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仙丈ヶ岳と信濃路

【山域】小仙丈ヶ岳(2855m)、仙丈ヶ岳(3032m)
【日時】平成23年6月26日
【天候】雨後曇り
【岳人】岳登(小6)、僕


北沢駒仙小屋(4:37)   標高2030mの北沢峠。夜半も意外に寒くなく、長袖長ズボンを1枚着込み寝袋に包まるだけで快適に眠る事が出来た。腕時計のアラ-ムは5分間隔で数回設定していたが、予感的中、沢の音に掻き消されアラ-ムの音に気付く事はなかった。周りのざわめきに助けられ、3時半起床。テントの屋根には、雨が音を立て降り落ちている。湯を沸かし、目覚めの一杯を飲む。荷造りを済まし出発する頃には、先程の雨も何とか上がってくれた。テントは設営したまま、昨日と同じ日帰りスタイルで仙丈を目指す。テント場からバスの走る南アルプス林道に出で、すぐ向かいが登山口となる。森の中を抜け、二合目の広場に出た。
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早朝のテント場

三合目(5:26、5:43)  続いて三合目。腹ペコだ、ここで朝食とする。おにぎりを頬張っていると、数人のパ-ティ-がやって来た。四合目を越え、やけに看板が目立つ大滝頭五合目は馬の背ヒュッテへの分岐となっている。しかし登山道はロ-プで塞がれ進入禁止のようだ。森林限界を越え、霞む単調な斜面をコツコツと登り詰めると、小仙丈の標柱が見えてきた。
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三合目
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大滝頭五合目
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単調な登り

小仙丈ヶ岳(6:46、6:55)  小仙丈の山頂に立つが、深いガスに覆われ辺りは何も見えない。先の見えない中、足元だけを頼りに前へと進む。微かに浮かぶ前方の道は突如消えてなくなっている。恐る恐る近づいてみると、そこは岩場で先は急降下となっていた。岳登が岩の先端に立つ雷鳥を見つけた。完全に岩と同化し、僕は全く気付かなかった。雷鳥が口ばしを突き出し『グ-グ-』と鳴く。岳登がそれを真似て『グゥ-グゥ-』と奇妙な音を鳴らせば、雷鳥も又『グ-グ-』と対抗するかのように鳴き返す。雨の日はハイマツや名も無き低木が、普段よりも美しく栄えて見えるのは何故だろう。目の前に突き上がった頂が見えた。いよいよ山頂か・・。そうではなかった。又ピ-クが見えたゾ!今度こそ山頂か・・。いや、巻くようだ。そんな事を繰り返し、大仙丈ヶ岳への分岐を越え、ようやく本当の山頂に着いた。
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小仙丈ヶ岳
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雷鳥鳴く
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高山植物
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雨の日はハイマツでさえ美しい
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偽ピ-ク

仙丈ヶ岳(7:45、8:02)  折角の山頂だが、残念ながら何も見えない。本来ならば見晴らしはかなり良いのだろう。少し休憩を取り下山にかかる。下り始めてすぐ、可愛い蕾達と目が合った。蕾は雨の雫を受け、とても綺麗に輝いていた。雷鳥が鳴く。岳登が真似る。雷鳥も真似る。雨の日は雷鳥に尽きる。厳しい環境下になればなる程、出会う確立も大きい。
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仙丈ヶ岳
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蕾と雫が実に綺麗だ

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登山道で唯一の残雪は小仙丈下部のここだけ

2562m森林限界(8:52、9:02)  この先、高山植物とはお別れとなる。結局昨日今日と登山道に残雪はほとんどなかった。北アルプスはまだ2000m以上はかなりの残雪が残っているのに、随分と南アルプスは雪解けが早いようだ。何組かの登山者とすれ違い、予定よりかなり早くテント場に戻って来た。今頃になって青空が見えてきたのが悔しい。
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林道登山口

北沢駒仙小屋(10:03)  僕等以外にも、テントはまだ数張残っている。湯を沸かしコ-ヒ-とス-プを作り、パンの昼食とする。のんびりテント場で最後の時間を過し、13時発のバスに乗り北沢峠を発った。帰路の車窓は天候にも恵まれ、甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳、鋸岳やニホンカモシカまでもが山行を終えた僕等登山者を見送ってくれた。
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テント場で昼食
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バス時刻表(広河原への連結) ※画像クリックで写真拡大
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バスの車窓から望む鋸岳鹿穴
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仙流荘バス停

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