濁河山
【山域】濁河山(1634m)
【日時】平成23年8月6日
【天候】雨
【岳人】岳登(小6)、僕
公衆トイレ駐車場(6:43) 雨天続きのこの週末、下呂市小坂町の2山を目指した。前夜国道41号線を小坂まで走り、濁河温泉方面目指し県道へ入る。しばらく山道を走り、ようやく大平展望台駐車場に到着。宴会を済ませ、今日はここで眠るとする。辺りは鳥の不気味な鳴き声が響き渡り、駐車場脇には”熊に注意!”の警告看板。かなり不安な夜となった。・・そして翌朝。夜半激しい雨が車の天井を大袈裟に叩きつけていたが、朝になり雨は幾分和らいでいる。しかし雨雲が空を覆い、唯一の頼みの見通しは期待出来そうもない。この濁河山、道標もなければ登山道もない。上部までは中電鉄塔の巡視路を辿る事が出来るようだが、その先は完全な薮漕ぎとなる。僅かな情報を掻き集め、今回挑んでいる。駐車場で身支度を済ませ、登山口を探す。公衆トイレの道路向い辺りに、中電の黄色い標識を見つけた。No.40鉄塔を指すその方向へ足を進める、いよいよ登山の開始。登り口付近では工事車両がやけに目に付く。大掛かりな工事で現況は大きく崩れ、いきなりどこが巡視路か分かりづらい。県道口から作業用道路に沿って何度か回り込む。尚も作業道は上へと延びているようだが、巡視路のような道筋が左手に確認出来た。巡視路の確信はないが、思い切ってその道筋に入り込む。明らかに手入れされているような通路、所々木々に取り付けられたピンクテ-プ、これは巡視路に違いない。

駐車場向いが登り口

作業用道路と分かれ、中電巡視路へ
通路は随所で谷沿いに並行、刈り払いも完璧で進む先に迷いはない。しばらくすると中電標識が現れた。No.39、40鉄塔の分岐とある。やはりこの通路は巡視路で間違いなかったようだ。ここに来て、視界が突如開ける。正面奥に見えるのは、たぶんNo.40鉄塔だろう。更に進み森を抜けると、作業用道路に出た。登り口で分かれたあの道の延長だろうか・・。ここから再び巡視路に入り、更に進む。すると山頂直下に聳えるNo.40鉄塔に到着した。

谷沿いの道

No.39、40鉄塔分岐標識

No.40鉄塔へと進む

作業用道路に合流
No.40鉄塔(7:18) 送電線の延びる方向に、刈り払いされた通路が続いている。これと垂直方向にも道らしき筋が付いている。周囲一帯を見渡したところ、山頂は後者の方とみた。進み始めると直ぐに背丈大の笹薮に捕まり、たまらず足を止める。雨で薮は濡れており、尚更たちが悪い。一応薮の下には道筋が残り、慎重に進めば迷う事はない。やがて伐採木の集積箇所に出た。これは明らかに人の気配だな・・と思った矢先、再び作業用道路が姿を現した。どこから延びてきているのか、相変わらず察しが付かない。登り口で見た一連のものだろう。深い雨薮に耐え、まだかまだかと山頂の登場を待つ。山頂部に着いてからが異様に長く感じたが、ふと薮道の右脇に三角点の表示杭を見つけた。振り返ると、先人が残した山頂プレ-トも木に掲げてあった。

No.40鉄塔からは後方へ進む

雨薮に埋れる岳登(写真中央)

伐採木の集積箇所

再度作業用道路の出現
濁河山(7:39、7:55) No.40鉄塔からの雨薮が中々大変だったが、道筋はしっかりとあり、結局目印のテ-プは山頂まで随所に取り付けられていた。山頂も深い薮に覆われているが、三角点や山頂標識はあっけなく見つける事が出来た。薮の下に身を寄せ、朝食に特大のおにぎりを頬張る。雨が冷たく、飛び虫が非常に嫌らしい。だが満足感で気分は高揚し、とても美味しく頂けた。岳登は雨や薮に打たれ、寒い寒いと言って食欲がない。

濁河山

三等三角点

薮で雨宿り
朝食を終え、早々と山頂を後にする。道を外れないように慎重に薮を漕ぎ、難なくNo.40鉄塔まで下りてきた。そこからの巡視路はさしたる難所もなく、やがて登り口の県道が目に入ってきた。
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No.40鉄塔

作業用道路
公衆トイレ駐車場(8:34) この僅か2時間足らずの山行ではあったが、それなりに充実したものとなった。この後県道を小坂町まで下り続いて大ゾレ山へと向かう予定でいたが、この雨の中、更に厳しい薮漕ぎに挑む気概は既に失せていた。下島温泉ひめしゃがの湯の源泉に浸かり、炭酸泉を飲んで家路へと向かった。

公衆トイレ駐車場
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【日時】平成23年8月6日
【天候】雨
【岳人】岳登(小6)、僕
公衆トイレ駐車場(6:43) 雨天続きのこの週末、下呂市小坂町の2山を目指した。前夜国道41号線を小坂まで走り、濁河温泉方面目指し県道へ入る。しばらく山道を走り、ようやく大平展望台駐車場に到着。宴会を済ませ、今日はここで眠るとする。辺りは鳥の不気味な鳴き声が響き渡り、駐車場脇には”熊に注意!”の警告看板。かなり不安な夜となった。・・そして翌朝。夜半激しい雨が車の天井を大袈裟に叩きつけていたが、朝になり雨は幾分和らいでいる。しかし雨雲が空を覆い、唯一の頼みの見通しは期待出来そうもない。この濁河山、道標もなければ登山道もない。上部までは中電鉄塔の巡視路を辿る事が出来るようだが、その先は完全な薮漕ぎとなる。僅かな情報を掻き集め、今回挑んでいる。駐車場で身支度を済ませ、登山口を探す。公衆トイレの道路向い辺りに、中電の黄色い標識を見つけた。No.40鉄塔を指すその方向へ足を進める、いよいよ登山の開始。登り口付近では工事車両がやけに目に付く。大掛かりな工事で現況は大きく崩れ、いきなりどこが巡視路か分かりづらい。県道口から作業用道路に沿って何度か回り込む。尚も作業道は上へと延びているようだが、巡視路のような道筋が左手に確認出来た。巡視路の確信はないが、思い切ってその道筋に入り込む。明らかに手入れされているような通路、所々木々に取り付けられたピンクテ-プ、これは巡視路に違いない。

駐車場向いが登り口

作業用道路と分かれ、中電巡視路へ
通路は随所で谷沿いに並行、刈り払いも完璧で進む先に迷いはない。しばらくすると中電標識が現れた。No.39、40鉄塔の分岐とある。やはりこの通路は巡視路で間違いなかったようだ。ここに来て、視界が突如開ける。正面奥に見えるのは、たぶんNo.40鉄塔だろう。更に進み森を抜けると、作業用道路に出た。登り口で分かれたあの道の延長だろうか・・。ここから再び巡視路に入り、更に進む。すると山頂直下に聳えるNo.40鉄塔に到着した。

谷沿いの道

No.39、40鉄塔分岐標識

No.40鉄塔へと進む

作業用道路に合流
No.40鉄塔(7:18) 送電線の延びる方向に、刈り払いされた通路が続いている。これと垂直方向にも道らしき筋が付いている。周囲一帯を見渡したところ、山頂は後者の方とみた。進み始めると直ぐに背丈大の笹薮に捕まり、たまらず足を止める。雨で薮は濡れており、尚更たちが悪い。一応薮の下には道筋が残り、慎重に進めば迷う事はない。やがて伐採木の集積箇所に出た。これは明らかに人の気配だな・・と思った矢先、再び作業用道路が姿を現した。どこから延びてきているのか、相変わらず察しが付かない。登り口で見た一連のものだろう。深い雨薮に耐え、まだかまだかと山頂の登場を待つ。山頂部に着いてからが異様に長く感じたが、ふと薮道の右脇に三角点の表示杭を見つけた。振り返ると、先人が残した山頂プレ-トも木に掲げてあった。

No.40鉄塔からは後方へ進む

雨薮に埋れる岳登(写真中央)

伐採木の集積箇所

再度作業用道路の出現
濁河山(7:39、7:55) No.40鉄塔からの雨薮が中々大変だったが、道筋はしっかりとあり、結局目印のテ-プは山頂まで随所に取り付けられていた。山頂も深い薮に覆われているが、三角点や山頂標識はあっけなく見つける事が出来た。薮の下に身を寄せ、朝食に特大のおにぎりを頬張る。雨が冷たく、飛び虫が非常に嫌らしい。だが満足感で気分は高揚し、とても美味しく頂けた。岳登は雨や薮に打たれ、寒い寒いと言って食欲がない。

濁河山

三等三角点

薮で雨宿り
朝食を終え、早々と山頂を後にする。道を外れないように慎重に薮を漕ぎ、難なくNo.40鉄塔まで下りてきた。そこからの巡視路はさしたる難所もなく、やがて登り口の県道が目に入ってきた。
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No.40鉄塔

作業用道路
公衆トイレ駐車場(8:34) この僅か2時間足らずの山行ではあったが、それなりに充実したものとなった。この後県道を小坂町まで下り続いて大ゾレ山へと向かう予定でいたが、この雨の中、更に厳しい薮漕ぎに挑む気概は既に失せていた。下島温泉ひめしゃがの湯の源泉に浸かり、炭酸泉を飲んで家路へと向かった。

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| '11山行記録 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑