・・



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| '12山行記録 | 13:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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