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2011年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年12月

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濃霧に包まれた表銀座:前編~百高山達成なるか・・

百高山達成なるか・・。ようやくここまでこぎ付けた。塩見、蝙蝠の17時間日帰り山行から中4日と疲れも抜け切らないが、冬遅がもたらしてくれた願ってもないチャンス。出来れば今日、悲願の完登を成し遂げたい。ラストの赤沢山で掲げる完登タオルもバックに忍ばせている。槍穂高では既に雪が積もっているようだが、果たして表銀座の稜線は大丈夫だろうか。今日も5日前のような長丁場となる。その上残る赤岩岳と赤沢山の2座は百高山でも最も困難とされ、完登を狙う過去の挑戦者をことごとく突き返している。どういう結末になるか分からないが、塩見からの流れはいい。このまま一気に百高山達成といこう。頑張るぞガク、気合入れて行けよ!



中房登山口第一駐車場(2:00)  前夜中房温泉の登山者駐車場に入る。11月だと言うのに既に凄い車だ。さすが北アでも1、2位を争う人気の山、燕岳。寝つけを良くする為ウィスキ-を勢い良く流し込み、早々と目をつむる。月には傘がかかっており、星もない。それだけが心配だ。翌朝1時半起床。外に出るが、星はない。今日は終日曇りとみているが、何とか一日持ってくれよ。中房温泉の建物脇を抜け、歩き慣れた合戦尾根を登って行く。北ア3大急登と言われるだけあり、登りはきつい。だが裏返して言えば、だらだら歩くより一気に高度が稼げて時間も短縮出来る。登るにつれ、中房の明かりが眼下遠くに見えてきた。
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中房登山口

第二ベンチ(2:52、3:05)  今日は水5.5ℓ、1合サイズの特大握り飯4つ、栗、ヘルメット等を持込んでいる。燕山荘へと合戦尾根を登り詰めるこのコ-ス、訪れる登山者が多いだけありよく整備され、真暗闇でも何ら不安はない。グイグイ、グイグイ上を目指す。今日は稜線まで登り切れば、後は楽しい稜線歩き。それも国内屈指の景観を誇る登山者憧れの縦走路、表銀座が待っている。そう思うと、自ずと期待も膨らんできた。  
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第二ベンチ

合戦小屋(4:11、4:25)  テ-ブルに腰を下ろし、朝食のおにぎりを頬張る。朝食休憩をここまで先延ばしにして、やはり正解だった。腹が減っていた方が食も進み、断然美味く食べられる。僕等が発つ間際、入れ替わり若い単独行がやって来た。これは驚いた。こんな時間に登って来る人がいるなんて、御来光目当ての登山者だろうか。稜線に至る最後の行程、小雨が一粒、二粒舞い落ちてきた。ザックの奥底から久々に雨具、ザックカバ-を取り出す。何とも、嫌な始まりだ。

燕山荘(5:08)  そして、稜線に出た。濃い霧が立ち込め、周囲は何も見えない。燕山荘はまだ眠っているようだ。ラジオのボリュ-ムを絞り、直ぐに表銀座縦走路へと入って行く。足下しか見えない薄暗い縦走路、不安以外僕の心にはなかった。気温の低い濃霧で植物は雫を帯び、僕等は堪らず雨具のズボンを穿く。
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燕山荘

蛙岩(5:53、5:59)  今日は中々厳しい一日になりそうだ。とても寒いし、視界もない。5時半を過ぎたのに、辺りは一向に明るくならない。『今日は午前中は雨の所もあるでしょう・・』、ラジオのアナウンサ-は先程から同じ事ばかり繰り返している。6時蛙岩、ようやくここでヘッドライトを撤収。今日は日没前に燕山荘まで戻って来ないと、大変な事になりそうだ。折角の表銀座、雪がない事は災いしたが、近づいてくる槍の穂先どころか何も見えない。ただ、辛いだけである。寄せどころのない不安に、僕のモチベ-ションはみるみる低下。そして大天井岳分岐に着いた。地図を広げ作戦会議。今日は燕岳、大天井岳はパス、赤岩岳と赤沢山しか僕等の視野にない。
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大下りの頭
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表銀座を行く


つづく・・



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| 日本百高山 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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