白峰から仙塩尾根へ(1)
【山域】中白根山(3055m)、間ノ岳(3189m)、三峰岳(2999m)、安倍荒倉岳(2692m)、新蛇抜山(2667m)、北荒川岳(2697m)、北岳(3193m)、小太郎山(2725m)
【日時】平成23年7月23日
【天候】晴れ
【岳人】岳登(小6)、僕
1日目
広河原(8:00) 早朝、長野県側の仙流荘から林道バスに乗る。先月来た時と比にならない程登山者は多く、駐車場は一杯、バスを待つ列もかなりの長蛇となっている。始発前に出た臨時便に乗り、まずは1時間かけて北沢峠へと移動。ここは人気の甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳への登山基地となっている。ここでバスを乗り換え、山梨県側北岳の登山基地となる広河原へと移動。広河原に着くなり目に付くのが、アルペンプラザ。ここには土産物やバスの切符売場、山岳雑誌を備えた休憩所やトイレ、ロッカ-や給水設備まで完備されている。立派過ぎるこの施設を見学し、予定通り8時ちょうどに登山開始。野呂川に架かる吊橋を渡ると、目の前には北岳が白い岩肌を抱え高々と聳えていた。登りは大樺沢を辿る事とする。このル-トは水がかなり豊富、随所で登山道は沢と接し、その度に冷たい沢水で頭や顔、喉を潤す事が出来た。

仙流荘バス停

野呂川に架かる吊橋

清流で涼む
水場(8:57、9:08) 清流沿いの爽快な登山道を詰めて行くと、次第に視界が開けてきた。目指す北岳は直ぐ近くに聳えている。意外と近いんだな・・、見上げる稜線目掛けその距離を縮める事に身を置いた。

大樺沢コ-スは水が豊富
水場(9:57、10:10) 今日は快晴の休日、登山者もかなり多く、そのスタイルも実に様々だ。お洒落な姿に身を包んだ今流行の山ガ-ルや山ボ-イ、どの山域でも登山者の大半を占めている御存知中高年登山者の先輩方、それに滅多に目にしないのが僕等のような親子連れ。水量豊富な沢沿いの爽快ル-トではあるが、稜線までの登りが見た目以上にきつい。たまらず大きな岩に腰を下ろし、しばし休憩とする。たっぷり濡らした保水ハチマキを額に巻き、再び稜線目指し足を進める。しばらくすると二俣の分岐道標が現れた。ここにはチップ制公衆トイレもあるようだ。ここでコ-スは3方向に分かれるが、直進の八本歯のコル方向へと進む。振り返ると鳳凰三山がその峰を広げ、急登に喘ぐ登山者を応援している。

二俣分岐道標

鳳凰三山を背に
最後の水場(11:42、12:08) 斜度も徐々に増し、見上げていた青空との距離もどれだけか縮まってきた頃、道標が現れる。沢は斜度を増し尚も真直ぐ上へと延びているが、登山道は右へと巻きにかかった。従ってここが沢水とのお別れ、最後の水場となる。よく整備された丸太の急階段を幾つか登り切ると、終に稜線に出た。ここが八本歯のコル、痩せ細った狭い鞍部である。

この道標が最後の水場 ※ただし北岳山荘でもセルフの有料で水が手に入る

工作物が出てくるとコルも近い

八本歯のコル
分岐道標(12:50、13:00) 急な痩せ尾根を登り切り、”トラバ-ス道分岐点”の道標で少し休む。ここで北岳山荘方向、北岳山頂方向とに分かれる。先程からガスが一帯を覆い、既に視界はない。富士山でもよく見かけたが、必死に酸素缶を吸う山ボ-イ、山ガ-ルの姿があった。腰を上げ山荘を目指す。巨大な岩肌を巻くように登山道は続き、危険な箇所には工作物が設けられている。通行には注意が必要だが、見た目ほど危なくもない。ガスの立ちこめる中、可憐に咲く様々な高山植物に見とれていると、本日の目的地北岳山荘に到着した。

トラバ-ス道分岐道標

通行注意 ※見た目ほど怖くない

ミヤマムラサキ
北岳山荘(13:28) 山荘で受付を済まし、テント設営。時刻がまだ早い為、山荘やトイレ寄りの好位置に場所を確保。登山靴からサンダルに履き替え、甘いスイ-ツを食べて一服する。これだけ密集しているテント場では、ラジオも思うように流せない。ラジオとウィスキ-をポッケに入れ、稜線上をぶらぶらと散策。やがて暮れも迫り、テント場に戻って夕食タイム。先日名古屋で偶然見つけたグリ-ンカレ-の味は、残念ながら本場タイとは比べものにならなかった。

北岳山荘テント場

グリ-ンカレ-・ラ-メン
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【天候】晴れ
【岳人】岳登(小6)、僕
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広河原(8:00) 早朝、長野県側の仙流荘から林道バスに乗る。先月来た時と比にならない程登山者は多く、駐車場は一杯、バスを待つ列もかなりの長蛇となっている。始発前に出た臨時便に乗り、まずは1時間かけて北沢峠へと移動。ここは人気の甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳への登山基地となっている。ここでバスを乗り換え、山梨県側北岳の登山基地となる広河原へと移動。広河原に着くなり目に付くのが、アルペンプラザ。ここには土産物やバスの切符売場、山岳雑誌を備えた休憩所やトイレ、ロッカ-や給水設備まで完備されている。立派過ぎるこの施設を見学し、予定通り8時ちょうどに登山開始。野呂川に架かる吊橋を渡ると、目の前には北岳が白い岩肌を抱え高々と聳えていた。登りは大樺沢を辿る事とする。このル-トは水がかなり豊富、随所で登山道は沢と接し、その度に冷たい沢水で頭や顔、喉を潤す事が出来た。

仙流荘バス停

野呂川に架かる吊橋

清流で涼む
水場(8:57、9:08) 清流沿いの爽快な登山道を詰めて行くと、次第に視界が開けてきた。目指す北岳は直ぐ近くに聳えている。意外と近いんだな・・、見上げる稜線目掛けその距離を縮める事に身を置いた。

大樺沢コ-スは水が豊富
水場(9:57、10:10) 今日は快晴の休日、登山者もかなり多く、そのスタイルも実に様々だ。お洒落な姿に身を包んだ今流行の山ガ-ルや山ボ-イ、どの山域でも登山者の大半を占めている御存知中高年登山者の先輩方、それに滅多に目にしないのが僕等のような親子連れ。水量豊富な沢沿いの爽快ル-トではあるが、稜線までの登りが見た目以上にきつい。たまらず大きな岩に腰を下ろし、しばし休憩とする。たっぷり濡らした保水ハチマキを額に巻き、再び稜線目指し足を進める。しばらくすると二俣の分岐道標が現れた。ここにはチップ制公衆トイレもあるようだ。ここでコ-スは3方向に分かれるが、直進の八本歯のコル方向へと進む。振り返ると鳳凰三山がその峰を広げ、急登に喘ぐ登山者を応援している。

二俣分岐道標

鳳凰三山を背に
最後の水場(11:42、12:08) 斜度も徐々に増し、見上げていた青空との距離もどれだけか縮まってきた頃、道標が現れる。沢は斜度を増し尚も真直ぐ上へと延びているが、登山道は右へと巻きにかかった。従ってここが沢水とのお別れ、最後の水場となる。よく整備された丸太の急階段を幾つか登り切ると、終に稜線に出た。ここが八本歯のコル、痩せ細った狭い鞍部である。

この道標が最後の水場 ※ただし北岳山荘でもセルフの有料で水が手に入る

工作物が出てくるとコルも近い

八本歯のコル
分岐道標(12:50、13:00) 急な痩せ尾根を登り切り、”トラバ-ス道分岐点”の道標で少し休む。ここで北岳山荘方向、北岳山頂方向とに分かれる。先程からガスが一帯を覆い、既に視界はない。富士山でもよく見かけたが、必死に酸素缶を吸う山ボ-イ、山ガ-ルの姿があった。腰を上げ山荘を目指す。巨大な岩肌を巻くように登山道は続き、危険な箇所には工作物が設けられている。通行には注意が必要だが、見た目ほど危なくもない。ガスの立ちこめる中、可憐に咲く様々な高山植物に見とれていると、本日の目的地北岳山荘に到着した。

トラバ-ス道分岐道標

通行注意 ※見た目ほど怖くない

ミヤマムラサキ
北岳山荘(13:28) 山荘で受付を済まし、テント設営。時刻がまだ早い為、山荘やトイレ寄りの好位置に場所を確保。登山靴からサンダルに履き替え、甘いスイ-ツを食べて一服する。これだけ密集しているテント場では、ラジオも思うように流せない。ラジオとウィスキ-をポッケに入れ、稜線上をぶらぶらと散策。やがて暮れも迫り、テント場に戻って夕食タイム。先日名古屋で偶然見つけたグリ-ンカレ-の味は、残念ながら本場タイとは比べものにならなかった。

北岳山荘テント場

グリ-ンカレ-・ラ-メン
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| '11山行記録 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑