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大洞山

【山域】大洞山(1349m)
【日時】平成23年5月29日
【天候】大雨警報
【岳人】嶺花(小2)、僕


国道脇登山口(8:24)  雨の休日。終日悪い天候だが、元気よく手を挙げた嶺花を引き連れ神岡町へと向かった。そう言えば、嶺花と二人きりで登るのは今回が初めてかも知れない。体力だけは岳登並みのくせに、変な泣き癖がついている。果たして二人きりで大丈夫だろうか・・。本人がどうしても行きたいようなので、まぁいいか。国道41号線を北上。船津の洞門を抜けると、すぐ左手に広い待避所があった。着替えは既に済ませてある。軽く準備体操をし、雨の山へと突入だ。嶺花はカッパを着て山に入るのは初めてらしく、辛さも知らないくせに、昨日から雨の山行をとても楽しみにしている。参道のような登山道をしばらく上がって行くと、鳥居を抱えた神社に到着。屋根付きの休憩小屋で休憩がてら持参した資料を広げ、登山道を確認。車も入れそうな林道を矢印に従い左手に進んで行くと、右手に看板が現れた。直進は林道、左手にも道はあるようだが、右手の登山道から山に入って行く。いきなりかなりの急登が延々と続くが、標高が一気に稼げて都合がいい。1時間近く経過し、嶺花にもお決まりの泣きが入ってきた頃、大洞天狗の岩棚(大洞山7)に到着。
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国道脇登山口(大洞山10)
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神社
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登山道入口(大洞山9)
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ロ-プの急斜面

大洞天狗の岩棚(9:19、9:29)  巨大な岩に寄り添い休憩とする。だが雨を凌ぐ適当な場所がない為、休憩しながらも体力はどんどん消耗していく。嶺花の気力はもはや失せており、水分補給どころか大好きなお菓子も食べようとしない。休憩もそこそこに切り上げ、再び雨の中を突き進む。嶺花は延々と大声で泣き叫び、たまらず次の位置標識(大洞山6)で再び休憩を入れる。”恥かしいぞ嶺花、他に登山者がいたらどうするんだい!” しかしここではお菓子を食べてくれ、見事に完全復活。嶺花曰く、”一回は泣く事に決めているんだ・・” 本来体力だけは誰にも負けない嶺花、一度思う存分泣き叫び体内に眠る邪気を追い払うと、後はすこぶる調子がいい。標高1000mを越え、1200m付近のブナの美林帯を抜け、最後の位置標識(大洞山1)を越えると、ついに山頂の三角点が見えてきた。
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位置標識(大洞山6)
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ブナの美林帯
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位置標識(大洞山1)

大洞山(10:54、11:14)  深い樹木で周囲を覆われた平らな山頂の中央に、三角点がポツリと鎮座。山頂プレ-トは中央の三角点を囲むように3箇所、各々の特徴を誇示するかのように中央を見つめていた。山頂から少し進んだ先に北アルプスが望める展望ポイントがあるのだが、この天候では当然何も見る事は出来ない。山頂には雨を凌ぐ場所もなく、樹木の茂みに腰を下ろし急いで昼食の特大おにぎりを頬張る。雨は容赦なく僕等の背中に次々と舞い落ち、ずぶ濡れの体は次第に極度の冷えを感じ始めてきた。今日は山頂でのお菓子もなし。下山後の温泉だけを楽しみに、食べ終えると直ちに濡れた体を持ち上げた。
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大洞山
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三等三角点

帰りは順調に位置標識を追い越して行く。1、2、3・・と次々と位置標識を越え、あっという間に中間地点の”大洞山5”の標識までやって来た。しかし雨でぬかるんだ泥の急斜面はかなり厄介な存在となり、容赦なく僕等の前に立ちはだかって来る。何度も足を滑らせては転倒、カッパはたちまち泥まみれになってしまう。靴の中やカッパの中は既に水びたしで、足を止めると体温が一気に下がり辛い。それでも何とか苦行に耐え、山頂から一気にゴ-ルまで駆け下りた。
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雨の急斜面、泥が大変滑り易く苦戦した
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鉄塔まで来るとゴ-ルは近い

国道脇登山口(12:50)  車に戻り、荷台の屋根の下で着替えをしていると、消防署の大雨警報発令のアナウンスが響いてきた。こんな日に山に登る人はあまりいないだろうな。そして待ちわびた流葉温泉で登山の疲れを癒し、階下でのんびりお菓子を食べながら漫画を読んだ後、再び温泉に入った。嶺花は辛いながらも今日はとても楽しかったらしく、彼女のハイテンションぶりが僕にはとても嬉しかった。
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国道41号線沿いの待避所  ※洞門を抜けてすぐ
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お疲れ!



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