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甲斐駒ヶ岳

【山域】駒津峰(2752m)、甲斐駒ヶ岳(2967m)、栗沢山(2714m)、アサヨ峰(2799m)
【日時】平成23年6月25日
【天候】曇り後雨
【岳人】岳登(小6)、僕


北沢駒仙小屋(7:25)  梅雨の真っ只中、天候は悪そうだがそろそろ本格的に百高山に通わなければならない。ラストの山で掲げる百高山完登タオルを作ってしまった以上、どうしても今年中に達成しなければならなくなった。自ら首を絞める・・、それは自分達を追い込む為の作戦でもあった。前夜、道を間違えつつも、何とか仙流荘バス停の無料駐車場まで到着。バスの始発時間を確認後、車内で就寝。昨夜夜空に見上げていた星への期待は届かず、翌朝の登山当日は小雨混じりのどんより曇り空。南アルプス林道の6:05発の始発バスに乗車。客は少ない。車窓から望める筈の自慢の眺望は今日はなく、運転手のガイドだけが一人空回り。1時間かけ長野側バスの終点、北沢峠着。今日は時間がない、直ぐに北沢駒仙小屋を目指す。小屋でテントの受付のみ済まし、大ザックを受付に預けておく。小屋前の橋を渡ると道標が二つ、ここが登山口となる。仙水峠目指し、沢沿いに進んで行く。
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南アルプス林道バス 仙流荘バス停
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終点北沢峠
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登山口

仙水峠(8:12、8:30)  仙水小屋を越え、岩場混じりの登山道を右に巻くように進んで行くと、そこが仙水峠。そこで待っていたのは、荒れ狂う強風の嵐。岩肌に身を隠し、朝食のおにぎりを頬張る。そして久々の百高山、駒津峰を目指す。辛い樹林帯の急登に喘ぎ、ハイマツ茂る森林限界の先では再び強風に脅かされる事になる。
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強風荒れ狂う仙水峠  ※栗沢山に向かう場合、右の黒い道標は無視

駒津峰(9:29、9:40)  目の前に聳えている筈の甲斐駒だが、今日はその雄姿が望めない。周囲を見渡しても何も見えない、全くの白の世界。折角稼いだ標高をみるみる下げ、巨石群がるコルに出る。伸縮の利かないスキ-ストックを岩陰に隠し、直登コ-スを四つん這いで登っていく。中々楽しい岩登りだ。腕力だけが頼りとなる箇所もあるが、注意していれば危なくはない。すぐそこの筈の山頂は全く見えないが、腕時計の高度機能でおおよその察しは付く。 
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駒津峰
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巨石
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直登、巻き道分岐
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直登コ-ス
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視界ゼロ

甲斐駒ヶ岳(10:40、10:55)  甲斐駒到着。風はかなり強い。草鞋をぶら下げた祠の前には賽銭箱が置かれ、剥き出しの小銭の額はかなりリッチである。広い山頂には、”鋸岳(要注意)5時間40分”の道標もあり、これはかなり険しいコ-ス。僕が出る幕ではない。そして下山。全く視界がない以上、もし直登コ-スを下って道を反れないか不安であった。道を確かめながら慎重に直登コ-スを下り、難無くコルの巨石まで戻る事が出来た。
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甲斐駒ヶ岳
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賽銭

駒津峰(11:40、11:45)  コルから駒津峰まで登り返すと、視界も僅かながら回復傾向に向かってきた。黒い羽根をまとった雷鳥の姿もある。目の前には仙水峠から伸び上がって栗沢山、その稜線の先にはアサヨ峰らしき頂が連なって見えた。
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目指す栗沢山

仙水峠(12:20、12:40)  仙水峠には道標が二つある。だが黒い道標は栗沢山への方向が、あさっての方向を向いている。北沢峠側の色のない道標の示す方向、ケルンとケルンとの間を通って行く。すると山頂目指し、登山道が上へ上へと延びている。登りはかなり辛いが、見事なイワカガミの群生が折れかけた心を癒してくれる。
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仙水峠  ※栗沢山へはケルンとケルンの間を抜けていく
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イワカガミの群生

栗沢山(13:48、14:00)  折角登り切ったのだが、後方の甲斐駒は恥ずかしがって顔を出してくれない。この山頂から北沢峠へと下る事も出来るのだが、百高山であるアサヨ峰を目指し僕等は更に先へと進む。ここへ来て、雨も降り出してきた。何度かアップダウンや巻きを繰り返す。
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栗沢山
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縦走開始

アサヨ峰(14:43、14:55)  アサヨ峰の頂も深い白に覆われていた。先程遠越しに確認出来た登山者二人の姿は、早川尾根の先で話し声だけに変わっていた。山頂での休憩も程々に、早速引き返す事にする。雨で濡れた岩場を慎重に通過。軍手は既にずぶ濡れで、手が段々と冷たくなってきた。ガスは切れそうで、思うように切れてはくれない。『オイ甲斐駒、いい加減顔くらい出せよ!』 栗沢山手前で僕は怒鳴るように吼えた。
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アサヨ峰
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濡れた岩場

栗沢山(15:40、15:50)  その願いが届いたのか偶然か、甲斐駒が駒津峰の稜線と共に一瞬顔を出した。5秒足らずのほんの僅かな出来事であったが、僕はとても嬉しかった。麓の町に薄い虹も架かっている。感激に浸る間もない、寒いので直ぐに下山にかかる。山頂から直接、北沢駒仙小屋まで下りられる岩尾根を下る事にする。予想に反し道は明瞭で、時折麓の南アルプス林道が目に映る。寒さ厳しい森林限界越えに別れを告げると、倒木目立つ樹林帯。既に寒さはなく、快適な足取りで無事初日の山行を終えた。
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栗沢山から望むアサヨ峰(最奥)
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栗沢山から望む駒津峰(左)と甲斐駒ヶ岳(右)
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岩尾根を下る

北沢駒仙小屋(17:00)  予定よりも随分早く戻って来れた。幕営地の沢側にテントを張り、菓子や缶詰をつまみにウィスキ-とサイダ-で乾杯。夕食のラ-メンを各々作り、楽しい時が刻々と過ぎて行く。ラジオのボリュ-ムはかなり上げてはいるが、沢の音には敵わないようだ。日が暮れシュラフに潜ると、寝付くのは早かった。  
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北沢駒仙小屋
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テント場と清流
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トムヤムラ-メン



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