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下呂富士から里山へ

【山域】中根山(767m)、里山(600m)
【日時】平成24年4月1日
【天候】曇り、雪
【岳人】穂乃花(小5)、僕


ロ-タリ-(9:53)  妻の里帰りに一人だけ置いていかれた穂乃花を引きつれ、日本三名泉で名高い下呂温泉へと車を走らせた。飛騨地方は未だ冬から完全に抜け切らず、昨日も吹雪いていたくらい。しかしさすがは温暖な南飛騨、ここまで来ると雪を探す方が逆に難しい。賑う湯之島館を過ぎ、道路終点にあるロ-タリ-に駐車。この地点で標高は実測515mだから、中根山の山頂まで約250mの登りとなる。果てなく続く真赤な鳥居とは6本で別れ、左へ入る。文学散歩道たる立看板があり、その脇に延びている道のような筋を辿り進む。突き当りを右に折れ、当面山を左に見てトラバ-ス気味に山を巻く。高度を弱冠上げながら進んでいるが、やがて巻きも行き詰まる。ここで折り返し、今度は山を右に見るように山腹を巻きトラバ-ス。
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湯之島館裏の鳥居が起点
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文学散歩道の立看板  ※中根山への導きは一切ない
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道らしき道

ここまで微かに続いていた薄い筋道も完全に消え、ここからは自分の判断のみとなる。帰りに迷わぬよう、下りる方角をコンパスで確認。目の前に僅かに見える空目掛け、急な杉林の直登にかかる。途中2箇所山腹を巻くトラバ-ス道があったが、山頂に向かっているのか、作業の為のものなのか定かではない。急登に喘ぐ穂乃花より一先ず先に空に出た。そこは期待していた山頂ではなく、尾根道だった。だが尾根筋は明確で、所々木に目印の赤テ-プも巻かれている。尾根を登り切った先には、左方向に山頂らしきピ-クが見えてきた。
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空目指し杉林を直登
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尾根に出ると山頂が見えた

中根山(10:58、11:21)  予定通り約1時間で山頂に到着。山頂は広く、ふわふわの落葉の絨毯が心地良い。高い樹木が邪魔で、残念ながら眺望はない。三等三角点『大座古』が取り巻きの家来を抱え、堂々と中央に君臨していた。穂乃花と二人、ささやかな登頂をお菓子で祝う。遠方の妻に電話を入れ、次の山へと腰を上げた。
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中根山(下呂富士)
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広い山頂

順調に尾根道を辿り、高度を下げる。来た道はこの尾根のどこかで杉林に入っていくのだが、ここは明瞭な尾根道を進むとする。結局尾根には終始目印のテ-プが付いていた。そしてコル。ここでの標高は登山口並に下がり、ここから方向を定めて林に入れば登山口の駐車場に戻れるとみた。しかしここはテ-プに従い、尾根道を先へと登り返す事にした。登り切った先が里山の山頂かと期待したが、そうではないようだ。しかしそこから少し進んだ先、嬉しい山頂標識が立っていた。
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尾根道の方が断然明瞭だ

里山(11:44、12:10)  当初の予定では一旦駐車地まで下山し、続けて里山へと登ろうと思っていた。だが中根山からの縦走路が延びており、しかも比較的明確な道しるべまであり大変驚いた。中根山を目指すなら杉林を直登するより、里山から縦走してきた方が分かり易くて不安も少なくて済む。先程から降り出している雪は大粒のものとなり、僕等は堪らず大木に雲隠れ。根元に座り、昼食をとる。久々となる山でのおにぎりはやはり格別だ。
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里山

ここからは道標が多過ぎるくらいあり、山道というよりは遊歩道といった趣きであった。娘と過す大切な時間。ふかふかの絨毯を噛み締め、どこに出るのだろうと考えながら下って行く。ふと木々の間から車が見え、愛宕神社に出た。そして鳥居を潜るとロ-タリ-、無事駐車地へと戻って来た。
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整備された遊歩道

ロ-タリ-(12:20)  中根山、里山と西回りに周回した、今回のこの山行。あまり登られていないこの二山、国道41号線の下呂トンネルが貫き、麓の温泉街からは高々と身近に聳えて見える。自分から調べないと名前すら出てこないような素朴な山ではあるが、下呂温泉には欠かすことの出来ない伝説を持っている。
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愛宕神社の鳥居を潜り、駐車地のロ-タリ-へ

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| '12山行記録 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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