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2011年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年11月

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中崎山

先週の穂高から白出沢への下り、笠ヶ岳の遥か下に標高にして半分くらいの低い藪山が見えた。東は焼岳、西穂高から槍ヶ岳へと連なる国内屈指の縦走路。西は笠ヶ岳から抜戸、双六、やがては鷲羽、水晶を経て日本海へと繋がる飛騨山脈の大稜線。この二つのスケ-ルの大きな稜線の間、中崎尾根にこの山は存在する。右俣谷と左俣谷の間に聳える峠尾根、そんな感じの低い稜線である。奥丸山は展望の山として知名度も人気も高く、登山道や標識も整備され訪れる登山者も多い。しかし中崎山に関しては、ほぼ無名でその扱いは随分違ってくる。以前岳登と右俣、奥丸山、左俣と周回した時も、中崎山への進入に躊躇し敬遠した覚えがある。
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前週見た中崎山と中崎尾根(写真中央)  ※その手前が右俣谷、右奥は笠ヶ岳



【山域】中崎山(1744m)
【日時】平成23年10月2日
【天候】曇り
【岳人】穂乃花(小4)、僕


新穂高(7:15)  早朝の登山者専用無料駐車場。シ-ズン終盤ともなったのに、先週にも負けず中々の盛況振りである。ざっと100台は下らないこれら登山者の多くは槍穂高、笠や双六方面に流れ、知名度のない中崎山に登る登山者はまず皆無である。バスタ-ミナルから橋を渡り左俣に入る。左俣林道ゲ-ト手前にある蒲田治山事業所、この道向いのゲ-トが中崎山の起点となる。
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登山者専用無料駐車場
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橋を渡り左俣へ入る  ※穴毛槍(左奥)、中崎山(右)
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笠ヶ岳(左)、緑ノ笠(右)
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蒲田治山事業所向いのゲ-ト

中崎山登山口(7:28)  登山口には立派な標識があり、川向はロ-プウェイの有料駐車場となる。軽い藪漕ぎや道迷いは少なからず想定していたが意外にも踏み跡は明確、一般登山道とたいして変わらない。古びた鉄板の案内標も要所に掲げられているがその文字は消えかけ、過去の反映だけが偲ばれる。急斜面を何度もトラバ-スしながら、九十九折りの急登で高度を稼ぐ。木製の梯子は既に朽ち果て、信用して足を載せでもしたら激しい濁音と共に痛い目に遭う事くらい容易に察しが付く。 
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中崎山登山口
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踏み均された登山道
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古びた標識も多い
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苔生し、折れ易い木梯子
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大岩の脇を通過

倒木(8:19、8:39)  崩れ気味の崖を慎重に通過すると、樹木の合間に眺望が開けた。倒木潜り手前の登山道に腰を下ろし、朝食とする。今日は登山道を塞いだって、こんな場所誰も来やしない。倒木や大岩、古びた木梯子を楽しく越えながら、目標の高度を気にかける。笠見平に近付くにつれ、木製梯子が多くなってきた。梯子は壊れ易いので、なるべく岩に頼った方がいい。 
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橋が見えた  ※中崎山荘(橋左下)、北電中崎発電所(橋右上)
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倒木を潜る
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木梯子が増え出すと、笠見平も近い

笠見平(9:25)  ここが”笠見平”という所なのかイマイチ定かではないが、一先ず登り切ると平らな地帯に出た。かなり年季の入った大木があり、確かに笠方面の眺望が僅かに開けている。この辺り弱冠ル-トを失いそうな箇所もあるが、慎重に挑めば何ら問題はない。頼みの笠ヶ岳の眺望は、上部に雲がかかり、穴毛槍くらいしか望む事は出来ない。樹木の切れ端から、左俣の林道が眼下に見えた。僕は今、中々渋い尾根を歩いている。
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笠見平
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トラロ-プは誤進入防止策
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倒木はまだ比較的新しい
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左俣林道が見えた

中崎山(10:10)  しばらく歩いていたら、右手に刈り払われた道を見つけた。穂乃花を稜線に残し偵察がてら様子を見に行くと、想像通りその終点広場の中央に三角点が鎮座していた。穂乃花を大声で呼び寄せ、目的地到着を祝った。それにしても、これだけ丁寧に伐採してくれた人は一体誰だろう・・。営林署の人だろうか。
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中崎山
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三等三角点

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