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ついに木曽駒、そして三ノ沢~後編

【山域】木曽駒ヶ岳(2956m)、中岳(2925m)、宝剣岳(2931m)、三ノ沢岳(2846m)
【日時】平成23年9月11日
【天候】晴れ後雨
【岳人】岳登(小6)、僕


・・前回の続き

駒ヶ岳頂上山荘(8:12、8:22)   念願の駒ヶ岳登頂を果たし、続けて本来の目的地目指し足を早める。駒ヶ岳頂上山荘に分岐道標があった。どうやら中岳を右に巻く危険コ-スと、中岳山頂を通るノ-マルコ-スとに分かれているようだ。苦せず登り詰めた中岳山頂には、古びた木柱や石造りの祠があった。ヨシ、次は宝剣岳。幼い少女に見とれ宝剣山荘からの登り口を見落としてしまったが、何とか後戻りし登山口へと取り付いた。連続する鎖場に弱冠戸惑うが、別に鎖に頼る必要もなく、難なく宝剣を登り切る。
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中岳
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宝剣岳と宝剣山荘
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宝剣への登り

狭い宝剣岳の山頂で写真を撮り、直ぐに先を向く。目の前の稜線の白けた部分に道標が見える。おそらく分岐道標だろう。稜線の先は檜尾、熊沢、東川、空木岳へと延びる木曽山脈の主稜、2年前の10月に岳登と歩いた稜線となる。そして分岐から右方向は、目指す三ノ沢岳へと続いている。宝剣山頂の先も、延々と鎖場が続く。こちらは先程より少しだけ緊張が走る。ようやく難所を乗越えたようだ。
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宝剣岳山頂は狭い  ※命知らずのス-パ-マン
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三ノ沢岳への縦走路
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檜尾、空木岳へと続く稜線   ※右端に分岐道標が見える
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連続する鎖場
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難所を越えたようだ

三ノ沢岳分岐(9:12、9:23)  この分岐からは千畳敷の駒ヶ岳ロ-プウェイが眼下に見え、案内をするマイク放送もよく響いてきた。ほとんどの登山者は稜線をそのまま直進。分岐から右に折れた三ノ沢方面は静かな稜線歩きとなる。赤石山脈(南ア)を想わせる重厚なダウンアップを乗越え、ようやく本日の折り返し地点へと到着。
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三ノ沢岳分岐  ※背後に聳えるのが三ノ沢岳
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千畳敷 駒ヶ岳ロ-プウェイ

三ノ沢岳(10:26、10:48)  山頂には既に2組のパ-ティ-がおり、予想外に山頂は賑やかだった。昼食におりぎりを頬張り、束の間の休息。デジカメの調子が悪いが、肝心な登頂写真は無事撮れただろうか。重い腰を上げ、そろそろ帰路につく。何せ、帰りも長いのだ。道中何人かの単独行にすれ違う。百高山を目指す人以外誰も来ないだろうと思っていただけに驚きであった。縦走路から少し下りた所に水量豊富な沢があり、水の音が心地良く響き渡る。先程下った分だけ、帰りは辛い登りとなる。予想通りに長く辛い最後の登りに耐え、何とか分岐道標まで戻って来た。
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三ノ沢岳

三ノ沢岳分岐(11:52、12:02)  疲労も確実に蓄積され、宝剣越えは余程慎重に挑む。鎖に慣れない山ガ-ルが悲鳴にも似た歓声を上げ、非常に危なっかしい足取りでこちら側に向かって来た。『鎖はこの先、まだまだ続きますよ!』。少し大袈裟な言葉を送ってみたが、彼女は不安げな笑みを浮かべ先へと消えていった。

宝剣山荘(12:27、12:44)  宝剣山荘で昼食のおにぎりの残りを平らげる。何せこのおにぎり、かなり大きい為簡単には食べ切れない。ここからは駒飼ノ池、濃ヶ池経由の迂回ル-トを辿るとする。登山道は随所に沢水と出合い、水に困る事はない。今回桂小場から歩んできた一連のル-トは、至る所に水が溢れ、背負う荷も普段よりかなり軽く済んだ。
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この迂回ル-トは、至る所で豊富な沢水に出合う
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駒飼ノ池、濃ヶ池経由の迂回ル-ト

濃ヶ池(13:32、13:42)  駒飼ノ池は水が完全に涸れていたが、濃ヶ池は涸れ気味であった。剥き出しの池底は、テントでも張れそうな大きな平地となっている。何故かここにはコガネムシが異様に多く、足先から胸元まで体全体を這うように何匹もへばり付いてくる。何か生物はいないかな・・、僅かに残る池の水面を覗き込む。ここでも多くのコガネムシが泳いでいるのか溺れているのか、何匹も何匹も水面でもがいていた。濃ヶ池から一歩きすると、八合目分岐。いよいよ稜線歩きも終盤に差し掛かる。ここに来て雨が降り出してきた。雨具装着。パラパラと降り始めた少量の雨は直ぐに激しさを増し、逃げ込むように西駒山荘に飛び込んだ。
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濃ヶ池
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濃ヶ池のコガネムシ

西駒山荘(14:38、14:48)  山荘内、客は一人もおらず、実に閑散としていた。部屋の奥から顔を覗かせた山荘の主に挨拶をし、中のベンチで雨宿りさせてもらう。彼の言う通り、激しい夕立は直ぐに止んだ。再び本格的に降り出さない内に、急いで下らなければならない。長らく楽しませてもらった稜線とは胸突の頭で別れ、ここからは樹林帯の下りが続く。1300m弱の標高を、終点桂小場に向け一気に下げるのだ。

大樽避難小屋(15:57、16:08)   腕時計が示す標高と何度も睨めっこを繰り返し、ようやく大樽避難小屋に到着。小屋の中で、雨具の上を脱ぎ、板敷きに横たわり休憩を取る。
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最後の森歩き

野田場(16:42、16:50)  今朝方、食欲がなく死にそうな顔をしていた岳登だが、下山間際いつだって顔をしかめているのは僕の方。『遅っせ~な、さっさと登れよ!』、と行きにハッパをかけていた立場は完全に逆転。親父の威厳は既にない。
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野田場

桂小場(17:46)  ブドウの泉での最後の小休止を経て、計画通り明るいうちに山行を終えた。野田場のベンチで休憩中スル-で越して行った男女のアベックは、既に駐車場にはいなかった。僕の余力は僅かにまだ残っている程度だが、岳登については後2、3時間は平気だろう。この差は今後開く一方である事は、今更言うまでもない。 
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桂小場

着替えを済ませ、一目散に信濃路へと向かう。前回訪れた時は盆で臨時休業だっただけに、軒先のネオンを目にした時は喜びが走った。いつのもカウンタ-左端に座り、いつものメニュ-を注文。いつもに増して御飯の量が多い。何とか器半分を食べ終え、持ち帰り用のパックに詰める。いつもは3パックだが今回は4パック、これは家で待つ妻や子供への土産となる。満腹になった後は、帰路2時間のドライブが待っていた。僅か下道2時間の行程だが、この疲労具合ではかなり辛い。長持ちするアイスクリ-ムをゆっくり食べながら、何とか30分は持ち耐えた。そんな眼も、食べ終えると終に反抗を開始。危なっかしい運転の挙句、30分の仮眠を点々と3回取り、深夜無事帰宅。助手席で爆睡している岳登を横目に、大人として辛い登山の後始末に悲鳴を上げた。
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信濃路のジャンボかつ丼(1100円)
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ジャンボソ-スかつ丼(1100円)



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| '11山行記録 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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